ムッシュ・コニャック

劇場公開日:

解説

ドロシー・クライダーの原作をリチャード・M・ポウルとフィリップ・ラップが劇化、ラリー・マークス、マイケル・モリス、ウォルド・ソルトが脚色、「あしやからの飛行」のマイケル・アンダーソンが演出したコメディ。撮影はジョセフ・ラシェル、音楽はモートン・スティーヴンスが担当した。製作はハロルド・ヘクト。出演は「隊長ブーリバ」で共演したトニー・カーティス、クリスティン・カウフマン、「ニューマンという男」のラリー・ストーチ、ほかにマーティ・インジェルス、ジャック・オービュション、ピエール・オラフなど。

1964年製作/アメリカ
原題または英題:Wild and Wonderful
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1964年5月29日

ストーリー

芸人上りの男やもめ、ポンション(ジャック・オービュション)とその娘ジゼル(クリスティン・カウフマン)の飼犬コニャックは、パリで最も有名な映画スターとして莫大な収入をあげ、豪華な大邸宅に住んでいた。しかしそんなコニャックにも3つの弱点があった。娘ジゼルに夢中になって、ことごとく彼女に嫉妬すること、むやみに酒を好むこと、そして『パメラの犬芸一座』の踊手、牝犬プーピーにぞっこん参っていることだ。ある晩コニャックはコニャックを飲んで酔っぱらい、プーピーのいるナイトクラブに行き、そこで一座のフルート吹きテリー(トニー・カーティス)に会い、意気投合して、ぐでんぐでんに酔払い、テリーのアパートに行き、朝まで寝こんでしまった。ポンション家では犬が姿を消したとあって大騒ぎ。やっとアパートをつきとめて、テリーをつるしあげた。しかしジゼルはそんなテリーに一目惚れ、テリーもジゼルが好きになって、2人は親の反対を押しきって結婚した。面白くないコニャックは、2人の後をつけまわして、その仲を邪魔した。困りはてたテリーは、コニャックが自宅でテレビ出演中に、プーピーを連れてきて、テレビ出演をめちゃめちゃにした。コニャックは改心してプーピーと一緒になり、テリーとジゼルは平和な生活を送れるようになった。

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