ブロンテ姉妹

劇場公開日:

解説

19世紀イギリス文学界を揺るがせたブロンテ三姉妹の生涯を描く。製作はイヴ・ガセール、イヴ・ペイロ、アラン・サルド、監督・脚本は「海辺のホテルにて」のアンドレ・テシネ、共同脚本はパスカル・ボニツェール、ジャン・グリュオー、撮影は「愛と宿命の泉」のブルーノ・ニュイッテン、音楽は「ギャルソン」のフィリップ・サルドが担当。出演は「イシュタール」のイザベル・アジャーニ、「ココ・シャネル」のマリー・フランス・ピジェ、「ピエラ 愛の遍歴」のイザベル・ユペールほか。

1977年製作/115分/フランス
原題:Les Soeurs Bronte
配給:パシッフィック・シネマ・ジャパン
劇場公開日:1988年2月6日

ストーリー

19世妃半ば、ヨークシャー州ハワースの丘に牧師の父(パトリック・マギー)と、シャーロット(マリー・フランス・ピジェ)、エミリー(イザベル・アジャーニ)、アン(イザベル・ユペール)の三姉妹と、弟ブランウェル(パスカル・グレゴリー)のブロンテ一家が住んでいた。姉妹は秘かに小説を書き、まずシャーロットの『ジェイン・エア』がロンドンで出版され大評判をとった。次いでエミリーとアンの作品も出版され話題を呼んだが、女性の権利が認められない時代のため、様々な混乱が起こった。そして、人生の大半をハワースの丘で静かに過ごした姉妹は、次々と病に倒れ、流行作家となったシャーロットはふとその淋しさが胸を打つのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第32回 カンヌ国際映画祭(1979年)

出品

コンペティション部門
出品作品 アンドレ・テシネ
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映画レビュー

3.5ヴィクトリア朝時代!

2021年9月26日
Androidアプリから投稿

知的

ブロンテ姉妹について詳しく知らなかったので観てみた。

でも、淡々としすぎで姉妹の内面はあまり描かれないし、登場人物に笑顔がなさすぎて暗すぎてうんざり…。そもそも、英語でなくてフランス語なのは興ざめ。
と思いつつ、それでも最後まで食い入るように観てしまったので、それなりに面白い映画だったと言えるのかもしれない。

ヴィクトリア朝時代をよく知らないわたしには、ひとつひとつが興味深かったのだと思う。

この映画を見る限り、彼女たちは、私から見れば厳しく独特な時代環境におかれていたように思える。

具体的に何が影響して、あのような独特な作品を産み出すことができたのか、もう少し詳しく知りたくなった。

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あま・おと

1.0アジャーニの年齢について

2015年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

 イザベル・アジャーニがエミリ・ブロンテを演じる文芸作品。
 「王妃マルゴ」を観たときにも感じたが、アジャーニは文芸的な雰囲気に合わないと思う。クロード・ミレールやリュック・ベッソンの作品のイメージが強いからそのように感じるのかも知れないが、顔だちがあまりにも現代的に過ぎる。
 今さら気付いたこと。この作品の制作は1977年。当時22歳のアジャーニは1955年生まれ。1984年「サブウェイ」29歳。1994年「王妃マルゴ」39歳。そんな年齢だったなんて。ずっとハタチくらいのイメージを持っていた一観客の身勝手さよ。
 撮影が良かった。特に屋内では、暖炉の火や窓からの光、鏡を利用して、被写体の顔を自然に映し出している。

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佐分 利信
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