メジャーリーグ2

劇場公開日:

解説

大リーグのお荷物球団クリーブランド・インディアンズ(実在する)の珍無類の活躍を描いた、野球コメディのヒット作「メジャーリーグ」(89)の続編。今回は奇跡の逆転優勝から一転、最下位へと転落したチームが再び優勝を目指す姿を描く。監督は前作に続きデイヴィッド・ウォードで、製作はジェームズ・G・ロビンソンとウォードの共同。撮影は「心の扉」のヴィクター・ハマー、音楽は「ニュー・ジャック・シティ」のミシェル・コロンビエに交代。出演はチャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ジェームズ・ギャモンら前作のメンバーに加え、日本から″とんねるず″の石橋貴明が助っ人選手役で参加したのも話題に。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Major Leage II
配給:東宝東和
劇場公開日:1994年6月11日

ストーリー

万年最下位から脱し、昨シーズンは奇跡の逆転優勝を遂げたインディアンズ。今年も期待がかかるが、ナインの様子が少しおかしい。豪速球型から変化球投手に転じたリッキー(チャーリー・シーン)、ハリウッドで映画の撮影があるため、足のケガを心配して長打狙いのバッターになるというウィリー(オマー・エップス)、ブードゥー教から仏教徒へ改宗したセラノ(デニス・ヘイスバート)ら、選手たちのプレイは冴えない。サードのドーン(コービン・バーンセン)は意地悪な女性オーナーのレイチェル(マーガレット・ウィットン)から球団の経営権を買い取り、オーナーの座に収まっていた。キャッチャーのテイラー(トム・ベレンジャー)は選手としては引退同然で、二塁への送球に全く自信のない新人キャッチャー、ベイカー(エリック・ブラスコッター)のコーチを任される。ブラウン監督(ジェームズ・ギャモン)もチームの状態に頭を抱えるが、新加入のパークマン(デイヴィッド・キース)を除いて全く振るわない。連敗続きのふがいなさに頭にきたパークマンも、突然移籍してしまった。観客も激減し、心労で倒れたブラウンの代わりにテイラーが監督代理を務めるが、全く事情は変わらない。ドーンは再び、レイチェルにチームを売ってしまう。そんなある日、日本から助っ人としてやって来たタナカ(石橋貴明)がカミカゼ・プレイで猛ハッスルし、それに刺激されてかナインも次第に復調しはじめる。チームにツキが戻ったが、女性エージェントのフラナリー(アリソン・ドゥーディ)の元でCM撮影にうつつを抜かしているリッキーだけがスランプのまま。徐々に勝ち星を上げたインディアンズは、とうとうリーグ優勝戦を迎える。恋人ニッキ(ミシェル・バーク)の態度に目を覚ましたリッキーは、いよいよ正念場でテーマ曲に乗って登板。見事勝利を飾り、彼女の愛も勝ち得た。

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映画レビュー

5.0絶妙の第二作

2024年7月27日
PCから投稿

ヒット作の続編は妙に大げさに雑な造りになることが多いですが、若干デフォルメが目立つもののオリジナルのトーンをそのまま引き継いでいて好感が持てます。
相変わらずのシーン先輩の登場シーンは高揚感最高潮です。

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越後屋

3.5【下手くそなのか、凄いのか分からないメジャーリーガーたちを描いた第二弾。前年優勝し、浮かれダメダメな前半からキャラが戻った後半は矢張り面白い。】

2024年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

幸せ

ー 前半は、前年優勝し浮かれた選手たちが、自分らしさを忘れ、試合もダメダメ。
 けれど、一度チームを現役引退した元主力選手にオーナーの座を売るも、舞い戻って来た
 チームの負けを喜ぶ女性オーナーの姿を見た選手たちは、心臓が悪くて入院した監督のた
 めに心を入れ替える。-

◆感想

・ホント、おバカなチームであるがチャーリーシーン演じるリッキー・ボーンが、本来の髪型に戻り、元チームメイトだが、チームに見切りをつけ別チームに行ったパークマンとの一騎打ちシーンは盛り上がる。
 最初から、変化球ではなく持ち味の剛速球で勝負すれば、良いのだよ。

・それは、お調子者だが俊足のウィリー・メイズ・ヘイズも同じなんだよねえ。
君はホームラン・バッターではないのだよ。

・それにしても、チームが負けると喜ぶ女性オーナーは、実は勝利の女神じゃないの。クスクス。

<第一作が大ヒットして作られた第二作って大体トーンダウンする。今作も前半はそれに倣ってしまったが、後半はナカナカな作品である。>

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NOBU

5.0日本にはPart50なんて映画あるからね。

2024年3月10日
スマートフォンから投稿
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マサシ

3.5レビュアーの評価は低いが続編としてはそれほど悪くはない

2023年8月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

監督と脚本は前回に引き続き『メジャーリーグ』のデイヴィッド・ウォード

前作は89年公開
今作は94年公開
前作の続編
久々に優勝したクリーブランド・インディアンスの次の年のシーズン
開幕ダッシュに失敗し低迷を続けるインディアンスだったが新戦力の直向きさでチームは蘇り快進撃が始まる

