銀幕のメモワール
劇場公開日:2003年2月8日
解説
第2次大戦と共に消息を絶った銀幕スターの恋人の記憶を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本は「スローガン」のピエール・グランブラ。撮影は「ノー・マンズ・ランド」のウォルター・ヴァンデン・エンデ。音楽は「ショコラ」のガブリエル・ヤーレ。出演は「デュラス 愛の最終章」のジャンヌ・モロー、「スズメバチ」のブノワ・マジメル、「TAXi」シリーズのマリオン・コティヤール、国民的なシャンソン歌手のミシェル・ジョナズほか。
2001年製作/109分/フランス
原題または英題:Lisa
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2003年2月8日
ストーリー
25歳の映画監督サム(ブノワ・マジメル)は、第2次大戦時に消息不明となった伝説の銀幕スター、シルヴァン・マルソー(サガモア・ステヴナン)の生涯をドキュメンタリーにする企画を立てる。サムは、シルヴァンの恋人だった老婦人リザ(ジャンヌ・モロー)を訪ね、過去を語りたがらない彼女に熱意で口を開かせる。結核によりサナトリウムで療養していた若き日のリザ(マリオン・コティヤール)は、映画の撮影で訪れていたシルヴァンと恋におちた。やがて第2次大戦が勃発。フランス全土がドイツに占領され、ナチのユダヤ人狩りが始まった。ユダヤ人のシルヴァンは捕虜収容所を抜け出すが、やがてドイツ軍に連行されてしまう。そしてリザは、ユダヤ人たちの逃亡計画を密告した女を、枕で窒息死させてしまった。つらい思い出をたどりながら、リザは次第にシルヴァンとサムを重ね合わせていることに気づく。一方、サムも自らのアイデンティティを見つめ直し、戦時下にナチの粛正で孤児となり今は余命いくばくもない父(ミシェル・ジョナズ)を映画に出演させることを決意するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエール・グランブラ
- 脚本
- ディディエ・コーエン
- ピエール・グランブラ
- 製作総指揮
- マリー・アストリッド・ランボレイ
- プロデューサー
- ジャン・リュック・アズレイ
- ピエール・グランブラ
- 撮影
- ウォルター・ヴァンデン・エンデ
- 美術
- ピエール=フランソワ・ランボッシュ
- 音楽
- ガブリエル・ヤーレ
- 録音
- パスカル・ダレット
- 編集
- マリー・ソフィー・デュビュ
- 衣装デザイン
- ミミ・レンピツカ
- キャロリーヌ・ドゥ・ヴィヴェーズ
- 字幕
- 丸山垂穂