小説家を見つけたら
劇場公開日:2001年3月10日
解説
秀才高校生と伝説の小説家の交流を描いた感動作。監督は「サイコ」のガス・ヴァン・サント。製作は「地上より何処かで」のローレンス・マークほか。脚本はマイク・リッチ。撮影は「天井桟敷のみだらな人々」のハリス・サヴィデス。衣裳は「リプリー」のアン・ロス。出演は「エントラップメント」のショーン・コネリー(製作も)、映画初出演のロブ・ブラウン、「スター・トレック 叛乱」のF・マーリー・エイブラハム、「X|メン」のアンナ・パキン、「シャフト」のバスタ・ライムスほか。
2000年製作/136分/アメリカ
原題または英題:Finding Forrester
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2001年3月10日
ストーリー
NYのブロンクス。黒人の高校生ジャマール・ウォレス(ロブ・ブラウン)は、プロのバスケットボール選手を夢見つつも、実は大変な文学少年。そんな彼が、アパートの部屋に引きこもっている謎の老人と知り合う。彼は40年前にピュリツァー賞に輝いた処女作一冊だけを残して文壇から消えた幻の小説家、ウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)だった。二人の間にはやがて師弟関係のような友情が生まれ、ジャマールは文学の才能を開花し、フォレスターは長年閉ざされていた心を開いていく。そんな時、ジャマールの才能に気づき嫉みはじめていたロバート・クローフォード教授(F・マーリー・エイブラハム)が、ジャマールの提出した作品のタイトルがフォレスターの昔発表したエッセイと同じ副題を持っていることを糾弾するという事件が起こった。ジャマールは退学の危機にさらされるが、作文シンポジウムの時、それまで決して一人では外出しようとしなかったフォレスターが現われ、ジャマールを助ける。そしてフォレスターは、故郷スコットランドへ旅立った。やがて彼は亡くなり、ジャマールは弁護士からフォレスターの遺品を受け取るのだった。