さらば、わが愛 覇王別姫
劇場公開日 2022年6月3日
解説
2人の京劇俳優の波乱に満ちた生きざまを描き、中国語映画として初めてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した一大叙事詩。京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇役者の愛憎と人生を、国民党政権下の1925年から、文化大革命時代を経た70年代末までの50年にわたる中国の動乱の歴史とともに描いた。デビュー作「黄色い大地」で注目され、本作の成功によって中国第5世代を代表する監督となったチェン・カイコーがメガホンをとった。1925年の北京。遊女である母に捨てられ、京劇の養成所に入れられた小豆子。いじめられる彼を弟のようにかばい、つらく厳しい修行の中で常に強い助けとなる石頭。やがて成長した2人は京劇界の大スターとなっていくが……。時代に翻弄されながらも愛を貫こうとする女形の程蝶衣(チェン・ディエイー)をレスリー・チャンが演じ、恋敵の高級娼婦役でコン・リーが出演した。
1993年製作/172分/中国・香港・台湾合作
原題:覇王別姫 Farewell My Concubine
配給:アスミック・エース
日本初公開:1994年2月11日
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
21年ぶり?いや22年ぶりか。
子供のころはよくわからなかったが、蝶衣と菊仙の愛憎がすごかった。小楼かすむ。なんだかんだ菊仙と小楼が長年連れ添っていたのが意外。菊仙はすごく小楼のために動いてるし。しかしあの裏切り…。恋敵として憎まれ役だけど、強かさと優しさと哀しさをコンリーがうまく演じていたと思う。あとはレスリーチャンの美しさ。身のこなし。
鏡越しの視線、赤などモチーフに注目してもう一度みたい。
93年当時、今の中国みたいになるとは思わなかったな。前半の子供たちの過酷な暮らしが現代で見ると殊更きつい。
映画好きな方や海外では有名なのかもしれないけど、私は全然知らなかった作品。
壮大な歴史物で、恋愛映画でもあり、
今でいうLGBTもじっくり描かれた内容。
普遍性のある大作で名作です。
映画を漁り始めて少し経つと、
好きなジャンルで知らない大作なんて
まだあるんだろうかとか思い始めるけど、
まだまだあったなあ。
京劇をテーマに、中国の様々な歴史の中で揺れ動く二人の男の愛憎劇。1993年作、パルムドール受賞。
面白い中国映画など正直ないと思っていたが、目が醒めるというか、凄まじい名作。3時間もなんのその、重厚で妖艶で、作品が纏う気は優雅で絶品。
冒頭の凄まじい血まみれの稽古シーンから、成功した後も様々な挫折、あれほどまでに慕いあった二人が憎しみ合う変化までが見事に描かれており、もう言葉がうまく見つからないほど素晴らしい作品だった。レスリーチャンのあまりに美しい女形演技は強く脳裏に刻み込まれた。
検閲ばかりの今の中国ではもう二度と作られない、奇跡のような映画だろう。
今渋谷のル・シネマでリバイバルで上映しており、ぜひ映画館で観たかったのだが、ル・シネマはすぐに満席、全く観られないので我慢できずにDVDでみてしまったが、まさかこれほどのものとは。
おみそれいたしました。
霸王别姬胶片版东京重映,去看了。我买的位置不好,第一排中间偏右,两小时40分钟感觉脖子要断。但是正因如此才如此近距离的欣赏到这部影片,胶片的每一处划痕,镜头的每一次抖动,每一处光影交错都看得清清楚楚。电影本身看过很多次,已经很难再有新的想法,唯有小赖子自杀时,扑面而来的尘土,让我揪心。另外我旁边坐了两个日本辣妹,剧终鼓掌的时候,她俩都惊了,不知道看懂了没。
すべての映画レビューを見る(全27件)