花嫁のパパ2
劇場公開日:1996年3月16日
解説
“娘の結婚”をユーモアとペーソスあふれるタッチで描いたヒューマン・コメディ「花嫁のパパ」(92)の続編。前作はスペンサー・トレイシーとエリザベス・テイラーがそれぞれ父と娘を演じた「花嫁の父」(50)のリメイクだったが、本作もオリジナル版の続編「可愛い配当」(51)を下敷きに、バンクス家の“ダブル出産”騒動を描いている。「プライベート・ベンジャミン」「アイ・ラブ・トラブル」などこの種のジャンルを得意とする、監督・脚本のチャールズ・シャイヤーと製作・脚本のナンシー・マイヤーズのおしどりコンビは、前作と同じ。エグゼクティヴ・プロデューサーはサンディ・ガリンとキャロル・ボーム。撮影は「透明人間」のウィリアム・A・フレイカー、音楽は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のアラン・シルヴェストリ、美術はリンダ・デセンナ、編集はスティーヴン・A・ロッターが担当。父親役のスティーヴ・マーティン、母親役のダイアン・キートン、娘役のキンバリー・ウィリアムズの主演トリオも前作同様。「3人の逃亡者」のマーティン・ショート、「ジュラシック・パーク」のB・D・ウォンらの再登場もお楽しみ。
1994年製作/106分/アメリカ
原題または英題:Father of the Bride Part II
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1996年3月16日
ストーリー
カリフォルニア。ほろ苦い“花嫁のパパ”体験からようやく落ちつきを取り戻したジョージ・バンクス(スティーヴ・マーティン)は、ささやかな幸せを感じている。妻ニーナ(ダイアン・キートン)とは深く愛し合っているし、息子マティ(キーラン・カルキン)はすくすくと育っている。お嫁に行った娘アニー(キンバリー・ウィリアムズ)と婿のブライアン(ジョージ・ニューバーン)は、それぞれに仕事を持ちながら幸福な結婚生活を送っているようだ。そんな時、アニーが妊娠したとの報せが。「私がおじいちゃんに!?」とジョージはひとり大ショック。まだまだ気の若い彼は、ジムに通って体を鍛え、髪もブラウンに染めて若作りに励む。ほろ酔い気分で帰った彼はニーナに愛の言葉をかけ、間違いをしでかした。すっかり調子づいたジョージは、ガタが来た家の売却を決め、新居も見つからないまま、ジョージとニーナはブライアンの両親の家に居候することになったが、相変わらずマッケンジー家との相性は悪い。そこへ、何とニーナまでも妊娠したといい、あまりのことにジョージは気を失ってしまう。早速、娘夫婦に報告するが、ニーナは泣き出す始末。動揺し急に愚痴り始めたジョージに、ニーナはついに怒ってしまう。混乱したジョージの足は、いつしか売却したわが家の前に。ジョージは数々の思い出が詰まった家、体を張って解体の危機から救った。わが家を取り戻したことでニーナの怒りも収まった。アニーの結婚式を悪夢に変えてくれた、あのアヤしいコーディネーター、フランク(マーティン・ショート)とその助手ハワード(B・D・ウォン)の仕切りが不安だったが、アニーとニーナの合同妊娠記念パーティも大成功。素敵なベビールームも完成し、2人の妊婦の世話にジョージは大忙し。とうとう出産の時が来て、どうやら同時出産になりそうだ。しかし、そんな時に限ってブライアンは出張、ジョージはフランクの与えた睡眠薬の効きすぎでダウン。フランクの危なっかしい運転で、ジョージは病院に向かう。そして、ついに2人とも無事に出産し、ジョージは一度にパパとおじいちゃんになった。両家のにぎやかな日々は当分続きそうだ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- チャールズ・シャイア
- 脚本
- ナンシー・マイヤーズ
- チャールズ・シャイア
- 原作戯曲
- Albert Hackett Fathe's Little Dividend
- 製作総指揮
- サンディ・ガリン
- キャロル・バウム
- 製作
- ナンシー・マイヤーズ
- 撮影
- ウィリアム・A・フレイカー
- 美術
- リンダ・デセンナ
- 音楽
- アラン・シルベストリ
- 編集
- スティーヴン・A・ロッター
- 字幕
- 古田由紀子
受賞歴
第53回 ゴールデングローブ賞(1996年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | スティーブ・マーティン |
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