パルプ・フィクションのレビュー・感想・評価
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【「エゼキエル書25章17節」”おバカな小悪党達”のテンポ良き、ループストーリー。】
ー タラちゃんの作品の中でも、”可笑しさ面白さ”で頭一つ抜けている作品である。ー
ー 破綻なき、ストーリーテリングも魅力である作品である。-
◆冒頭、ファミリーレストランでパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニーがいきなり銃を振りかざし、”金を出せ”と叫ぶシーンから始まり、”おバカな話”を絶妙に挟みつつ物語は進む。
■映画の内容は多くの方がご存知だと思われるので、観る度に笑ってしまうシーンを幾つか、列挙する。
・ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)がボス、マーセルスの妻ミア(ユマ・サーマン)と”ボスの指示で”食事に出かけるシーン
二人は食事して、踊ったりする(このシーン、好きである。)がミアがオーヴァー・ドーズのため、死にかけ”慌てて”知り合いの売人の家に押しかけ、蘇生させるドタバタ感が可笑しい。(余程、怖いボスらしい・・)
・金時計に纏わるシーン
冒頭、幼きブッチ(ブルース・ウィリス:現在、落ち目のボクサー)の前に、クーンツ大尉(名優 クリストファー・ウォーケン)が現れ、”これは君の父親の形見だ・・・”と真面目な顔で言って、二人の男の”ある場所”の中に長年隠していた金時計を渡すシーン。
ー ”ええっ、いらないよ・・。汚いよ・・”と思いつつ、かの名優が真面目な顔で話をする姿に、何度観ても笑うシーンである。ー
・そして、大人になったブッチはマーセラスを裏切り、ノミ行為で大金をせ占めるが、逃げる時わざわざ金時計を危険を冒して取りに行く・・・。
ー ”あんな金時計、どうでも良いじゃん!”と心中、突っ込みつつ、鑑賞。又、怖い筈のマーセラスがバックからヤラレちゃっている所も可笑しい。ー
・ザ・ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)が華麗に登場するシーン
ヴィンセントが車の中で銃を暴発させてしまい、”お掃除屋”として、”10分以内に到着する”と言って、”きっちり、9分と37秒で登場”
・伊達なスーツと蝶ネクタイをビシッと決める姿と、”お掃除させられた”ヴィンセントと、殺しの前には「エゼキエル書25章17節」をきっちり唱えるジュールス(サミュエル・ジャクソン)の間抜けなTシャツ姿の対比。
ここも、笑える。(タラちゃんもちゃっかり、登場している・・。)
◆そして冒頭のファミリーレストランのシーンに戻り、ヴィンセントとパンプキンが対峙するシーン。ここでも、「エゼキエル書25章17節」が唱えられるが・・。
<”おバカで、どうでも良い話”を幾つも挿入しながらのあの、見事なエンディング。タラちゃん、何度観ても流石です・・。>
映画
痛快でカッコいい。
どうでもいい話w
何かが始まるようで始まらない
肩肘張らずに観るべし
あなたが信じるのは"偶然"か"必然"か?!
本作は"ラッキーとしか言いようのない出来事"が各人物の元に起きる。それは本当に"幸運"だったのか、それとも"奇跡"だったのか?
