きれいなおかあさん

劇場公開日:

解説

耳の不自由な息子と二人で健気に生きる母親の前に次々と立ちはだかる試練と、親子の愛情の物語。監督は「心の香り」のスン・ジョウ。撮影監督は「シュウシュウの季節」のリュ・ユエ。音楽は「ただいま」のチャオ・チーピン。出演は「さらば、わが愛 覇王別姫」のコン・リー、本作が映画初出演で、幼少時の医療ミスが原因で耳が不自由なガオ・シン、「天上の恋歌」のリュ・リーピンほか。

1999年製作/90分/中国
原題または英題:漂亮媽媽(Breaking The Silence)
配給:ムービーテレビジョン=JCP
劇場公開日:2002年6月8日

ストーリー

改革解放政策の最中の北京。イーリン(コン・リー)は耳の不自由な息子のジョン・ダー(カオ・シン)と二人暮らし。夫はジョンの耳を理由に去った。小学校の入学試験で、校長に聾唖学校を勧められ、補聴器を付ければ支障はないのに不合格になる。学校に入れてもらえないのなら、イーリンは無学な自分が言葉を教えようと努力を誓い、冷たい世間と家計の重圧に悩みながらひたすら工場で働く。工場長から昇進の話を持ち掛けられるが、息子と過ごす時間のために断る。すでに新しい妻のいる前夫はジョン・ダーに「苛められたら虐め返せ」と教える。補聴器のことをからかわれたジョン・ダーは喧嘩をし、補聴器が壊れてしまう。「これはあなたの耳なのよ!」とイーリンは傷付く。新しい補聴器を買うために前夫に資金繰りの相談をするが断られる。親友の勧めで無許可のまま露天で本を売るが警察に捕まる。少しでも息子と過ごせるように新聞配達と家政婦の仕事を始めた彼女は全力で息子に生きる事の素晴らしさを教える。しかし、前夫が事故で死に孤独感が募る。やっと買う事ができた高価な補聴器だが、頑なにそれを付けることを拒むジョン・ダー。イーリンの葛藤と共に彼も自我が芽生え始めていたのだ。しかし、必死で働く母の姿を幼い瞳で見つめるうちに、閉ざしかけていた心を開くのだった。

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