パルプ・フィクションのレビュー・感想・評価
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洗練されたくだらなさ
クエンティン・タランティーノ監督作品はじめてみた。
傑作だった。友達におすすめの作品ある?って聞かれたら真っ先に挙げる。
タイトル通り、扇情的でくだらないクライムストーリーではあるのだが、そのくだらなさが洗練された脚本と構成によってつくられているのがよくわかる。
音楽もいいし、細部に登場する小ネタもまだまだ分からないし何度でもみたくなる作品である。
個人的にユマ・サーマン演じるミア・ウォレスが最高すぎた。
5ドルのシェイクと煙草を吸っている様が美しい。
ボブの女性が煙草吸っていることはなんであんなに魅力的なんだろう。
作品の世界に酔う
作中の音楽や映像、キャラクター同士のかけ合いがテンポよく作品の世界に酔う。
ただ視聴後の感想は、なんだこりゃ?という否定的なもの。
この作品の感想を見ているとトリビア的なものが多く存在するので、それを見て感想を共有できることが一番おもしろい。
結末は…関係なく、何度観ても面白い
癖のある監督の作品ということで
好き嫌いはあるかもしれないが
予算増になった今作品で爆発!!
監督2作目でやり切った感はある。
埋もれた人の起用、自身の世界を構築、
物語の展開も音楽もカッコいいと
タランティーノの印象を決定付けた。
何度観ても、いつも間にか
この映画に戻ってしまう。
好きな人には好きなフイルム
好きな場所になる。
※
あばたもえくぼ
今あらためて観ると、みんな若くてカッコ良かった。
トイレの中というシチュエーションが繰り返されていて好き。
独特な構成とキャラクターが魅力。
タランティーノ監督作品には目がない。
バイアスがかかってしまって痘痕も靨。
豪華な「安っぽい小説」
食わず嫌いで、恥ずかしながら、タランティーノ作品は初めての鑑賞。でも、率直に面白かった。
一見、バラバラに思えるストーリーが、絶妙なバランスでつながっていき、画面の中で起こっていることは超胸クソなのに、ハラハラドキドキさせられて、ラストまで飽きさせない。
まさに、豪華な俳優陣たちの見事な(とぼけた?)演技によって緻密に(わざとズサンに?)描かれた「安っぽい小説」だった。
血生臭いのは苦手なのだが、出てくるエピソード一つ一つの下品さが、笑うしかないってぶっ飛び方なので、ただただ「すげー」と思って観ていられた。特に、金時計には爆笑した。
こちらに聖書の素養がないことや、トラボルタが読んでいた「モデスティ・ブレイズ」など、そういうところがわかればもっと楽しめるんだろうなぁという部分が多かったのは、ちょっと悔しい部分。
他のタランティーノ作品も観てみたい。
素晴らしい!タランティーノ監督の、まさに代表作!
