ヤング・マスター

劇場公開日:

解説

悪の片棒をかつぐ羽目になって道場を出て行った兄を探し求めて修行の旅に出る若者を描くカンフー映画。製作はレイモンド・チョウ、監督・脚本・武術指導はこの作品が演出一作目になる「少林寺木人拳」のジャッキー・チェンが各々担当。出演はジャッキー・チェン、ウェイ・ペイ、ユン・ピョウ、シー・キエン、リリー・リー、ティエン・ファン、ウォン・イン・シックなど。イーストマンカラー、シネマスコープ。

1980年製作/100分/香港
原題または英題:The Young Master 帥弟出馬
配給:東宝東和
劇場公開日:1981年3月21日

ストーリー

捨て子だったタイガー(ウェイ・ペイ)とチェン(ジャッキー・チェン)は、正風道場のカン先生(ティエン・ファン)の元で、カンフーを学びながら立派な若者に成長した。二人は、和威道場との獅子舞いの合戦のための準備を行なっていた。それは二人一組で獅子舞いを踊りながら相手を倒すというものだった。ところがタイガーが足を痛め出場できなくなり、別の弟子とコンビを組むことになる。当日、即席コンビは敵に負けるが、何と敵の黒獅子を演じたのはタイガーだった。彼は、カン先生の厳しさを嫌い、和威道場に寝返っていたのだ。激しい怒りをおぼえたカン先生はタイガーを追い出した。しかし、そのタイガーも和威道場のひどい仕打ちにあい、約束していた師範代にという話はなくなり、替りに用心棒になった。早速、護送中の大悪党キム(ウォン・イン・シック)を奪取するという仕事をいいつけられるタイガー。一方、獅子舞い合戦に負けたチェンは、責任をとって道場を去ると先生に告げるが、先生はチェンに免許皆伝の大扇子を渡しタイガーをつれ戻すようにと言うのだった。その頃、タイガーはキム一味と行動を共にしており、白い扇子を離したことがないことから“白扇子”と呼ばれていた。そして、町の銀行を襲った際、仲間の裏切りにあっているところを、扮装してやってきたチェンに救われる。チェンは逆にタイガーの汚名をはらし、その替りにキムの居所を聞いた。風吹きすさぶある日、チェンは、遂にキムとの決戦に挑む。決戦は開始され、お互いに力の限りを尽す。決着がつかないまま延々と闘いが続くが、途中、チェンが敵に興奮剤を飲ませられ、それがかえって幸いし、いくら打たれても体が麻痺して痛みを感じないチェンは遂にキムに打ち勝つのだった。めでたくタイガーといっしょに、チェンは正風道場ヘと戻っていくのであった。ただし薬がきれて全身を包帯で捲かれた姿で……。

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映画レビュー

3.0ライオンダンス

2024年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2024年11月10日 映画 #ヤング・マスター / #師弟出馬 (1980年)鑑賞 兄弟弟子が敵の獅子舞を演じて破門され悪党の一味に ジャッキーは連れ戻しに向かうが 獅子舞い合戦のシーンや縄・棒・剣・椅子・キセル等の小道具をふんだんに駆使した立ち回りが魅力 ラストのバトルは少し長すぎたな

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とし

2.5ラスボスの足技が印象的

2024年8月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

ジャッキーチェンが1番カッコよく見えた時代の作品。作品を見る前から映画雑誌や大百科に載ってるジャッキーの写真を眺めた小学生だった。今見ても髪の長さと筋肉のつき方がこの頃が1番カッコよかったジャッキーチェンだなぁと思う。内容はメチャクチャ。

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ブロディー署長

3.0お得意のカンフーダンス

2024年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

興奮

主人公(ジャッキー・チェン)は道場を破門された兄を探しに街に行く。 兄は悪い奴らに騙されていたのだが、なんとか助け出す。 主人公はとても強いボスと対決するが・・・。 最後の対決の長いことよ。

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いやよセブン

3.5子供の頃、夢中になって劇場に通ったりTVに釘付けになったジャッキー・チェン映画、その人気を不動にした傑作群の1本

2024年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

本作、ジャッキーさんの監督2作めですが、香港の最大手スタジオ ゴールデン・ハーベスト製作としては記念すべき第1作目であり、自由度があったのか、ジャッキーさんの目指す方向性が明確に表現された作品になっています ジャッキーさんとカンフー映画の傑作「燃えよドラゴン」のヴィランで有名なシー・キエンさん演じるウォン署長の底なし沼のはめ合いから続くウォン署長邸での小競り合いまで そして、町なかでカンフー使いの悪者2人とジャッキーさんが繰り広げるカルメンをモチーフにしたスカート・アクション 更に、ベンチや机などを使ったアクション と、その後のジャッキー映画の特色となるスラップスティックなアクションシーンが何回観てもメチャクチャ面白く、懐かしかったです 現代ではほぼ作られることは無いであろう、全編に散りばめられた痛々しいライブアクションはジャッキーさんはじめ香港アクション映画界の本気度の強さを表し改めて感心しました 一番のド迫力はキレッキレの動きで相手を叩きのめすウォン・インシクさん演じるキムとのラストバトル こんなに長かったんだなあと思いながら、一方でこの2人撮影後にホントに包帯グルグル巻になったのでは、と思うぐらい凄まじい肉弾戦、これぞ”ザ・香港カンフー映画”の極みです そして最後に ウォン署長の娘シューランを演じるリリー・リーさん、とても綺麗で本格的にアクションもこなすカッコいい女優さんでした

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Jett

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