復讐は俺に任せろ

劇場公開日:

解説

「海の無法者」のロバート・アーサー製作の警官対ギャング劇、1953年作品。ウィリアム・P・マッギヴァーンの原作小説に基づいて「烙印」のシドニー・ボームが脚色、「飾窓の女」のフリッツ・ラングが監督した。撮影監督は「情炎の女サロメ」のチャールズ・ラング、音楽監督はミッシャ・バカライニコフ。「カルメン(1948)」のグレン・フォードと「突然の恐怖」のグロリア・グレアムが主演し、ジョスリン・ブランド、アレクサンダー・スコービー、リー・マーヴィンなどが助演している。

1953年製作/アメリカ
原題または英題:The Big Heat
配給:コロムビア映画会社
劇場公開日:1953年12月6日

ストーリー

巡査トム・ダンカンが自殺し、遺書にはギャングのマイク・ラガナ一味が市政を牛耳っていること、自分もそれに関係していたことなどが書かれていた。ダンカンの妻バーサは遺書を利用してラガナを恐喝し、警察へは病死と偽って報告した。警部のデイヴ・バニアン(グレン・フォード)は死因に疑いを持っていたが、トムと駈け落ちの約束をしていた酒場女ルシーがギャング一味に殺されたことから疑いは一層深まった。デイヴはダンカン夫人を訪れていろいろ質問したが、夫人は怒って少しも応えてくれなかった。翌日、デイヴは署長からこの事件から手を引けと命じられた。警察上層部にもギャングの勢力が及んでいたのだ。しかし、デイヴは決心を変えず、単身ラガナ邸を訪れ、邪魔しようとした用心棒を殴り倒して帰ってきた。その翌朝、署長は更に厳重な警告を彼に与えた。ギャングはデイヴが諦めぬと知るや彼の妻ケイティを事故と見せて殺した。いよいよデイヴは本格的探索を始め、ラガナの1の子分ヴィンスと情婦デビー(グロリア・グレアム)に接近した。ヴィンスはデビーとデイヴの仲を疑い、嫉妬のあまりデビーの顔に煮立ったコーヒーを浴びせ大火傷をさせた。デイヴは友人たちの強力を得てラガナの子分ラリーを捕らえ、一切を白状させたが、一方ラガナ一味に恨みを抱くようになったデビーは、ダンカン夫人を射殺して遺書を奪い、更にヴィンスを待ち伏せて熱いコーヒーを彼に浴びせた。怒ったヴィンスは彼女を撃ち、逃亡しようとしたがデイヴに追われ、拳銃戦の末ついに射殺された。翌朝、デビーは病院で死んだ。そしてデイヴには浄化された警察の椅子が待っていた。

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(C)Columbia Pictures

映画レビュー

3.5無名の良品

2020年6月7日
PCから投稿

全然知らない監督だったし初めて見る俳優だった。古い映画だしストーリーはそんなにめちゃくちゃ面白くなくても勘弁してやろうかなーって感じな。この映画のストーリーの面白いところは 今の映画じゃ描かれないくらい敵の書き込み方が、ある意味リアルってことかな。 アメリカ社会全体が実はこれのもっとスケールのでっかいやつじゃないかという疑いは常にあるわけで。そこんところがちょっと怖かった。

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タンバラライ

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