夕陽のガンマンのレビュー・感想・評価
全54件中、21~40件目を表示
色彩と構図と音楽
同時代のアメリカ映画の平坦な映像に比べて、陰影の表現などの照明の使い方が50年前のものとは思えないほど鮮明です。更にこの監督は一瞬一瞬の構図がキマッていて色彩も鮮やかなのが特長です。
そして、ワザとらしい音楽の使い方が通常のセンスの向こう側に行ってますね。
鶴田浩二や健さんに飽きて文ちゃんの仁義に走ったのがマカロニウエスタンです。
これは真似したくなりますね。
バウンテンハンター
マカロニ・ウエスタン
「荒野の用心棒」をはじめとする
イタリアを中心にした西部劇!
マカロニって名付けたのは、
なんと
淀川長治さんだったようですね。
さて、「夕陽のガンマン」
お尋ね者を捕えては賞金を稼ぐという
バウンテンハンターのお話。
「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン」は
監督 レオーネ
音楽、モリコーネ
主演、クリント・イーストウッド
共通トリオの作品です。
他に、
ジュリアーノ・ジェンマ主演作品も
マカロニで有名でしたが
スケールの大きさなど
圧倒的に、
この3部作が人気のようです。
共演で大躍進の
リー・ヴァン・クリーフ
父が、大ファンでした。(^^)
渋さが光る~
余談ですが
映画音楽の巨匠
ENNIO MORRICONE
2004年の
初来日公演に行きましたよ。
アンコールを含め約3時間
夢の時間となったものです。
マエストロ
モリコーネ氏の
有名な映画作品名を挙げるとしたら
「ニュー・シネマ・パラダイス」
「海の上のピアニスト」
「アンタッチャブル」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
極上のメロディに感動です。
【極悪党団を率いる悪党と、早撃ち賞金稼ぎ二人。エンニオ・モリコーネの印象的な音楽が流れる中描かれる、アル・デンテなマカロニ・ウェスタン。格好良い事この上なし。】
ー 幼少時、父がTVで見ていた記憶がある。
今作ではないかも知れないが、印象的な口笛のメロディは覚えている。
後年、タランティーノ監督がマカロニ・ウェスタン好きという事を知ったが、今作をキチンと観たのは初めてである。
マカロニ・ウェスタンにクリント・イーストウッドが出演せざるを得なかった当時の事情や、セルジオ・レオーネ監督の存在も知識としては知っていた。
が、今作を観て、シンプルだが圧倒的な面白さに感服した。ー
◆感想
・クリント・イーストウッドが演じるモンコと、ダグラス・モーティマス大佐を演じるリー・ヴァン・クリーフの格好良さ。
どちらも、ニヒルだが、長身痩躯で、鷲鼻のリー・ヴァン・クリーフが特に魅力的である。
・二人が会った時の、挨拶代わりの相手のテンガロンハットを拳銃で何度も撃ち合うシーン。
モンコはダクラスが帽子を拾おうとする度に、遠くに飛ばし、ダグラスはモンコのハットを、宙に舞わせる。
一度も、地面に落とすことなしに。
・悪党のインディオも、赤子を殺す極悪な人物だが、常に女性の写真が貼ってあるペンダントを身に着けている。
ー その女性と、ダグラス・モーティマス大佐の関係性・・。ー
<非常に危険で魅力的な映画の分野の扉を開けてしまった気がする。
その分野とは、マカロニ・ウェスタン。
タランティーノ監督の映画を観た後、パンフレットに多数掲載されていたお勧め映画。
分かってはいたが、パンドラの箱を開けてしまった感が、強い。
勿論、嬉しい。
けれど、今作レベルの映画が、多数ある事は知識としては知っている。
さあ、どうしましょう・・。>
ハードな生き様、荒くれ男たちの挽歌
50過ぎの男ですが、幼少時代、カウボーイハットに、体に毛布巻いて、拳銃ごっこしてた記憶が蘇った。
この無味乾燥の男臭さがいいね。
結局は、なんと妹の仇討ち。金もいらねえ。
渋すぎる。
伊達に名作と言われてない‼️
クリント・イーストウッドの顔がウォーホルのアイコンの様になったのはこの作品であったかと府に落ちた。ホンが素晴らしい!それともうカメラのアングル、演出、映画の教科書。今見ても全く古びてない。終始釘付けである!勿論映画音楽とはこれと言うベタさ加減。楽しめた。
ようやく巡り合えた
若きクリント・イーストウッドとリー・バン・クリーフ。セルジオ・レオーーネ、エンニオ・モリコーネ。マカロニ・ウェスタンの名作にようやく。
ストーリは練られていて、リー・ヴァン・クリーフの渋い役どころが良いね。義理と名誉を守ったラストの笑みが良い。敵を果たすのが目的で、賞金稼ぎは隠れ蓑という設定がストーリを引き締めている。
かっこいいリー・バン・クリーフ
勿論、主演は引き続きクリント・イーストウッドだが、賞金稼ぎのライバルとして登場するリー・バン・クリーフが、とてもカッコイイ。
一匹狼の二人が大物(ジャン・マリア・ボロンテ)の賞金首を狙って協力するのだが・・・。
ラストは泣かせる。
帽子が遠くへ飛んでゆく~
埃っぽくてちょっと暑苦しいかなと思っていたが面白かった!協力関係を組むとは!過去の怨念と敵討ちが絡むとは!
