リーサル・ウェポン

劇場公開日:

解説

家庭思いの黒人刑事と自殺志望の刑事が、麻薬組織を潰滅させるまでの警察アクション。製作はリチャード・ドナーとジョール・シルヴァー。監督は「レディホーク」のリチャード・ドナー。脚本はシェーン・ブラック、撮影はスティーブン・ゴールドブラット、音楽はマイケル・ケイメン、エリック・クラプトンが担当。出演はメル・ギブソン、ダニー・グローヴァーほか。ドルビー・ステレオ。

1987年製作/アメリカ
原題または英題:Lethal Weapon
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1987年6月13日

あらすじ

LA。高層アパートから娼婦(ジャッキー・スワンソン)が飛び降り自殺をする。50歳の誕生日を妻トリッシュ(ダーレン・ラヴ)、娘リアン(トレーシー・ウルフ)らに祝福されて家を出た黒人刑事ロジャー・マートフ(ダニー・グローヴァー)が捜査に当たる。被害者アマンダが戦友の銀行家マイケル(トム・アトキンス)の娘と知り暗然とした気持ちになるロジャー。署につき、新しい相棒が、自殺志望で麻薬課から移ってきたマーティン・リッグス(メル・ギブソン)と知り、ますます沈む。マーティンは妻を交通事故で亡くし、毎朝目覚めると拳銃を顔に向けるのだった。屋上から自殺志望者とともに下の緩衝マットに飛び降りて、またロジャーを嘆かせた。アマンダのパトロン宅を訪ねて、銃撃戦を展開。夜、ロジャーはマーティンを家へ招き、2人は胸襟を開きあう。ロジャーはマイケルを問い詰め、ヴェトナム戦争当時の特殊部隊の一部がその後、将軍(ミッチェル・ライアン)指揮のもとに大掛りなヘロイン密輸を行ない、マイケルの銀行を隠れ蓑にしていたことを聞き出すが、将軍の手下のジョシュア(ゲイリー・ビジー)がヘリで襲来してマイケルを射殺してしまう。その後、マーティンはジョシュアに生命を狙われ、危うく助かるが、敵を欺くため殉死と発表する。リアンがさらわれ、ロジャーは砂漠に呼び出される。マーティンが隠れて狙撃するが、つかまってしまい、マイケルからどれだけ聞いたかと拷問される。しかし、死力を振りしぼり、反撃に転じた。ロジャーは将軍の車に銃弾をぶちこみ、車はバスに激突し、中にあった手榴弾が爆発し将軍は焼死する。車で逃げ出したジョシュアをマーティンが疾走して追いかけるが、逃げられてしまう。彼はロジャー宅に急ぐが、誰もいなかった。マーティンが来て2人は素手で殴り合い決着をつけることにした。死闘の末、ジョシュアは破れた。しかし、抱き起こした警官の銃を抜き取りマーティンとロジャーを狙う。その一瞬前にマーティンとロジャーはともに銃を抜きジョシュアを射殺する。自殺願望がなくなったマーティンはロジャー宅でクリスマスを過ごす。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第60回 アカデミー賞(1988年)

ノミネート

音響賞  
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.5Fun and Morally Incompetent Action Classic

2020年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

In my entire life, not one person has ever recommended Lethal Weapon. I always assumed it was some dated, unfunny, cornball 80's action meant for Saturday-afternoon TV. To my surprise, it's a decent action flick, with bloody gun fights, really bad bad guys, and problematic, macho antiheroes. Not as smart as Eastwood, but definitely more of a crack-the-whip adventure. A pre-Die Hard Christmas film.

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Dan Knighton

5.0何度観ても最高! 80年代を代表するアクション映画の大傑作!!

2025年3月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

劇場初公開時に観て以来、何度観ているかわからないけど、観飽きることなく楽しめる完成度の高さには毎回感心します

妻を事故で亡くした失意の中、ギリギリの精神状態で生きている刑事で主人公のマーティン・リッグスを演じるメル・ギブソンさんがメチャクチャかっこよく、彼がダニー・グローバーさん演じる新しい相棒でベテランのマータフ刑事やその家族と触れ合い生きる希望を取り戻していく

というメインストーリーを軸に全編通してまんべんなくキレッキレのアクションやサスペンス要素が散りばめられている、一切のムダがない完成度の高さはみごとで初めから終わりまで一気に駆け抜ける爽快感が素晴らしいです

特にラストはマーティンが“〇〇”と決別し前を向いて歩いていく決意が粋に描かれ最高にシビれます

ヴィランの元特殊部隊集団がメチャ強くてヤバそうだけど、あっさりヤラれていって実際そんなに強くないのとバイオレンスシーン(人が拳銃やマシンガンで撃たれるところなど)の描写がえげつなかったり生々しかったりするところが80年代アクション映画っぽくて懐かしいのも見どころの1つです

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Jett

3.5【”その刑事が命知らずの捜査をする訳。”今作は、バディ刑事ものの嚆矢的作品なのである。そしてシリーズモノの第一作は当然面白いのである。】

2025年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

幸せ

ー 今作のタイトルは流石に知っていたが、年代的に初鑑賞である。メル・ギブソンも若いね。ご存じの通り彼は、低予算の”マッドマックス”でデビューし、予想外の大ヒットのによりスターになり、今作シリーズでその地位を盤石にしたのである。
  ラッキー男という人も居るが、私はそうは思わない。若きメル・ギブソンには確かなるスター性があるからである。-

■麻薬課から異動してきた破天荒で、命知らずのリッグス(メル・ギブソン)とコンビを組むことになった黒人刑事マータフ(ダニー・グローヴァー)。
 彼と娼婦アマンダの転落自殺を捜査する中、ピーター・マカリスター将軍なる男(ミッチェル・ライアン)をはじめとした元特殊部隊メンバーで結成された麻薬組織の存在が浮上する。
 組織を追うふたりだが、彼らに囚われ、マータフの娘リアンも誘拐されてしまう。

◆感想<Caution!内容に触れています。&当時の映画と、現代の映画の違いを少し考えるの巻。>

・冒頭、リッグスは女性と一緒に自分が映っている写真を見て、涙ぐみ、その後銃で自殺しようとする。その後、彼女がリッグスの妻で交通事故で死んだ事が語られる。尚、そのシーンは映されない。

・相棒になったマータフは、命知らずの捜査をする彼を自宅のクリスマスパーティーに招待する。子供が沢山居て、年頃の娘リアンも父を慕い、妻が家を仕切っているとても暖かい家庭である。リッグスはその家庭を見て、微笑むのである。そして、マーカスの優しさも彼に伝わるのである。

・アクションシーンは凄いが、近年のアクション映画を観ていると、吃驚する程ではない。これは、この作品がショボいという事ではない。(この作品の公開は、1987年である。)VFXの進歩により、一番過去作が色褪せてしまうジャンルが、アクション映画と、SF映画である事は周知の事実である。ヒューマン映画は、色褪せない。仕方がない事であろう。

<今作シリーズは、ナント4作まで公開されている。今作を観ても面白いし、バディ刑事映画(洋画で言えば、”バッド・ボーイズ”シリーズ。邦画でいえば”あぶない刑事”シリーズ)の嚆矢的作品として、価値は高いと私は思います。>

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共感した! 4件)
NOBU

4.0タイトルなし

2025年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

萌える

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共感した! 2件)
ソルトン

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