ローラ(1960)

劇場公開日:

解説

フランスの名匠ジャック・ドゥミが1961年に発表した長編デビュー作で、初恋の男性を待ち続ける踊り子ローラを中心に繰り広げられる恋愛模様を情緒豊かに描いた名作ラブストーリー。フランス西部の港町ナント。キャバレーの踊り子として生計を立てるシングルマザーのローラは、7年前に姿を消した恋人ミシェルの帰りを未だに待ち続けていた。ある日彼女は、幼なじみの青年ローランと10年ぶりに再会する。ローランは初恋相手であるローラへの変わらぬ思いを確信し、彼女に愛を告白するが……。ローラ役に「甘い生活」のアヌーク・エーメ。

1960年製作/88分/フランス
原題または英題:Lola
配給:ザジフィルムズ、ハピネット
劇場公開日:2020年2月21日

その他の公開日:1992年1月17日(日本初公開)、2017年7月22日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)mathieu demy 2000

映画レビュー

4.5素晴らしい‼️

2024年8月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジャック・ドゥミ監督の長編第一作、2012年リストア版で鑑賞⚡

「さりげなく出会った人でも、その人との別れが切ない」……ということを思いながら、ローラことセシルという女性に恋する男たちを描いた傑作‼️
何と言っても、ローラことセシルを演じたアヌーク・エーメの美しさが光る🌟

冒頭、「マックス・オフュルスに捧げる」とのテロップ。
港町ナントにやって来た白いスポーツカーが突っ走る日は、いろんな人達の出会いが多い日となる。
仕事をはじめとする何もかもにウンザリの男ローラン(マルク・ミシェル)は旅に出たいと思っている。ローランは書店で貴婦人らしき女性とその娘セシルに出会う。娘の名=セシルは彼の初恋の女性の名と同じだった。……と思うのも束の間、彼は初恋の女性セシル=踊り子ローラ(アヌーク・エーメ)と10年ぶりの短い再会をする。
水兵フランキー(アラン・スコット)はキャバレーの踊り子ローラ(アヌーク・エーメ)が目当て。しかし、ローラは「フランキーは、一回寝ただけ」と周囲に発言。
ローラことセシルが待つのは、ミシェルという男で息子の父親。ミシェルだけを愛しているセシルだった。
そして、様々なエピソードがテンポ良く描かれていく映画。

人はそれぞれの過去を背負って生きている。そんな人たち同士が出会って、別れが来る。やはり別れの切なさは、想いが募っているほどツラくなる。
そうした話を、一見すると喜劇にも見えてしまうような軽やかさで描いたジャック・ドゥミ監督の手腕は見事!
そして映像的には、水平と14歳のセシルを映した遊園地のシーンを見惚れるほど美しいスローモーションで描いたあたりは感動すら覚える。
本当に素晴らしい映画に出会えた時は、嬉しくて堪らない🙂

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たいちぃ

4.0なんだか楽しかった

2024年8月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

あの頃のフランスの様子もわかって

ローラが、可愛い❤️らしく思えて。。。

良かった❣️

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Billy

4.0なるほど!

2020年10月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ローラに振られたローラン・カサールが、その後そうなるのか…。

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土偶

3.0魅力的なヒロイン

2020年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

フランス音楽界の巨星ミシェル・ルグランの没後1年/生誕88年特別企画にてデジタルリマスター版を劇場鑑賞。フランンスの名匠ジャック・ドゥミ監督の長編でデビュー作ということで興味深く鑑賞。内容はともかくヒロインであるローラの美しさが際立っていてスクリーンに引き付けられた。
2020-84

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隣組