劇場公開日:1986年10月10日
解説
モンティ・パイソン出身のテリー・ギリアム監督が、徹底的に情報管理された近未来社会の恐怖を、奇想天外な世界観とブラックユーモアたっぷりに描いたSF映画。20世紀のどこかの国。ダクトが張り巡らされた街では、爆弾テロが相次いでいた。そんな中、情報省のコンピューターがテロの容疑者「タトル」を「バトル」と打ち間違え、無実の男性バトルが強制連行されてしまう。その一部始終を目撃した上階の住人ジルは誤認逮捕だと訴えるが、取り合ってもらえない。情報省に務めるサムは、抗議にやって来たジルが近頃サムの夢の中に出てくる美女そっくりなことに気づく。ある日、自宅のダクトが故障し困り果てていたサムの前に、非合法の修理屋を名乗る男タトルが現れ……。タトル役にロバート・デ・ニーロ。エンディングを巡ってギリアム監督と映画会社の間で意見が衝突したため、複数のバージョンが存在する。
1985年製作/142分/G/イギリス
原題または英題:Brazil
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1986年10月10日
スタッフ・キャスト
- 監督
- テリー・ギリアム
- 製作
- アーノン・ミルチャン
- 共同製作
- パトリック・カサベッティ
- 脚本
- テリー・ギリアム
- トム・ストッパード
- チャールズ・マッケオン
- 撮影
- ロジャー・プラット
- 美術
- ノーマン・ガーウッド
- 衣装
- ジェームズ・アシュソン
- 編集
- ジュリアン・ドイル
- 音楽
- マイケル・ケイメン
- 特殊効果
- ジョージ・ギブス
受賞歴
第58回 アカデミー賞(1986年)
ノミネート
脚本賞 | テリー・ギリアム トム・ストッパード チャールズ・マッケオン |
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美術賞 |