不安

劇場公開日:

解説

不倫の恋に悩む人妻の姿を描く。ステファン・ツヴァイクの同名小説の映画化で、製作はヨッヘン・ゲンゾーとマリオ・デル・パパ、監督は「イタリア旅行」のロベルト・ロッセリーニ、脚本はセルジオ・アミディとフランツ・トロイベルクの共同、撮影はカルロ・カルリーニ、音楽はレンツォ・ロッセリーニが担当。出演はイングリッド・バーグマン、マチアス・ヴィーマンほか。

1954年製作/イタリア・西ドイツ合作
原題または英題:Non Credo Piu'All'Amore La Paura
配給:大映
劇場公開日:1988年12月16日

ストーリー

薬品会社を経営する実業家アルベルト(マチアス・ヴィーマン)の妻イレーネ・ワグナー(イングリッド・バーグマン)は、いつしか不倫を覚悟で、ある音楽家を愛するようになっていた。ある日そんな彼女のもとに一人の女性が現われ、彼女の情事をアルベルトにばらすと脅かされ、夫の愛を諦めることのできないイレーネは、黙ってゆすりに応じた。しかし次第に、これが夫の仕組んだ謀略であることを知ったイレーネは、絶望と混乱の中で、苦悩に耐えかねて自殺をはかろうとする。そこへ駆けつけたアルベルトは、危うい所で妻の命を助け、お互いのあやまちに気づいた夫妻は、さらに深い愛を誓い合うのだった。

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