プロフェッショナル(1966)

劇場公開日:

解説

フランク・オルークの小説を、「ロード・ジム」のリチャード・ブルックスが脚色、監督した西部劇アクション。撮影はコンラッド・ホール、音楽は「ドクトル・ジバゴ」のモーリス・ジャールが担当した。出演は「愛の奇跡」のバート・ランカスター、「愚か者の船」のリー・マーヴィン、「バルジ大作戦」のロバート・ライアン、「スパルタカス」のウディ・ストロード、「名誉と栄光のためでなく」のクラウディア・カルディナーレ、「軽蔑」のジャック・パランスなど。

1966年製作/117分/アメリカ
原題または英題:The Professionals
配給:コロムビア
劇場公開日:1966年12月17日

ストーリー

1917年、メキシコ革命の時代。数百名の革命派くずれの無法者たちが、山賊となって国境付近で暴れまわっていた。その頃テキサス油田の持ち主グラントの妻マリア(クラウディア・カルディナーレ)が彼らに誘拐され、身代金10万ドルを要求されていた。グラントは妻をとりかえすため4人の男を雇った。彼らはそれぞれの特技をもつ戦争専門家だった。ファーダン(リー・マーヴィン)は、射撃の名手で4人のリーダー格。エーレンガード(ロバート・ライアン)は馬に関しての専門家、ジェイク(ウディ・ストロード)は追跡と狩りの名人で、ナイフと弓矢の術は抜群だ。そしてドルワース(バート・ランカスター)はダイナマイトの専門家といったぐあい。4人は出発した。岩山と砂漠が広がる長い旅だ。途中何度か革命軍に襲われ、各自の特技をいかしてきり抜けた。メキシコ鉄道を見下ろす丘の上で4人は周囲を偵察した。政府軍に守られた機関車が来た時、首領ラザ(ジャック・パランス)を先頭に数十人の革命軍が現れた。列車はおさえられ乗員は全員射殺された。敵の根城の近くまできたらしい。その夜4人は攻撃を始めた。ダイナマイトを仕かけ、マリア救出におもむいたところ、なんとラザとマリアは夫婦だった。むりやりマリアを連れ出し、敵の本拠を爆破した。4人のプロフェッショナルとマリア、一行5人の脱出が始まった。砂嵐の中を、ラザ一味が追ってくる。戦闘が続き、敵の生存者はラザだけとなった。そして、ラザも一行に加えたのだが、彼の話によると、マリアはもともとメキシコの女で、グラントが土地を奪った際に連れ去ったのだという。マリアとラザは昔から恋人同士だったとも。グラントのきたないやり方に4人は怒った。賞金などいらない。プロフェッショナルたちはマリアとラザをメキシコに帰してやるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第24回 ゴールデングローブ賞(1967年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
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映画レビュー

2.0若い頃はあんなにワクワクしたのに…

2022年1月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昨年TV鑑賞した「エルマー・ガントリー」と 同じリチャード・ブルックス監督の作品とは 知らずに再鑑賞していた。 また、映画とはその鑑賞のタイミングで 随分と印象が異なるものだと 改めて思い知らされた。 故郷の映画館で最初に鑑賞したのは まだ10代の頃だったと思うが、 色々な分野のプロが結集しての救出劇に ワクワクして観た記憶が残っていた。 しかし、何10年ぶりに観直して 展開上のアラばかりが気になり、 その一つ一つをここに記載出来るほど 少なくはない残念な作品に感じた。 例えば出来の良くない回の「スパイ大作戦」のような御都合主義的な設定・展開と 言ったら良いだろうか。 アカデミー賞の監督・脚色賞や ゴールデングローブ賞のノミネート作とは 驚かされるばかりだった。 「エルマー…」と同じバート・ランカスター 主演ながら全くジャンルの異なる作品だが、 共に映画作品としては演出の上手さを 感じられない監督に感じる。 「冷血」「ミスター・グッドバー…」等 まだまだ鑑賞の出来ていない ブルックス監督作品だが、 あまり優先順位は高くないかなとの イメージが残ってしまった。

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KENZO一級建築士事務所

3.5クラウディアカルディナーレの魅力

2022年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

リーマービン扮するリコファーダン は、バートランカスター扮するビルドルワースらとさらわれた女性の救出に向かった。崖をロープ一本で登るシーンなんぞ圧巻だったな。導火線の火がデカいのと、爆発まで30分もかかるのはしんどくないかね。クラウディアカルディナーレ扮する救った夫人もいかがなものかな。でもやっぱりハスキーヴォイスのクラウディアカルディナーレは魅力的だね。

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重

3.5娯楽西部劇

2022年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

メキシコの野盗(ジャック・パランス)に、妻(クラウディア・カルディナーレ)を拉致された実業家は、その道のプロを集め奪回を図る。 射撃の名手でリーダーはリー・マーヴィン、馬の取り扱い名人はロバート・ライアン、爆破のプロはバート・ランカスター、弓の名人はウディ・ストロードという最強の布陣で臨む。 劇場も含め何回か見ているが、いつも面白い。

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いやよセブン

4.5バートランカスターって山猫にも出ていた俳優だった

2022年1月9日
PCから投稿

いやあ、痛快だった。 4人の仕事師が粋で渋く、最後までミッションをやり抜く。 まさに題名にふさわしい。 誘拐犯から依頼主の妻を救出するはずが、最後は依頼主が誘拐犯扱いに。 彼らは、ビタ一文貰わず、言うなれば、『骨折り損のくたびれもうけ』 だが、鑑賞後は、金よりも自らの信義を重んじる男たちの爽やかさが残る。

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藤崎敬太