バトルトラック
劇場公開日:1983年2月19日
解説
激烈な石油戦争を経た無法時代に、全長20メートルの戦闘用装甲車を駆って各地で略奪と殺戮を繰り返す“バトルトラック軍団”。そんな彼らに単身戦いを挑んだ武装ライダーの姿を描くアクション映画。製作はロイド・フィリップス、ロブ・ホワイトハウス、監督は「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の第2班監督を勤めたハーレー・コックリスで、これが第一回作品となる。脚本はアーヴィング・オースチン、ジョン・ビーチ、ハーレー・コックリス、撮影はクリス・メンジス、音楽はケヴィン・ピークが各々担当。出演はマイケル・ベック、アニー・マッケンロー、ジェームズ・ウェインライト、ジョン・ラッツェンバーガー、ランドルフ・パウエルなど。ニュー・ワールド・ピクチャーが製作協力。
1982年製作/133分/ニュージーランド・アメリカ合作
原題または英題:Battletruck
配給:東宝東和
劇場公開日:1983年2月19日
ストーリー
石油戦争が終わり、アラビアの石油資源は底をつく。世界の国々が相次いで滅亡したため各地で暴動が続き、弱肉強食の無法時代となった。世界戦争の生き残りであるストレーカー大佐(ジェームズ・ウェインライト)の率いる軍団は、全長20メートル、総重量16トンという恐るべき戦闘用の装甲車“バトルトラック”で各地を荒しまわっていた。ある日、ストレーカーは馬車で重油を運ぶ男を襲撃した際、5万リットルの石油を秘蔵する場所があることを聞き出し、そこを永久基地にする。石油獲得に酔う一味の酒宴のスキをついて、コーリー(アニー・マッケンロー)という若い女が基地を脱出した。翌朝、ストレーカーの部下が、荒野を逃走する彼女を発見し、追いまわす。その時、どこからともなく一人の武装ライダーが現れ、コーリーを救った。ハンター(マイケル・ベック)と名乗る若きライダーは、コーリーの傷を治療すると、親友のラスティ(ジョン・ラッツェンバーガー)らがいるコミューン、クリアウォーターを訪れ、彼女を保護してもらう。数日後、クリアウォーターはストレーカー一味の襲撃をうける。コーリーは襲撃される間に脱出し、ハンターの家に向かった。その夜、ハンターとコーリーは結ばれた。翌朝、ハンターの家もバトルトラックに襲われる。壮絶な銃撃戦の末、ハンターとコーリーはオートバイで脱出、追いすがるバトルジープを手榴弾で撃破する。クリアウォーターに着いたハンターは、ストレーカー大佐と戦うべく装甲車の制作にとりかかる。が、コミューンの一員であるジャド(ランドルフ・パウエル)はコーリーを縛りあげ、ストレーカーの基地に向かう。外から帰ったハンターは、その事実を知りオートバイで追跡するが、途中、ジャドが射ったボウ・ガンの矢を左胸に受け、頻死の重傷を負い、やっとの思いでクリアウォーターに辿り着く。ストレーカーのもとに連れ戻されたコーリーは、ひたすら愛するハンターの救出を待つとともに、実は父であるストレーカーの暴挙を批難するのだった。一方、ハンターは、完成した装甲車でストレーカーの基地を襲撃、基地を粉砕する。追撃するバトルトラックはオーバーヒートし、しかもハンターの放ったバズーカを被弾、後部を破壊される。オートバイに乗り移ったハンターは崖からジャンプし、車ごとバトルトラックに飛び移った。暴走する車の中では激しい戦いが展開される。ハンターとコーリーは脱出、ストレーカー大佐を乗せたバトルトラックは谷底に落ち、爆発して木っ端微塵になるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハーレー・コックリス
- 脚本
- アーヴィング・オースチン
- ジョン・ビーチ
- ハーレー・コックリス
- 製作
- ロイド・フィリップス
- ロブ・ホワイトハウス
- 撮影
- クリス・メンゲス
- 美術
- ゲイリー・ハンセン
- 音楽
- ケビン・ピーク
- 編集
- マイケル・ホートン
- 特殊効果
- ジョニー・バーク
- ケヴィン・キスネル
- ビークル・デザイナー
- カイ・ホーキンス
- スタント・コーディネーター
- バディ・ジョー・フッカー
- 字幕
- 宍戸正