ハリウッドにくちづけ
劇場公開日:1991年2月22日
解説
麻薬漬けの日々を送る女優、そして元スターの母、2人が励ましあいながら自己を回復してゆくまでを描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはニール・マクリスとロバート・グリーンハット、監督は「ワーキング・ガール」のマイク・ニコルズ、彼がジョン・コーリーと共に製作を兼ね、原作・脚本は自らの自伝的体験を基にキャリー・フィッシャー、撮影はミハエル・バルハウス、音楽はカーリー・サイモンが担当。出演はメリル・ストリープ、シャーリー・マクレーンほか。
1990年製作/アメリカ
原題または英題:Postcards from the Edge
配給:コロムビア映画=コロムビア/トライスター映画
劇場公開日:1991年2月22日
ストーリー
舞台はハリウツド。ドラッグ中毒に悩む中堅女優のスザンヌ・ベイル(メリル・ストリープ)は撮影の現場でも演技がうまくいかず、追い打ちをかけるように監督のローウェル(ジーン・ハックマン)の怒声が飛ぶ。そしてついに彼女は恋人のプロデューサー、ジャック(デニス・クエイド)によって病院に運び込まれるまでになる。医師フェルドマン(リチャード・ドレイファス)の治療によって意識を回復したものの、間断なく幻覚に襲われる彼女に対するカウンセリングが続く。そんな時スザンヌの母ドリス・マン(シャーリー・マクレーン)が見舞いに訪れる。ミュージカルスターとして一・を風廃した過去が忘れられない彼女とスザンヌの間には葛藤が絶えなかったが、この女優生命を絶ちかねない危機が再び母娘を結びつけた。ドリスの監視下のもと女優復帰に挑むスザンナだが、道のりは困難だった。ただの女たらしであることがわかったジャックとも別れ心機一転を図るスザンヌに朗報がもたらされる。ローウェル組が再開されるのだ。母親離れをして自立しろと忠告するローウェル。その頃、ドリスが車の事故で頭に怪我を負った。だが病院でもスターとしてのプライドを崩さない母の姿にスザンナは感じるものがあった。そしてカメラが廻った。生まれ変わったように生き生きと演技する娘の姿を見つめる母ドリスの優しい笑みがあった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイク・ニコルズ
- 脚本
- キャリー・フィッシャー
- 原作
- キャリー・フィッシャー
- 製作総指揮
- ニール・A・マクリス
- ロバート・グリーンハット
- 製作
- マイク・ニコルズ
- ジョン・コーリー
- 撮影
- ミヒャエル・バルハウス
- 音楽
- カーリー・サイモン
- 編集
- サム・オースティン
- 字幕
- 古田由紀子
受賞歴
第63回 アカデミー賞(1991年)
ノミネート
主演女優賞 | メリル・ストリープ |
---|---|
主題歌賞 |
第48回 ゴールデングローブ賞(1991年)
ノミネート
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) | メリル・ストリープ |
---|---|
最優秀助演女優賞 | シャーリー・マクレーン |
最優秀主題歌賞 |