雷雨(1946)
劇場公開日:1946年8月21日
解説
「彼と彼女は行く」に次ぐ田中重雄監督作品。
1946年製作/80分/日本
配給:大映
劇場公開日:1946年8月21日
ストーリー
満州で自動車工場の技師をしていた山上は五年振りで終戦後の東京に帰って来て恋人光子が及川教授の妻となっている事を知って落胆した。その結果、彼は露天商新吉の家に同居することになり、その妹初江より愛されるようになる。偶然の機会より死んだと誤報されていた山上の生存を知った光子は仰天した。今は人妻である。愛情の帰趣に迷った光子は凡てを夫に告白した。寛容なる夫及川教授の申し出によって山上を中心に及川夫妻の三人は腹蔵なく互いの心を話し合った。その結果あまりにも寛容なそして偉大な及川の愛情に光子は今更の如く妻としての自分の足りなさを恥じずにはいられなかった。清々しい雷雨のあと、及川と光子、山上と初江の前途には輝かしい黎明が訪れた。
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