ブロブ 宇宙からの不明物体

劇場公開日:

解説

アメリカの田舎町に突然轟音とともに落ちてきた宇宙からの侵略者と戦う若者たちの姿を描く。58年の「マックイーンの絶対の危機」のリメイク版で、エグゼクティヴ・プロデューサーはアンドレ・ブレイ、製作はジャック・H・ハリスとエリオット・カストナー、監督・脚本は「エルム街の悪夢3 惨劇の館」のチャック・ラッセル、共同脚本はフランク・ダラボン、撮影はマーク・アーウィン、音楽はマイケル・ホーニッグが担当。出演は「プラトーン」のケヴィン・ディロン、ショウニー・スミス、ジョー・セネカほか。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:The Blob
劇場公開日:1989年1月21日

あらすじ

アメリカの田舎町、アーバーヴィル。ある夕方、火の玉が森に墜落するのを見た町の名物男、缶男(ビリー・ベック)は好奇心からその現場に向かうが、クレーターの底に動く粘液状の塊が腕に取りついてしまう。そこへデート中のメグ(ショウニー・スミス)とポール(ドノヴァン・リーチ)の車が通りあわせ、2人は彼を病院へ運ぶが、その物体はいつしか缶男を食べつくし、ポールに襲いかかる。それを目撃したメグは一部始終を病院に駆けつけたハーブ保安官(ジェフリー・デマン)に話すが、彼は町の不良少年ブライアン(ケヴィン・ディロン)の悪戯だと思っていた。その間にも町に出た物体は次々に人々を飲み込んでゆき、巨大化していった。ブライアンはメグから事の次第を聞かされるが相手にしないでいたところ、彼の親友で食堂のウェイトレス、フラン(キャンディ・クラーク)が物体に襲われるのを目の当たりにして、それと戦う決心を固める。やがてその物体の正体が、政府の科学調査団と称する科学者メドウス博士(ジョー・セネカ)の行なった細菌実験の産物であることを知ったブライアンとメグは、町をすっかり飲み込んでしまう勢いの物体を、人工雪製造機で凍らせようと一計を策し、そしてそれはタンクの爆発による氷の雲の結晶体の落下で成功をみる。戦いは勝ったのだ。ところが町のミーカー牧師(デル・クローズ)はこの世の終わりを予言する。なぜなら彼は怪物の結晶体をビンの中に入れて持ち歩いているから。その最後の審判の日を待ちながら…。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0古き良き特撮表現による、謎の粘性物体パニック

2025年2月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

【ソニー・ピクチャーズYouTube公式アカウントにて視聴】
“それ”は、絶えず獲物を捕食し、膨張する。隕石により飛来したアメーバ状の粘液性物体が、アメリカの小さな田舎町を恐怖に陥れる。
1958年製作『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』のリメイク版。監督・共同脚本には『マスク』(1994)、『スコーピオン・キング』(2002)のチャック・ラッセル。更に、『ショーシャンクの空に』(1994)のフランク・ダラボンも脚本に参加している。

アメリカの田舎町アーバーヴィル。ある夜、森に隕石が落下し、内部に潜んでいたピンク色の粘液性物体がホームレスの男性の腕に絡み付いた。デート中のティーンエイジャー、メグ(ショウニー・スミス)とポール(ドノヴァン・リーチ)が、彼を病院に搬送する。しかし、謎の物体は老人を捕食し膨張、ポールも犠牲となってしまう。
町の保安官は、不良少年のブライアン(ケヴィン・ディロン)の仕業を疑う。しかし、動機も証拠もないブライアンはすぐに釈放される。ポールが犠牲となる瞬間を目撃していたメグは、警察に事情を説明するも信じてもらえず、ブライアンに助けを求める。
その間にも次々と町の人々を捕食し、巨大化していく物体。間一髪の所で襲撃を免れたブライアンとメグは、保安官を頼ろうと隕石が落下地点である森へと向かう。しかし、そこには政府の生物研究所を名乗る防護服の人々がやって来ていた。

今見るとあまりにも陳腐だが、手作り感満載のアメーバ状の物体の演出は好み。ミニチュアや合成を駆使したクリーチャー描写は、古き良き特撮といった雰囲気で、全てをCGで表現出来てしまう現代にはない味がある。

気合いの入った捕食描写も素晴らしい。また、犠牲者の人選も魅力的だった。
ブライアンを「不良(ワル)だが、人を殺すようなヤツじゃない」と信頼していた保安官や、そんな彼が思いを寄せていたダイナーのウェイトレスといった、作品によっては生き残る可能性がある人物がアッサリと捕食されていく展開は好感が持てる。また、メグの弟と映画館に行った友人まで犠牲になるという、無垢な少年すら容赦しない思い切りの良さには拍手。
映画館で女を前に映画のネタバレを続ける髭オヤジや、マッドサイエンティストのメドウス博士が犠牲になるのは御約束(笑)

ヒロインであるメグの奮闘ぶりが良い。親に内緒で友人と映画館へ出かけた弟を救出し、下水道で逃げ惑う姿。クライマックスでマシンガンを手に物体に挑む姿は、『ターミネーター2』のサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)のような逞しさがあり笑える。

マット・ディロンの弟、ケヴィン・ディロンの若き日の姿も印象的。冒頭で壊れた橋をバイクで渡ろうとするも失敗するという展開が、彼の無鉄砲さを象徴している。中盤で政府の職員達から逃げる際に、橋を渡る事に成功するという展開もベタだが上がる。

謎の物体の正体が単なる宇宙生物ではなく、政府が極秘開発した生物兵器だったという展開は驚いた。陰謀論的なアプローチは嫌いではない。しかし、ラストで物体を瓶詰めにして持ち歩き、終末論を唱える牧師はやり過ぎな気もするが。何せ、こちらは物体の正体が人工物である事を知っているので。

ストーリーテリングや物体の映像表現に陳腐さは拭えないが、独特な魅力を放つ一作なのも確か。更なる現代版リメイクがあるならば観てみたい気もする。

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緋里阿 純

4.5スプラッターホラーの名作

2025年1月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

リメイク元の「マックイーンの絶対の危機」は未鑑賞。

粘液状の生命体ブロブが人を襲いまくる作品。結構怖かったです。ゴア描写が素晴らしく、とにかくドロドロのグチャグチャ。80年代特有の手作り感のある気持ち悪さがたまりません。
モンスターが圧倒的に強く、知能があるのか無いのかよくわかりませんが、無慈悲に人間を殺しまくる姿は圧巻!終盤の展開も思い切りが良く、「おいおい、もう勘弁したれよ…」と思うほどに容赦ありません。

インパクトのあるシーンの連続で、シンプルに圧倒的なモンスターの恐怖が味わえる、スプラッターホラーの名作と言えるでしょう。

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吹雪まんじゅう

1.5エイリアン!?

2024年10月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

字幕版鑑賞。
始めはエイリアンか!?と思ったけど、実は…
とにかくB級感満載なので、ゴアっぽい描写も何とか見れました。
面白いかと言われたら…う~ん…て感じで、私の好みではなかったです。

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ROSE

5.0ブロブ

2024年10月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:その他

怖い

興奮

懐かしいです、初めてこの映画見た時はめちゃくちゃ怖かった。

巨大アメーバに補食されるシーンは当時は怖かったです。

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Y&M

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