ロマンスに部屋貸します

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解説

貸しアパートで知り合った男女の恋の行方を綴ったロマンティック・コメディ。監督・脚本はウォーレン・レイト。製作はマイケル・ペイサー、エグゼクティヴ・プロデューサーはシドニー・キンメル、「スモーク」のボブ・ウェインスタインとハーヴェイ・ウェインスタイン、撮影はジョン・A・トーマス、音楽はエヴァン・ルーリー、美術はレスター・コーエン、編集はカミーラ・トニオロがそれぞれ担当。主演は「最高の恋人」のアナベラ・シオラ、「ドン・サバティーニ」のマシュー・ブロデリック。共演は「氷の微笑」のジーン・トリプルホーンほか。

1993年製作/アメリカ
原題:The Night We Never Met
配給:松竹富士

ストーリー

グルメ・デリ〈ディ-ン&デル-カ〉に勤めるサム・レスター(マシュー・ブロデリック)は、だらしない2人のルームメイトにうんざりしていた。歯科衛生士のエレン・ホルダー(アナベラ・シオラ)もまた、スポーツ観戦だけが趣味という無粋な夫アーロン(マイク・マンテル)との生活に疲れ、好きな絵を描いて過ごせる自分だけの空間が欲しいと考えていた。ある日、2人は、新聞の不動産欄に〈ビレッジの一室、暖炉あり〉という広告を見付ける。週に2日だけ部屋を使用し、家賃は月92ドルと云う好条件に魅かれ、2人はそれぞれに契約する。広告を出したのは証券マンのブライアン・マクベイ(ケヴィン・アンダーソン)で、同棲を始めた婚約者のジャネット(ジャスティン・ベイトマン)に内緒の遊び場が欲しくて、独身時代のアパートを維持するために始めたのだった。だが、契約の実務はすべてブライアンの秘書のウインクラー夫人(ルイーズ・ラッサー)が取り仕切ったので、3人が顔を合わすことはなかった。シフトは月曜と土曜がサム、火曜と木曜がエレン、水曜と金曜がブライアン。束の間の息抜きと、アバンチュールの場所を手に入れた3人。サムにはフランス人でパフォーマンス・アーティストのパステル(ジーン・トリプルホーン)という恋人がいたが、近頃倦怠気味。ある日、ブライアンの都合で月曜と水曜のシフトが交換されたことから、恋のトラブルが持ち上がる。水曜日、サムは同僚のケネス(ティム・ギニー)に紹介された女性キャサリンをアパートに誘うが、ベジタリアンの彼女には得意の料理の腕も奮えずがっかり。気紛れに自分が作ったビーフシチューを木曜のエレンにプレゼントする。ここから、エレンとサムは、映画や絵の話といった、メモの交換をするようになり、まだ見ぬ同士で互いに魅かれあうようになる。しかし、シフトの交換を知らないエレンは、「水曜日の男」がサムではなく、ブライアンだと思い込んでしまった。エレンは新居の購入すら自分に相談しないで決めてしまうアーロンにいよいよ失望し、ブライアンとの浮気を決意する。エレンはサムの店に立ち寄り、ブライアンとのディナーの為にキャビアを買うが、無論2人はお互いのことをまだ知らない。さて、事が終わったその夜、自分がサムとブライアンを取り違えていたことに気付き、愕然とするエレン。その頃、ジャネットがブライアンのアパートの秘密を知り、エレンとアーロンとの仲はますます険悪、サムはパステルと決裂するなど、3人の生活に徐々に変化が訪れていた。ある朝、アパートでやっと一堂に会する3人。ブライアンはジャネットと正式に結婚し、アパートを引き払うことを告げ、サムとエレンは互いの誤解を解き、一度出会っていたことにも気付く。ブライアンは3人の為に、自分が去った後も、このアパートを貸すことにする。くちづけを交わす2人、サムとエレンの新しい関係が始まろうとしていた。

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