ブルースカイ(1994)

劇場公開日

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解説

情緒不安定な軍人の妻と彼女を愛する夫の心理的葛藤を、米軍の機密事項を背景に描いた異色の家族ドラマ。90年に撮影されたが、監督の死や製作会社の倒産などが重なりアメリカでも4年間オクラ入りとなっていた。監督はこれが遺作となった、「長距離ランナーの孤独」「ホテル・ニューハンプシャー」のトニー・リチャードソン。テレビ畑で活躍する脚本家ラマ・ローリー・ステグナーの半自叙伝的な原案を、彼女と「ペギー・スーの結婚」のコンビ、アーレン・サーナーとジェリー・レイクトリングの共同で脚色。製作は「ウィンター・ピープル」のロバート・H・ソロ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「薔薇の素顔」のジョン・G・ウィルソン。撮影は『キャビン・ボーイ』(V)のスティーヴ・ヤコネッリ。音楽は「恋する人魚たち」のジャック・ニッチェ。美術はリチャードソン演出のテレビドラマ『オペラ座の怪人』も手掛けたティミアン・アルセイカー、編集は監督とは「ボーダー」以来のコンビ、ロバート・K・ランバートが担当。主演は本作で94年度アカデミー主演女優賞を受賞した「ナイト・アンド・ザ・シティ」のジェシカ・ラングと、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のトミー・リー・ジョーンズ。共演は「三銃士(1993)」のクリス・オドネル、「トゥームストーン」のパワーズ・ブース、「ハードロック・ハイジャック」のエイミー・ロケインら。

1994年製作/アメリカ
原題:Blue Sky
配給:コロンビア トライスター映画

ストーリー

62年、ハワイ。部下とヘリコプターで飛行していたハンク・マーシャル少佐(トミー・リー・ジョーンズ)は、トップレスの女が海岸を歩いているところを低空で降下し、部下たちに「女房さ。美人だろ」と言う。その妻カーリー(ジェシカ・ラング)は情緒不安定で軍人の妻という現実を直視できず、自分は映画女優になるべき存在だと夢想し、日々そのように振る舞っていた。アラバマへの転勤が決まり、2人の娘アレックス(エイミー・ロケイン)とベッキーを連れて新天地に向かう一家。カーリーは自分が考えていた新生活のイメージとは程遠い基地内のお粗末な家に癇癪を爆発させる。ハンクは彼女を優しくなだめ、その晩二人は激しく愛を交わした。カーリーはハンクの新しい上官、ジョンソン大佐(パワーズ・ブース)の妻ヴェラ(キャリー・スノッドグレス)から基地の婦人クラブのショーに誘われ、皆の注目を集めることができるとご機嫌になる。大佐の息子グレン(クリス・オドネル)もアレックスと同じ年頃で、家族ぐるみの付き合いが始まった。“ブルースカイ”なる暗号名の核実験のため、ネバダ州の実験場に出掛けたハンクは、開始直前に危険区域内に2人のカウボーイがいるのを目撃して通報するが、上層部に黙殺された。彼の留守中にアレックスとグレンは基地内の廃墟に入り、誤って手榴弾を爆発させて大騒動となる。一方、カーリーは大佐と浮気をしていた。アレックスに浮気現場を見られたカーリーは、娘の叱責に耐えかねて、ネバダにいるハンクに電話で告白する。基地に戻ったハンクは、「ブルースカイ」計画が2人の民間人を見殺しにしていることを責めるが、カーリーを寝取った腹いせとしか考えない大佐に怒りを爆発させ、殴り倒してしまう。大佐はハンクに強制的な「治療」を受けさせ、彼は廃人のような姿になる。それを知ったカーリーは軍の式典に謁見中の大佐の前に車を乗り付け、叱責する。夫のカバンから核実験の書類を見つけた彼女は、ネバダのカウボーイたちに夫の無実を証明するためにも新聞社に行って証言してくれと頼む。協力を拒まれた彼女は意を決して自ら馬に乗り、実験場に駆り出す。ちょうど、軍がマスコミに核の安全性をPRしていた最中に現れたカーリーの姿は、テレビで大きく報道された。その結果、ハンクの保釈と大佐の解任が決まった。夫婦は全てを許し合い、抱き合う。除隊したハンクが教職を得てカリファルニアへ向かう日、カーリーを筆頭にしたマーシャル一家とグレンは、希望に燃えて車で出発した。

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映画レビュー

3.5テーマが大きいだけに中身が薄い

SHさん
2019年6月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白かったけれども、核心のテーマに踏み込まないまま、あっさりと終わってしまったので残念感が強かった。
この映画はファミリー映画だということなのかもしれない。
描かれている核実験はあくまで材料に過ぎない。

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SH

3.0 基地内でデートしようとしていた娘は無邪気に手榴弾を暴発させて大騒...

kossyさん
2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 基地内でデートしようとしていた娘は無邪気に手榴弾を暴発させて大騒ぎになってしまうところもすごいが、性懲りもなくもう1度デートしようとしたらママ(ラング)の浮気現場を目撃してしまう。娘にチクられるよりも先手を打ったほうがいいと、自分から告白したりする。

 トミー・リーが核開発を行って罪の意識を感じてるというのに、家族はその心さえわからない。浮気性、踊りやパーティ好き。浮気相手の大佐に殴りかかって乱闘騒ぎ。軍法会議にかけられ危機に陥るが、強制的に入院させて最悪事態を避けさせようとする大佐とラング。

 しかしトミーリーには核開発の矛盾を訴えたいというわだかまりもあったため、精神病院で本当に病人にさせられてしまうのだ。軍部の陰謀がどこまで関与しているのかは定かじゃないが、明らかに何かある。核実験により民間人が被爆した事実などを知った彼のノートを見つけ、ラングと娘二人は基地を抜け出しヒバクシャに会いに行く。夫を救いたいと訴え、実験を阻止しようとするラング。マスコミにも事実を流そうと試みたが軍部に揉み潰された。

 一気に社会派映画と変貌を遂げたシーンではあったが、その後はジョンソン大佐が隠密に動いて穏便に済ませるような展開。家族の絆を取戻すかのような普通の家族愛の映画に落ち着いてしまったようだ。黒髪に変えたラングは「エリザベス・テイラーだ」などと言われて喜ぶような平凡な映画に落ち着いた・・・残念。

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kossy

5.0ジェシカ・ラングの熱演

daniさん
2016年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

幸せ

大好きなジェシカ・ラングのアカデミー賞主演女優賞受賞作。(「トッツィー」では助演女優賞)情緒不安定であり大胆不敵な、軍人の妻という役はとてもハマり役。これぞジェシカ・ラングの集大成!という感がする。旦那役のトミー・リー・ジョーンズも、そんな妻を全身で受け止めるおおらかな人柄なのでこれもまたハマっていた。
また、核爆弾や放射能といったこともこの映画のテーマの一つとして出てきて、ただの「大変な軍人夫婦の話」で片付けらえていない点も良かった。

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dani
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