皆殺しのトランペット
劇場公開日:1963年6月7日
解説
「ステート・フェア(1962)」のリチャード・ブリーンの脚本をジャック・ウェッブが監督し、自ら主演したトランペッターを描いたドラマ。撮影はハロルド・ロッソン、音楽はアーサー・ハミルトン。出演者は前記ジャック・ウェッブ、「影なき狙撃者」のジャネット・リー、「史上最大の作戦」のエドモンド・オブライエン、「リバティ・バランスを射った男」のリー・マーヴィンなど。
1955年製作/アメリカ
原題または英題:Petekelly's Blues
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1963年6月7日
ストーリー
ニュー・オリーンズのある墓地で黒人楽士の葬式が行われた時、霊柩車からコルネットが落ちた。それは回り回ってピート・ケリー(ジャック・ウェッブ)の手に渡った。その後、ケリーはカンサス・シティの闇酒場でコルネットを吹いていたが、ボスのフラン・マッカーグ(エドモンド・オブライエン)に収入の2割5分を取られたため反対の要求に立ち向かった。その夜、ケリーは町の名家の深夜パーティに楽団員と出かけ、そこの娘アイヴィ(ジャネット・リー)を知った。その席上、マッカーグからケリーへ電話がかかって来たが、楽団員のひとりが断った。が、楽団員が車で帰る途中、突然後方から来た車が彼らの車を上手から突き落とした。明らかにマッカーグの脅迫だ。ある日、ケリーはマッカーグから、うば桜の歌手ローズ・ホプキンスを使うようにいわれた。そして嫌々ながら使ってみると、そのスロー・バラードの巧みさに驚嘆した。その夜、ケリーとアイヴィが婚約した時、ローズが大失敗したため、マッカーグに2階から落とされて気が狂ってしまった。それを見たケリーは、正義のために立ち上がった。アイヴィの止めるのも聞かずに拳銃を持つと、ただひとりマッカーグの事務所へと出かけた。が、彼はまんまとマッカーグの仕組んだ罠にはまり込んでいた。絶体絶命の窮地に追い込まれた。が、彼の後をついて来たアイヴィを守りながらも良く闘い、マッカーグを撃ち殺した。そして、2人は相い抱き合いながら、雨のそぼ降る夜の通りへと歩み出ていくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャック・ウェッブ
- 脚本
- リチャード・ブリーン
- 撮影
- ハロルド・ロッソン
- 美術
- Feild Gray
- 音楽
- アーサー・ハミルトン
- 編集
- Robert M. Leeds
受賞歴
第28回 アカデミー賞(1956年)
ノミネート
助演女優賞 | ペギー・リー |
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