ここでの"幸運"とはいわば"偶然"のことで、人が主体的に起こした行動の末訪れるものだ。一方"奇跡"は"必然"と同じ。これにおいて"ラッキーな出来事"は、神がすでに決めた人生を人が歩んでいるに過ぎないゆえ、その過程で人間が何をしようが必ず起こるのだ。
本作は"幸運"を信じるヴィンセントと、"奇跡"を信じ神を深く信仰するジュールスが"ラッキーな出来事"をめぐって口論を度々繰り返す。
そうして終盤、"奇跡"を信じないヴィンセントの"幸運"はいよいよ尽きてしまい、暗殺のターゲットと"不運な"出くわし方をしてマシンガンで蜂の巣にされてしまう。
結論から言ってしまえば、私は"幸運"も"奇跡"も両方が起きていると思う。私達人間は、時間的にも空間的にも有限だから、現世の外、つまりは神や神の世界の存在の確認などしようもない。ただ、"奇跡"は信じるものの元にしか訪れないのだろう。神を信じない者の世界に神は存在するはずがなく、"幸運"が尽きた時、救いの手を差し伸べる神も奇跡も存在しないのだ。だからヴィンセントの"幸運"はいよいよ尽き、命を落としてしまったのだろう。
この映画は実にシンプル!くだらない出来事で困って、思ってもみなかったラッキーな出来事が起こってその場を切り抜ける。そんなどこかくだらなくて、登場人物もギャングや殺人犯というバイオレンスさもあるのにどこか笑えちゃう、そんなタランティーノ節に拍手!!
さあ、あなたは"幸運"と"奇跡"、"偶然"と"必然"どちらを信じますか???
全てがかっこいい映画(あなたの好みと合えば)
全てが絶妙。気持ちいい映画です。
なにもわからなくてもなんだか気持ちよくなる、
いい気分で酔っ払っているような感覚になれる映画。
観るときは片手にアルコールをオススメします笑
アクション系やマフィア系の映画が苦手な人でも楽しめると思います。
テンポがよく、間が絶妙で、登場人物の掛け合いが巧妙。音楽もビジュアルも最高です。
人を殺したり助けたり逃亡したりfuckしたりされたり、または何かを信じる気持ちを授かったりしますが、あまり深刻ぶったところがない「パルプフィクション」なので気持ちよくなります。その配分が絶妙。天才。
これまでアクション映画をあまり観てこなかったのですが、今評判の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観ようと思い、この有名作に挑戦しました。本当に楽しかったです。映画って最高ですね。
ワンハリもとても楽しみです。
パルプフィクションというテーマパーク
食事中はは観ないで!
薬の炙るシーン、吸うシーン
子供には見せられない。
音楽の使い方や頭の弱そうな女性と殺人も簡単にやってのける男性との対比、そう出てくるみんなが馬鹿を真面目にやっている所が面白いのかな?
死人、怪我人も沢山出てくるので私は笑えない。
それと時系列等バラバラな感じで出てくるので
あれは何だったとか?あまり思わずにさらっと見た方が良いと思った。
日本映画が好きな監督、日本刀まで出てきましたね。
※ロクでもない感想です※
2017/03/05初回視聴
一瞬だけ、ギャングのボスが嗜虐趣味な警官のあんちゃんからケツ掘られるシーンあったんだけど、「このシーンどこ向けやねん…」と思わずつぶやいてしもうた。
パルプは、3回くらい見るかwikiのネタばらししないと訳わかめだし、普通に評価高い作品なので私が語るまでもないです、でもオススメですし見てほしい……
タランティーノの代名詞的な作品
勧めてくれてありがとう!
とにかく、面白い映画
くだらない作り話(読み捨て小説)を意味するタイトル。
初めて観たときは、襲撃を受けた。
面白さに思わず手を打つほどだった。
まだ、イニャリトゥの「アモーレス・ペロス」を知る数年前だった。
カンヌもこういう映画をパルム・ドールに選ぶんだ、という驚きもあった。
審査委員長はクリント・イーストウッドだった。
因みに、タランティーノが審査委員長を務めた時は「オールド・ボーイ」にグランプリ(審査員特別賞)を与えている。
登場人物はイカレた奴等ばかり。
その後のタランティーノの仕事結果を経験すると、もはや激しさはないが、あの当時は極めて刺激的な映画だった。
貫禄が出てきたトラボルタを踊らせたり、ブルース・ウィリスに日本刀を振らせたり、映画ファンの泣かせ所を押さえた心憎さ。
何回見ても面白い
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