ミネソタ無頼
劇場公開日:1967年1月14日
解説
アドリアーノ・ボルツォーニの脚本を「続荒野の用心棒」のセルジオ・コルブッチが監督した西部劇。撮影はホセ・F・アグアーヨ、音楽はピエロ・ピッチオーニが担当。出演はキャメロン・ミッチェル、ジョルジュ・リヴィエール、フェルナンド・サンチョ、ディアナ・マーティン、エテル・ロージョほか。
1964年製作/イタリア
原題または英題:Minnesota Clay
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1967年1月14日
ストーリー
“死の監獄”と呼ばれるドラナー刑務所から、ミネソタ・クレイ(C・ミッチェル)は脱獄した。十八年の獄生活にクレイは重症の眼病にかかっていて失明寸前であった。その失明する前に、自分の無罪を証明する仲間フォックス(G・リベール)に逢わなければならなかった。だが、何故かフォックスは、裁判の時にも来ず監獄にも面会に来なかった。クレイは生れ故郷のメサの町に向った。途中、無頼の群に襲われるエステラ(E・ロージョ)を救った。エステラは山賊オルチス(F・サンチョ)の情婦で、メサの町の支配権を争って、オルチスとフォックスが殺しあいをしているのだと聞かされた。メサの町についたクレイは、フォックスが保安官のバッジをつけているのに驚いた。その上、クレイの無実の証人をせせら笑って断った。昔馴染のジョナサンを訪ねたクレイは、そこでナンシーという娘に会った。娘の手首には母の形身だという、半分に切った金貨がつけられていた。クレイはそれをみて、ナンシーが実の娘であることを知った。ジョナサンの口から、クレイの女エリザベスに邪恋を燃やすフォックスが、クレイに殺人の罪をきせて監獄に送り、言うことをきかないエリザベスを射殺した、ということを聞かされた。クレイはナンシーに父親だということを名乗らなかった。これはフォックスを殺さねばならないと思ったからだ。折も折、オルチスとフォックスが真正面からぶつかった。オルチスは倒され、フォックスはメサの実権を握った。クレイはフォックスに決闘を通告した。そして、クレイは、エリザベスとの間にできたナンシーを十八年間育ててくれたジョナサンに報いるため、お尋ね者となった自分がメサの町にいるということをドラナー刑務所にジョナサンの名前で知らせた。賞金がでているからだ。だが、クレイの眼病は重く、ほとんど失明状態だった。クレイは決闘を夜にえらんだ。そして、フォックスの部下たちを、闇の戸外に誘い出し、一人一人倒していった。そして最後に残ったフォックスも、盲目のクレイの前に倒されていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- セルジオ・コルブッチ
- 脚本
- アドリアーノ・ボルツォーニ
- 撮影
- ホセ・F・アグアーヨ
- 音楽
- ピエロ・ピッチオーニ