ザ・コンテンダー

劇場公開日:

解説

副大統領の急死に伴いアメリカ史上初の女性副大統領候補の指名を受けた一人の議員と、それを阻止しようとスキャンダルを持ち出して攻撃する政敵たちとの息詰まる攻防を描いた政治ドラマ。出演は「クルーシブル」のジョアン・アレン。

2000年製作/127分/アメリカ
原題または英題:The Contender
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2001年6月23日

ストーリー

副大統領が死亡し、大統領(ジェフ・ブリッジス)は後任に女性上院議員レイン(ジョーン・アレン)を指名する。だが、議会承認で委員長を務める下院議員のラニヨン(ゲイリー・オールドマン)は、対立候補を副大統領に就任させようとレインへの攻撃を開始。大学時代のセックス・スキャンダルを暴き、レインを追い詰めていく。だが、レインは黙して語らず、悠然と危機に立ち向かっていく。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ジョアン・アレン
最優秀助演男優賞 ジェフ・ブリッジス
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映画レビュー

4.0男性なら武勇伝になるが、女性なら許されないこと

2024年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

副大統領に指名された女性政治家を巡る政争を描いた物語。

良く出来たポリティカルドラマです。
副大統領候補に指名された若き女性代議士。女性であること、あるいは、そのリベラルな思想に反感を持つ保守系代議士から強烈な攻撃に晒される様子が描かれます。

物語は後半までは私好みのリアル路線。特に、公聴会のシーンは秀逸です。悪意ある言葉で質問を繰り返す保守系代議士。その言葉の刃に、硬直する主人公。主人公の苦悩が、自分のことのように感じられ胸が苦しくなります。

ただ、終盤に映画的な面白さを求めたのは、個人的には好みではありません。もう少し、抑えた方が映画全体の完成度は高まったのではないでしょうか?

私的評価は4にしました。

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よし

3.5ゲイリーオールドマンのリアルハゲメイクに気合いを感じる

2024年10月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

幸せ

ジェフ・ブリッジズの演技も凄い。主人公の女性は自分の大学時代のスキャンダルに対して、事実を話せば何でもないことでも、主義として最後までそのことを弁明しなかった。そこが素晴らしい。最後の大統領の民主主義に対する感動的なスピーチはアメリカでまったくそれができていない現実に対してのアメリカ映画らしい希望のファンタジーだろう。いまだ収まらない戦争の歴史は国を代表する男のメンツのようなもので起きている。子供の頃の校庭や砂場の縄張り争いから始まって男は戦うことが好きな本能を持っている。女性にはほとんどそれがない。政治は女にやらせた方がつまらないことから発する争いが無くなることに人類は気づき始めている。各国とも早く代表を女性にするべきだ。そうすれば少なくとも戦争は無くなる。

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ブロディー署長

2.0セックススキャンダル

2022年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

4.5政治が正義と公正を貫く困難と向き合え

2015年12月19日
iPhoneアプリから投稿

衝撃のラスト。権力闘争のすえ謀略に身を堕とす政治家、民主主義を牽引するアメリカにも未だ厳然と存在するガラスの天井に打ち砕かれようとする信念、そして政治家の極みであるアメリカ大統領自らが正義と公正を全身全霊をかけて世に問うスピーチ。心が揺さぶられる。

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Sean

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