NHKのEテレで、90年代のアメリカ!サブカル!みたいな番組やってて、思わず見返したくなりました①/②。
タランティーノ監督の出世作は→レザボアドックス
タランティーノ監督の代表作は→パルプフィクション
↑↑↑だと、俺的には思ってます。
学生の頃に見た作品ですが、オッさんになって見返すと、また違った印象な訳で・・
DVDを意識した、チャプターをばら撒いて、ラストで伏線回収!てのは、最近は普通かもだけど?この当時はとても斬新だったよなぁ・・。
映画ドットコムのネタバレレビューや、そもそもDVD裏パッケージや、全く予備知識無く見た方が、圧倒的に面白いでしょう。
何度見返しても、勿論面白いけど?初回の初見が特に大事。
スマホ触りながらとか、早送りしながらとか、では無く。
万全の睡眠時間と体調の時に、二時間半長いかも!?だけど、目を凝らして集中して見て欲しい。
まさにマスターピース!素晴らしいですヽ(`・ω・´)つ♡
デートで見る度】
クライムアクション大丈夫な相方なら☆⑤/そうでないなら☆②
見ながら飲むお酒】
何でも良いんだけど、往年の?古き良きカウチポテトスタイルにて、是非に見て欲しいス。
雰囲気だけで最後まで観られる映画
もしこの映画がどういう作品なのかと聞かれたら、チンピラたちが「ハンバーガーがどうのこうの」と話す様子をひたすら二時間半描いている映画と答えるだろう。
パルプフィクション(安っぽい小説)というタイトルなだけあって、ストーリーは本当に何てことないもの。チンピラたちがちょっとしたハプニングに巻き込まれる様子をただひたすら描いているだけなので、普通に考えるととても退屈な映画だと思う。
しかし、愛嬌のあるキャラクターとセリフ回し、音楽によって雰囲気だけは抜群に良いためそれで退屈せずに最後まで見られてしまうのがすごい。
「うちの前に"黒人の仏を預かります"って看板が出てたか?」
「いや…」
「なんでかわかるか?うちは黒人の仏を預からないからだ!」
映画に劇的な展開を求める人には全く向いていないが、上記のような会話のやりとりが楽しめる人にはお薦めの作品である。
ファビアンかわいい。
なぜこの作品が米アカデミー賞なのか、と考えた。(けど、分からない)
日曜日の昼下がり、ちょこっと出来た時間の有効活用。失敗しない映画を見たくって、過去の作品を探していたら、この作品に。米アカデミー賞だし。
映画冒頭の「PULP」の意味説明。”A magazine or book containing lurid subject matter and being characteristically printed on rough, unfinished paper.質の悪い紙に印刷された扇情的な内容の出版物”-netflixより引用。 そして、この映画は、これがすべて。
個人的な感想として。見せ方はすごく良いと思う。4つぐらいの話を切り貼りして飽きさせない展開。グロイシーンもあるけど、掃き溜めに鶴、というか救いもある。90年代のアメリカって、こういう社会風潮だったのかな、と感じた。ここまでの銃社会ってどうなのよ?住みたいと感じる?僕は嫌だ。
ジョン・トラボルタが主演男優賞をとってるけど、彼が主演なの?まあ、全体の3分の2ぐらいは、彼がメインか。助演男優賞のサミュエル・L・ジャクソンがむちゃくちゃカッコいい。たしかに、このあとスターダムへ登り詰めるのはわかる。そして、クエンティン・タランティーノ。俳優志望なの?出たがりなんだね?
期待値が高過ぎた
ギャングのビンセントとジュールスは組織を裏切った青年の家を訪れ、盗まれたトランクを取り返す。
また、ボスから愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは彼女と2人で夜の街へ繰り出すが、帰り際にミアが薬物を過剰摂取し昏睡状態に陥ってしまう。
一方、落ち目のボクサーであるブッチは八百長試合を引き受けるが裏切って勝利を収め、恋人とともに街から逃亡を図る。
(解説より)
んー、結論当方には刺さらなかった…
登場人物とシーンがコロコロ変わるストーリー展開は非常に面白かったが、最終的に全てが繋がるような伏線もなく、ただただギャングのやりとりを延々と2時間半観せられた感じ…
あまりにも鑑賞後のインパクトが薄く、ネットで解説を読み込んでしまったほど。
なるほど、それを読んである意味納得がいった。
どうやら本作は"そういう作品"であるらしい。
ゆえに刺さる人にはオカルト的な人気を博し、刺さらない人には全く理解できないとのこと。
残念ながら当方は後者であったが、きっと観る人によって感想が大きく分かれるのだろう。
理屈抜きに格好いい
まとまりが無いストーリー達が、いつの間にか一つの世界感を形作っていく爽快感。物事の重い軽いがひっくり返り呆気に取られる一方で、「これが観たかったんだろ?」というものを堪能させてくれる。
初めて観た当時は理由がわからなかったが、とにかく格好いいと心底震えた。20年以上経って観ても、やっぱり何もかも格好よかった。
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