ワンダとダイヤと優しい奴ら

劇場公開日:

解説

1300万ポンドの宝石をめぐって、ひとりのセクシーな女性と、彼女を取り巻く男達の騒動を描くコメディ映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴ・アボットと主演のジョン・クリース、製作はマイケル・シャンバーグ、監督はチャールズ・クライトン、原作・脚本はクリースとクライトン、撮影はアラン・ヒューム、音楽はジョン・デュプレが担当。出演はほかに、ジェイミー・リー・カーティス、ケヴィン・クライン(88年米アカデミー賞助演男優賞)ら。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:A Fish called Wanda
配給:MGM/UA映画=UIP
劇場公開日:1989年4月8日

ストーリー

周到な準備の末、ロンドンのハットン・ガーデンズで1300万ポンドの宝石泥棒をやり遂げた4人組の中の、アメリカ人のオットー(ケヴィン・クライン)とワンダ(ジェイミー・リー・カーティス)は、兄妹というふれこ人だが本当は嘘で、愛しあう2人はダイヤを独占しようと、警察に犯人はボス格のジョージ(トム・ジョージソン)であると通報、彼はすぐに逮捕されたが、秘密の金庫にダイヤはなく、2人は愕然とする。その頃ジョージは、留置所に面会に来た弁護士のアーチー(ジョン・クリース)と裁判の打ち合わせをし、その後やって来たワンダとオットーに、万一の時は宝石を返し、それでも駄目な場合は共犯の名を告げると語るのだった。ダイヤのありかを求めて仲間のケン(マイケル・ペリン)の家に忍び込んだオットーとワンダは、ジョージがダイヤを隠した金庫の鍵を、ケンが熱帯魚を飼っている水槽の中の小物入れに隠すのを盗み見て、こっそりと奪い、ワンダは自分のペンダントの中にしまい込むのだった。しかしそれが何の鍵か知ることのできないワンダは、アーチーの事務所を訪ね、司法倫理に反すると口を閉ざす彼に色仕掛けで迫るのだった。やがてアーチーもワンダの虜となり、ワンダのペースで事が進むかと思った瞬間、嫉妬に狂ったオットーがどこからともなく現われ、事態は混乱する。おまけにオペラ見物に出掛けたはずのアーチーの妻ウェンディ(マリア・エイトケン)が突如帰宅し、慌てたアーチーは、ワンダが床に落としたペンダントを妻へのプレゼントと、ウェンディを喜ばせ、場を取り繕うのだった。ワンダからペンダントを母の形見と聞かされたアーチーは、泥棒に入られた擬装工作の末に、それを彼女のもとに返すことに成功する。ところがふとしたことからウェンディは、夫の浮気を知り、ワンダがジョージのアリバイを覆す証言をしたことから大乱闘騒ぎと化した裁判の席で、それを確信する。妻から離婚を言い渡されたアーチは、ジョージにダイヤを出して減刑するしかないと告げるが、その頃ケンを脅迫してダイヤの秘密を知ったオットーは、ダイヤを手に空港へ向かい、それを知ったアーチーとワンダも彼を追いかける。そしていつしか本当に愛しあうようになっていた2人は、オットーからダイヤを奪い取り、バカンスの旅へと出かけるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 ゴールデングローブ賞(1989年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジョン・クリーズ
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ジェイミー・リー・カーティス
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映画レビュー

3.5Talented Nonsense

2020年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

This is not a film about a human switching bodies with a fish, as the title may suggest. It's a London caper-comedy that reminded me of The Love Bug, but without the car and just the bad guys. The characters are pretty well developed and acted, but the plot is nonsensical and the film feels dated, though that's not to say it is of low quality. An intellectual humdinger of sorts. Ending is silly.

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Dan Knighton

3.0英国ブラックなドタバタ騙し合いラブコメ

2021年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

下品スレスレを突っ走り、自虐的な英国風ジョークに満ちた、モンティパイソンだなぁ、というラブコメ。難しいことを考えないで笑える作品。
今ならコンプラ違反かなという表現もあるのだが、そのひどいことを言う張本人がまあ結局1番ひどい目に遭うので(笑)ゆるしてあげて、と思う。
ラストの飛行機のシーン。窓の外に注目されたしw。

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SpicaM

3.0動物虐待

2020年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 動物虐待反対と最初に謳っているいるにも拘わらず、ヨークシャーテリヤを殺してしまったりケヴィン・クラインが熱帯魚を食っちゃったり・・・面白かったのにヨーキーのシーンではちょいと引いてしまった・・・

 吃音のマイケル・パリンの行動も面白いし、ワンダ(カーティス)が結局すべての男たちと関係を持ってしまったり、先の読めない展開は見事。結局ダイヤはどこにあったんだ?鍵ばかりに注目させる脚本も観客を煙に巻いている。

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kossy

3.0俳優陣はみんな良いが、ユーモアがイギリス的すぎるのか、評判ほど面白...

2020年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

俳優陣はみんな良いが、ユーモアがイギリス的すぎるのか、評判ほど面白く思わなかった。

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もーさん