早撃ちはかっこいいなあ。時計のメロディーが荒涼とした風景の中でとても効果でした。
モリコーネを想って。
なんだこれは?ちょっと間抜けなストーリーじゃないか。まあ古い映画だし、それ以上つっこむのは無しにしよう。
BSテレ東で映画「夕陽のガンマン」を見た。
原題:For a Few Dollars More
劇場公開日は1967年1月20日。
1966年製作/イタリア
イタリアで作られたからマカロニウエスタンというのはほとんどの人が知ってると思う。
子どもの時にTVの日曜ロードショーなどで何度も見た記憶がある。
今回またTVでやるので最初から見てみた。
面白いことに主役たちの声優陣は山田康雄、小林清志、納谷悟朗など。
ルパン3世の声優と同じメンバーだった。
賞金稼ぎ2人がお尋ね者を仕留めようとするストーリー。
脚本がちょっと頭をかしげる内容だった。
お尋ね者に捕らえられた2人がそのお尋ね者に逃がしてもらう。
そしてその後に賞金稼ぎ2人がお尋ね者を仕留める。
なんだこれは?
ちょっと間抜けなストーリーじゃないか。
まあ古い映画だし、それ以上つっこむのは無しにしよう。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
まずはエンリオ・モリコーネの音楽が最高。映画史に残る名曲、きっと口...
まずはエンリオ・モリコーネの音楽が最高。映画史に残る名曲、きっと口笛を吹くことになります。
そして若きイーストウッドがとにかくかっけ〜。始終タバコをふかし、ニヒルに笑う。賞金稼ぎってのも何とも言えずカッコいいではないですか。リー・ヴァン・クリーフとの帽子の撃ち合い、シビれる〜。
ストーリーは二の次、三の次。悪党がアホ過ぎ、なんですぐ殺さへんねん(笑)しかし、そんなツッコミはこの際ヤボ。雰囲気を味わうのです。
若い人はハーッ?なんでしょうね(笑)
BSテレ東吹替版鑑賞。
死体が金になるバカバカしさ。
この映画のピークは主人公二人の登場シーンだということは否めなくドル箱三部作の中でも印象は低いが、やはりセルジオレオーネ監督作品という事もあり安定した面白さがある。演出と音楽が最高であり、特にオルゴールの決闘シーンは本作の見どころだと思う。続では敵だったリーヴァンクリーフの見せ場が多く、本作ではクリントイーストウッドよりも印象が強いかもしれない。そして、本作は死体が金になるバカバカしさを風刺しているのかもしれない。
よかった
BSで録画していたののを見ようとしたらひどいブロックノイズでDVDレンタルで見た。
リー・バン・クリーフの薄情そうな顔が怖い。敵より悪者に見える。むしろ敵のメキシコ人は人が良さそうで正直者に見えた。イーストウッドの役名が「マンコ」に聞こえた。
マカロニウエスタン、ドル箱三部作の2作目
監督:レオーネ×主演:イーストウッド×音楽:モリコーネという、『荒野の用心棒』のメンバーでの2作目。
今回のイーストウッドは、賞金稼ぎ。
賞金稼ぎって、ただの人殺しやん。
人殺して金儲けって、なかなかの悪人。
いくら賞金首が極悪人とは言え…
今作は、もう一人の賞金稼ぎモーティマーとの共闘で、そのモーティマーが、ある男を追う理由が最後に明かされる。そういうストーリーがあった分まだ良かったけど、それが無かったら、ただの殺し合いだから、見る価値も無かったかも…
まぁ、ちょっとセリフが足りなかったのか、話の流れなどの他、深い部分がよくわからんかった…
しかし、あの懐中時計のメロディが耳に残る。
全54件中、21~40件目を表示