ラ・マスケラ
劇場公開日:1989年7月29日
解説
初めは拒絶された愛が、ゆっくりと成就してゆく過程を描く。製作はリリア・スメッキャとエットーレ・ロスボック、監督・脚本は本作品が長編第一作になるフィオレッラ・インファシェッリ、共同脚本はアドリアーノ・アプラ、撮影はアカシオ・デ・アルメイダ、音楽はルイス・エンリケス・バカロフが担当。出演はヘレナ・ボナム・カーター、マイケル・マロニーほか。
1988年製作/イタリア
原題または英題:La Maschera
配給:パルコ
劇場公開日:1989年7月29日
ストーリー
18世紀のイタリア、貴族青年レオナルド(マイケル・マロニー)は、自分のヴィラで何不自由なく、酒とギャンブルの日々を過ごす浪費家の放蕩児。ある日、彼のヴィラに旅芸人の一座の馬車が到着し、レオナルドはその夜の余興の席で、一座の若きプリマドンナ、イリス(ヘレナ・ボナム・カーター)に一目惚れし誘惑するが、彼女は不作法でだらしない彼を拒絶する。しかしイリスを諦めきれないレオナルドは、神秘的で美しい仮面に顔を隠し、一座の行く先々を追いかけてゆくうちに、まるで自分が誰か他のミステリアスな人間に生まれ変わったようで、彼女の心を獲得できるような気がしてきていた。果たして彼はイリスを魅了することに成功するが、仮面を外してお互いが判ってしまう時を恐れ、愛が成就した翌朝、レオナルドは彼女の前から姿を消してしまう。悲嘆にくれるイリスのもとに、ある日レオナルドから真実をしたためた一通の手紙が届いた。全てを知った彼女は、ひとり佇むレオナルドの前に姿を現わし、改めて熱いキスを交わすのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フィオレッラ・インファシェッリ
- 脚本
- フィオレッラ・インファシェッリ
- アドリアーノ・アプラ
- 製作
- リリア・スメッキャ
- エットーレ・ロスボック
- 撮影
- アカシオ・デ・アルメイダ
- 音楽
- ルイス・エンリケス・バカロフ
- 編集
- Francesco Malvestito
- 衣装デザイン
- Aldo Buti
- 字幕
- 大條成昭
受賞歴
第41回 カンヌ国際映画祭(1988年)
出品
ある視点部門 | |
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出品作品 | フィオレッラ・インファシェッリ |