ソナチネ
劇場公開日 1993年6月5日
解説
北野武がビートたけし名義で主演も務めた監督第4作で、沖縄の抗争に助っ人として送り込まれたヤクザが激しい戦いに巻き込まれていく姿を、独特のユーモアを交えながら淡々としたリズムで描いたバイオレンスドラマ。広域暴力団・北嶋組の友好団体である中松組が、沖縄の阿南組と抗争になった。北嶋組傘下の村川組組長・村川は助っ人を命じられ、手下たちを連れて沖縄へ向かう。しかし彼らの加勢をきっかけに抗争はますます激化し、手下たちが次々と命を落としていく。海辺の廃屋に身を隠した村川たちは、少年時代に戻ったかのように無邪気に遊んで過ごすが……。
1993年製作/94分/日本
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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2021年11月26日
iPhoneアプリから投稿
北野武監督兼演者ビートたけし代表作品。
当時の絵の汚さ、雑な格好、心は子供なまま拳銃を手に大人になってしまった彼ら、全てが美しくて、儚くて、悲しくて。
間違いなく後世に語り継がれる傑作です。
是非。
2021年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
数十年ぶりに、今度はDVDを購入して観た。
いまみても、色褪せてなくて、見入った。
感じるのは虚無感。死に向かっていく。
突然ガツンと現れる銃撃戦。
ストーリではなく映像で表現されている。
セリフも少なく、表情。それも静止画のような表情。
死という題材が美しい絵で織りなされている感覚。
闇に閉ざされたビルの中で、マシンガンをぶっぱなししているときに窓から漏れる銃撃光。
それに照らされる黒い車の屋根。
行われていることは殺人なのに、映像が美しいという。
なんとも言葉で表現しにくいからこそ、映像で表現されている。
映画でしか表せないものが表現されているからこそ、映画が作られたという。
まさに映画で表現するのは何かという、本質をついている映画だと思う。
2021年7月17日
Androidアプリから投稿
新文芸坐にて鑑賞。
20歳の私が初めて見た北野作品。
めちゃくちゃかっこ良かった。
かっこ良さの中に垣間見えるユーモア。
作り込み過ぎてなく、程よく力が抜けたような映像が心地良かった。
また見たいし、もっと北野作品見たいと思った。
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