カサンドラ・クロス
劇場公開日:1978年12月18日
解説
ジュネーブにある国際保健機構に侵入した過激派ゲリラが研究中の伝染性病原菌を浴びたまま逃亡。追跡調査を開始したアメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐はゲリラが大陸横断列車に乗り込んだことを掴む。客を乗せたまま密閉された列車はコース変更し、カサンドラ・クロスと呼ばれる鉄橋へ向かうことに。大佐は細菌の処理と事件の隠蔽をたくらんでいたのだ。チェンバレン博士を始めとする乗客たちは抵抗を試みるが……。オールスター・キャストによるパニック・サスペンス。
1976年製作/128分/イタリア・イギリス合作
原題:The Cassandra Crossing
スタッフ・キャスト
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2022年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
久しぶり(約45年ぶり)に観たが、なかなか色んなかたちで楽しめる娯楽作だった。
感染力の高い病原菌との戦い、第二次世界大戦直後から強度が弱くて危険な橋=カサンドラ・クロスとの戦い、そうしたバトルの合間の恋愛ドラマ……こんな見方は昔は出来なかった。
ジュネーブの空撮から始まり、国際保健機構ビルが映る。そのビルにスウェーデン人の過激派3人が入り込んで建物内で爆発させたところ、アメリカが極秘に研究していた様々な細菌や液体が飛び散る。過激派の2人が細菌を浴びて、1人は逃走してジュネーブ発~パリ経由~スウェーデン行きの列車に乗って逃げる。
この列車には1000人の乗客が乗っていたが、細菌を浴びた男が列車内で一般客に感染病を拡大させていく……だけど列車は止められない。
列車を止めると、感染者が地上のアチコチに行ってしまうから…。さぁ、どうする?…というパニックもの。
そして、ものすごい豪華キャスト。
この映画の日本初公開時に映画館で観た頃は、映画をあまり観ていなかった受験生だったので、役者など気にしていなかった。
列車に乗っている医師がリチャード・ハリス、その元妻(で今も恋人?)がソフィア・ローレン。
ジュネーブで列車に指示するアメリカ陸軍情報部の大佐がバート・ランカスター、彼にアドバイスする女医がイングリッド・チューリン。
列車の客では、優雅なマダムがエヴァ・ガードナー(かなりの貫録)と彼女の若いツバメがマーティン・シーン。
その他、リー・ストラスバーグ、OJシンプソン、(目立たないが)アリダ・ヴァリまで出演している。
このキャスティングは凄過ぎる。
ただ、感染病パニックかと思いきや、落ちそうな橋(カサンドラ・クロス)での落下を阻止できるかアクションになっていくのだが、「えっ、なんで?」と思える突っ込みどころが沢山あり過ぎる…(笑)
(※)ネタバレになっちゃうので、突っ込みどころは記載しない。
それでも、やっぱり面白いエンターテインメント映画である。
豪華キャストで話題になった作品。ウイルスにかかった乗客全員を殺すため、橋から電車を落としてしまうこわーい話。映像はちゃっちい部分はあれど迫力あり。
ソフィアローレンの存在感半端なく、(華麗なるギャツピーやエアポート75のカレンブラックも凄かった)今の女優で対抗出来るのいないのでは?
2020年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
前半は細菌感染スリラー、後半はトレインアクション。意外とアッサリとウイルスは終息し、後半はアクション要素が強くなった。もっとガッツリとした細菌感染パニックスリラーだと思っていたから、想像とは少し違った。ウイルスの症状や特徴がコロナウィルスと結構似ていて驚いた。政府の陰謀という背景が凄くリアリティがあり面白かった。政府にとって都合が悪ければいとも簡単に人命を軽視するところもリアリティがあり恐ろしかった。役者陣が凄く豪華だった。
2019年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ヨーロッパ横断列車が舞台というスケール感は有象無象のパニック映画の中では頭ひとつ出ているし、キャストも国際色豊か。