ぼくのバラ色の人生

劇場公開日:

解説

女の子になることを夢見る少年の姿を描いたハートフル・ロマン。監督は本作でデビューしたベルギーの新鋭アラン・ベルリネールで、脚本は彼とクリス・ヴァン・デル・スタッペン。撮影はイヴ・カープ。音楽はドミニク・ダルカン。出演は新人ジョルジュ・デ・フレネ、「王妃マルゴ」のジャン=フィリップ・エコフェ、「だれも私を愛さない!」のミシェール・ラロックほか。

1998年製作/88分/フランス
原題または英題:Ma vie en rose
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1998年11月7日

ストーリー

7歳の男の子リュドヴィックことリュド(ジョルジュ・デ・フレネ)の夢は女の子になること。スカートをはいてお人形さんで遊び、いつか好きな男の子と結婚するのだ。そんな無邪気なリュドだが、周囲は奇異な目で見つめ、やがて拒絶するようになる。しかし、ピエール(ジャン=フィリップ・エコフェ)とアンナ(ミシェール・ラロック)の両親だけは、そんなわが子の理解につとめ、世間の冷たい目から守り抜こうとするのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第55回 ゴールデングローブ賞(1998年)

受賞

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

3.0「女の子になったら結婚するの」って言葉にドキっとさせられた

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 性同一障害の問題を静かに提起し、家族愛を訴えるような映画。いわゆる同性愛の問題などはそれほど問題視していない。性教育を受ける年齢には達していない、純粋な7歳の子どもだから許されるような扱いもしているのだが、結局は子どもへの愛情と理解し合うことがテーマとなってしまった。 笑えるところも多いが、学芸会のシーンはちょっとやりすぎ感が・・・

 結局パパはリストラ、再就職できたものの近所の目もあり引越しを余儀なくされる。それにしても、会社の上司の近所には住みたくないなぁ・・・

 終盤に男勝りの女の子クリスティーヌと出会うのだが、ストーリーが中途半端に終っている。引っ越すまでの話がよかっただけに残念だ。ファンタジーの部分も良かったけど、上手く本編と絡んでいないような気もする。

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kossy

4.015年後の人生

2017年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

偶然男に生まれたからって、自動車やズボンや女の子を好きにならなくてはいけない理由はないんですよね。私は男女の違いは、妊娠ができるかできないか位しかないと思います。

この作品が上映された当時は、LGBTという言葉もなかったし(私が知らなかっただけかもしれませんが)、彼らは今よりももっと色物扱いされていたのを覚えています。日本では、同性婚についての議論もほとんどされていなかったと記憶しています。しかし、たかだか20年弱で、同性婚について議論される様になったし、フランスでは2013年に同性婚が合法化されています。LGBTだけではなく、今もある様々な差別についても、ふと考えさせられた作品でした。そして、彼らが夢想しなくても女性になれる時代になって、嬉しいです。

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ミカ

4.5LGBT🏳️‍🌈が題材の映画は胸に突き刺さる名作が多くて見応えがあるな〜

2017年7月3日
iPhoneアプリから投稿

LGBT🏳️‍🌈が題材の映画は胸に突き刺さる名作が多くて見応えがあるな〜

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こな

3.590年代のLGBT

2017年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

難しい題材を可愛く描いた作品。純粋なリュドの可愛さと現実を生きる両親や周囲の人々との関係。理屈や観念で抑えられるものでは無くましてや正誤なんてなくて自由であるべきだけど、もし自分の息子が女の子になりたがった時にどんな言葉を掛けてあげられるだろうかと考えさせられた。引っ越し先の隣人の女の子とのこれから、家族との関係、性自覚がどうなっていくんだろう。男同士では結婚出来ないという母のセリフが印象的だった。

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yuitos