ロミオとジュリエット(1968)

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劇場公開日:

解説・あらすじ

シェイクスピアの傑作戯曲をイタリアのフランコ・ゼフィレッリ監督が映画化。15世紀中頃、イタリア北部の町ベローナ。2大名門として知られるモンタギュー家とキャピュレット家が血で血を洗う抗争をする最中、両家の子息ロミオとジュリエットは舞踏会で出会い、恋に落ちる。2人はお互いの素性を知り落胆しつつも、燃え上がった心を抑えきれず結婚式を挙げるが……。主演にオリビア・ハッセーとレナード・ホワイティング。音楽はニーノ・ロータ。

1968年製作/138分/G/イギリス・イタリア合作
原題または英題:Romeo and Juliet/Romeo e Giulietta
劇場公開日:1968年

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映画レビュー

4.5青春時代に流行った映画とサントラ

2025年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

カワイイ

15世紀中頃の話でシェイクスピアが生きていたのはさらに100年後くらい先なので昔話のつもりで書いたのだろうか?
中世のヨーロッパの話は服装や町の雰囲気が好きだ。
おまけに主人公達の会話が詩そのものだ。
きっと時がゆったりと流れていたのだろう。
16才と15才の演技とは思えない純情さとひたすらさが伝わってくる。
二人には出会ってから4日間で色々ありすぎたのだろう。
いろんな偶然が悪い方に重なって悲しい結末に。(携帯のある現在ではこんなことにならなかったのに、二人の生まれた時代が悪かった?)

シェイクスピアはこの劇を通じて何が言いたかったのだろうか?
この若い二人に何を託したのだろうか?

オリビア・ハッセーが布施明と結婚したと聞いたときはおったまげたがそのときは30才くらいやったんやなあ。
生まれてから15年でこの映画に出て色々あって15年経って布施明にたどり着いたと思うと感慨深い。
昨年、オリビアが永遠の眠りについた。
又一人、青春時代に輝いていた女優さんが亡くなった。寂しい限りである。

ところで「48時間死んでられるクスリ」て何のために作ってあったんや。そこはシェイクスピアに聞かないとわからない?

最初にロミオ役の出演依頼を受けたのはビートルズのポール・マッカートニーで、マッカートニーはこれを断っているとのこと。
引受けてたらいろんな人の人生が大きく変わっていたやろなあ。

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♪エルトン シン

4.5純真無垢の美しさに心震える

2025年5月15日
スマートフォンから投稿

原作のある映画化。
見る人を誘うのは
若いふたりの純愛と
やるせない結末。

今に通じるこの物語
作者のシェイクスピアは
400年も前に生きた人。

映画の舞台はイタリア
若くピュアなふたり
妨げ憎しみ合う両家
時代を感じる衣装と音楽
それぞれ重みがある。

注目はジュリエット
甘く美しい微笑み
純真無垢の視線は
誰もが虜になる。

音楽は巨匠ニノ・ロータ
音色は詩的で強く留まり
音と共に映画が甦る。

両家を戒めるような
重厚なナレーションは
誰の胸にも強く響く。

触れるべきは純愛
伝えるべきは教訓
流すべきは涙

それに尽きる。

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星組

4.5金字塔‼️

2025年4月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 8件)
活動写真愛好家

3.5オリビア・ハッセーを偲んで

2024年12月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

監督は『チャンプ』のフランコ・ゼフィレッリ
脚本も

イギリスとイタリアの合作映画
舞台はイタリアだがセリフは英語
オリビア・ハッセーの声を聴きたいのでオリジナル字幕版で鑑賞

あまりにも有名な戯曲でどんな内容か大抵の人は知っているはず
だが自分はほぼ半世紀も生きておきながらお芝居としてしっかりと観たのは今回が初めて
困難が若い男女の愛を高めあい悲劇を生んだ古典

当時教皇派と皇帝派が対立していた実話がベースになっている

オリビアもレナードも若い
それもそのはずキャラの設定に合わせて14歳と16歳
あどけないオリビアの顔に似合わない豊満なオッパイ
バルコニーとその下でロミオと再会するジュリエットを演じるオリビアの胸元はなにもそこまで出さなくても言いたくなるほど胸の谷間が出過ぎでそれははち切れんばかり
下品を売りにする女芸人や叶姉妹なら許されるが14歳のオリビアはちょっと・・・
2022年に裁判沙汰にもなった2人のヌードシーンはしっかりカットされずにそのまま動画配信
レナードははっきりとお尻丸出しでその描写はこれでもかとばかりに長いがオリビアの大きなオッパイお披露目は幸か不幸かほんの一瞬で瞬きのタイミングが悪いと見逃してしまう
しかしヌードになったからその後に役に恵まれなかったというのは言いがかりであり逆恨みといえる
テレビドラマだって俳優として恥じるような仕事ではない
2人はなんらかの組織に利用され唆されたとしか思えない
この時代から海外ではインティマシーコーディネーター的なフェミ的パヨク的活動家運動が盛んになり始めた気がする
全否定はしないが彼女らの活動や熱すぎる主義主張に全面的に賛同する気には到底なれない
右だろうと左だろうと徒党を組んで大騒ぎするような連中は団体行動が苦手な自分としては吐き気がするほど気持ち悪い
女性俳優がヌードになることに対してとてもネガティブな書き込みをするネット民を見かけるが思い込みが激しく事実誤認もいいところ
知乃という舞台俳優が存在するがああいう輩は嫌いだ
ただ興行成功のためとはいえ16歳男子はともかく14歳女子のヌードは流石に不味かった気もする
2018年のインタビューでヌードシーンについて監督やプロデューサー側を擁護する発言をしていたオリビアだったがそりゃ自分の代表作であり出世作を否定したくはないだろう
レナードとオリビアはこの作品でイギリスの映画賞新人賞を獲得している
必ずしもこの作品にヌードは必要だと思わないがキスシーンは絶対に必要
それが角度による嘘っこでは2人の情熱が表現しきれないし興醒めだ

乳母役のパット・ヘイウッドが良い味を出していた

配役
モンタギュー家のロミオにレナード・ホワイティング
キャピュレット家のジュリエットにオリビア・ハッセー
フランシスコ会の修道僧のロレンスにミロ・オーシャ
ジュリエットの乳母にパット・ヘイウッド
ロミオの父親のモンタギューにアントニオ・ピエルフェデリチ
ロミオの母親のモンタギュー夫人にエスメラルダ・ルスポーリ
ジュリエットの父親のキャピュレットにポール・ハードウィック
ジュリエットの母親のキャピュレット夫人にナターシャ・パリー
モンタギュー家とキャピュレット家の度重なるいざこざに辟易しているベローナの領主のエスカラスにロバート・スティーヴンス
エスカラスの親戚でロミオの友人のマキューシオにジョン・マケナリー
エスカラスの親戚でキャピュレットが決めたジュリエットの許婚のパリスにロベルト・ビサッコ
ロミオの従兄弟のベンヴォーリオにブルース・ロビンソン
追放されたロミオの指示でベローナの様子を見に行った従者のバルタザーにキース・スキナー
キャピレット夫人の甥のティボルトにマイケル・ヨーク
ナレーションにローレンス・オリビエ

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野川新栄

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