今回も前作以上にベースボールに対する愛情がヒシヒシと伝わってくる

前作のメンバーに石橋貴明が加わった話題作
そこに注目がいきがちだがジェイクの後釜として期待される若手捕手ルーブを演じたエリック・ブラスコッターがいい味を出してる
ちょうどいいおバカぶり
エージェントを務める恋人の正体に冷めてしまったリッキーを慰めようと自分がむかし馬に股間を蹴られた痛みがしばらく続いたが母の死ですっかり忘れてしまったと身の上話を語る件は特に好き

あまりの弱さに仕事中ランニングシャツ姿でいかにも度数が高そうな酒を浴びるように呑み実況は投げやりで挙げ句の果てには眠り込んでしまう名物アナのハリーが今回も飛ばしていた
完全な居眠りで職場放棄したハリーの穴を埋めようとアシスタントのモンティが急遽実況するのだが新人女子アナが実況の初挑戦したよりも酷いレベル
実況中継のハリー&モンティのシーンで今回は特にここが面白かった

あとヒロイン役ニッキーを演じたミシェル・バークが可愛い

なぜか前作でウィリー・メイズ・ヘイズ役を演じたウェズリー・スナイプスが降板し今作はオマー・エップスが演じている
その理由はわからない
スナイプスは今作公開からしばらくして脱税で逮捕され禁錮3年の実刑を受けたがそれとなんらかの関係があるのだろうか

なぜ俳優としては素人同然と言っても過言ではない日本のお笑いタレント石橋貴明が今作の主要キャラの日本人選手として大抜擢されたのか当時は全く分からなかった
今では信じられないがアメリカで大ヒットした前作は89年日本では興行的に失敗したらしい
『週刊ベースボール』がNPBに比べると控えめながら毎週メジャー情報を掲載し毎年メジャー全球団主力選手名鑑を発行していたものの当時の日本ではメジャーリーグまだまだマイナーだった
そのテコ入れとして名門帝京高校硬式野球部で補欠だった日本の超人気タレント石橋貴明に白羽の矢が立ったのだ
いわば客寄せパンダでビジネスとして石橋貴明はアメリカの映画会社の期待に応えたのかもしれない
今でも日本人といえばあのイメージとは苦笑いするしかない
基本的に『ティファニーで朝食を』から変わっておらず白人ではなく日本人が演じていることに違いがあるだけだ
因みに本格的に日本でメジャー人気に火がついたのは今作公開翌年に元近鉄の野茂英雄投手がドジャースに入団し一年目からトルネード旋風を巻き起こしたあのシーズンからだろう
下馬評を覆し大活躍する姿は痛快だ

配役
昨年の活躍から年俸が大幅アップした影響でやんちゃスタイルからスーツ姿で球場入りするようになっただけでなくセールスポイントの豪速球も鳴りを潜めてしまったエースピッチャーのリッキー・ボーンにチャーリー・シーン
膝に爆弾を抱える40過ぎのベテラン捕手だが球団方針でコーチに転身することになったジェイク・テイラーにトム・ベレンジャー
一度は引退し球団オーナーに転身したが経営は素人でGMに転向し遂には現役復帰するとベンチウォーマーに甘んじる守備に難がある三塁手のロジャー・ドーンにコービン・バーンセン
一度はドーンにその座を譲るも再びオーナーに復帰したレイチェル・フェルプスにマーガレット・ホイットン
インディアンスの監督を務めるも心臓発作で入院することになりジェイクにその座を譲るルー・ブラウンにジェームズ・ギャモン
インディアンスで打撃コーチを務めるデューク・テンプルにスティーブ・イェーガー
ブードゥー教から仏教に改宗したチームNo. 1スラッガーで外野手のペドロ・セラノにデニス・ヘイスバート
ジェイクの恋人のリン・ウェルズにレネ・ルッソ
昨季盗塁王に輝いた1番センターだが今季は一発狙いが目立ち始めたウィリー・メイズ・ヘイズにオマー・エップス
日本のジャイアンツからインディアンスに移籍してきたガッツある外野手のタカ・タナカに石橋貴明
リッキーの幼馴染で学校教師のニッキー・リーズにミシェル・バーク
リッキーのエージェント兼恋人のレベッカ・フラネリーにアリソン・ドゥーディ
投手への返球がノーコンだったがジェイクのアドバイスで改善した新人捕手のルーブ・ベイカーにエリック・ブラスコッター
FAで移籍してきた強打の捕手だが性格はかなり悪く協調性に乏しくシーズン途中でホワイトソックスに移籍することになったジャック・パークマンにデヴィッド・キース
インディアンス贔屓の実況アナでユーモアがある毒舌家の毒舌家のハリー・ドイルにボブ・ユッカー
ハリーのアシスタントのモンティにスキップ・グリッパース
贔屓チームのあまりの弱さにスタジアムの観客席で激しいヤジを飛ばすようになったインディアンスファンのジョニーにランディ・クエイド

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野川新栄

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