類猿人ターザン(1932)

解説

エドガー・ライス・バロースの小説から「あけぼの」「トレイダ・ホーン(1931)」のシリル・ヒュームが脚色し、アイヴォー・ノヴェロが台詞執筆、「トレイダ・ホーン(1931)」のW・S・ヴァン・ダイクが監督した映画で出演者の顔ぶれは米水泳界の巨人ジョニー・ワイズミュラーをはじめ、「仮染の唇」のニール・ハミルトン、「摩天楼の悲劇」のモーリン・オサイヴァン、C・オーブリー・スミス、ドリス・ロイド等、カメラはのハロルド・ロッソン、「緑の処女地」のクライ・デ・ヴァンナと担当。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:Tarzan, The Ape Man

ストーリー

英人パーカーはアフリカで行商していたが彼はある野心を抱いていた。象は自ら死期を悟ると人間世界から隔離した秘密境に姿を隠すという話を聞いてその所在と探し求めていたそこには豊富に象牙がある筈であるからである。彼は友人のホルトに計り、いよいよこの秘密境を探検に出発のその前夜、都会の喧騒に厭きたパーカーの娘ジェーンは学校を素都合するや、父を慕って若い女の身空に海路はるばるやってきた。父のパーカーは大いに当惑したが娘の熱意に動かされて彼女も同行を許されることになった。一行は種々の困難や危険に遭遇した。端しなくも一原住民の生命の犠牲により秘密境の方向を知り行を急いだ。断崖絶壁の上こそ問題の場所なのである。また一行は樹間を跳び廻っている大猿の群の中に偉大なる体格の白人を発見した。彼はそこの森林を巣窟とする類人猿ターザンであった。ターザンは突如現れたジェーンを拐って逃げた。原住民がターザンの手からジェーンを取り戻した頃には既に二人は相慕う仲となっていた。パーカーの一行を保護する原住民等は獰猛なる原住民の襲撃を受け、パーカーを始めジェーンもホルトもゴリラの檻に投げ込まれたがターザンが象の群と共に彼らを襲い、パーカー父娘を救い出した。彼らがこの村落を出発して間もなくパーカーは不慮の災難で重傷をを負ったが更に屈せず他の者と行を共にしたが目的地を眼前に控えて遂に彼は死んでしまった。目的を完成した一行はこの土地を離れることになったがジェーンはホルトの勧告を斥け、ターザンと共にアフリカ奥地に愛の巣を営むことになった。

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