ワンダとダイヤと優しい奴らのレビュー・感想・評価

下品スレスレを突っ走り、自虐的な英国風ジョークに満ちた、モンティパイソンだなぁ、というラブコメ。難しいことを考えないで笑える作品。
今ならコンプラ違反かなという表現もあるのだが、そのひどいことを言う張本人がまあ結局1番ひどい目に遭うので(笑)ゆるしてあげて、と思う。
ラストの飛行機のシーン。窓の外に注目されたしw。

　動物虐待反対と最初に謳っているいるにも拘わらず、ヨークシャーテリヤを殺してしまったりケヴィン・クラインが熱帯魚を食っちゃったり・・・面白かったのにヨーキーのシーンではちょいと引いてしまった・・・

　吃音のマイケル・パリンの行動も面白いし、ワンダ（カーティス）が結局すべての男たちと関係を持ってしまったり、先の読めない展開は見事。結局ダイヤはどこにあったんだ？鍵ばかりに注目させる脚本も観客を煙に巻いている。

俳優陣はみんな良いが、ユーモアがイギリス的すぎるのか、評判ほど面白く思わなかった。

笑えるところもあったが、なかなかブラックで笑って良いのかわからない場面も多数。