波止場(1954)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1954年6月22日

解説・あらすじ

「欲望という名の電車」のエリア・カザン監督とマーロン・ブランドが再タッグを組み、1955年・第27回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞など8部門に輝いた社会派ドラマ。元ボクサーの青年テリーは、現在はギャングのジョニーが支配するニューヨークの波止場で働いている。ある日、テリーと兄チャーリーはジョニーに命じられ、殺人事件に関わってしまう。やがて被害者の妹イディと知り合ったテリーは、兄の死の真相を追求しようとする彼女に心惹かれていく。イディに感化され、自らの信念に基づいて生きることに目覚めるテリーだったが……。後に「北北西に進路を取れ」などに出演するエバ・マリー・セイントがイディを演じ、映画初出演にしてアカデミー助演女優賞を受賞した。

1954年製作/108分/アメリカ
原題または英題:On the Waterfront
配給:コロムビア映画会社
劇場公開日:1954年6月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第27回 アカデミー賞(1955年)

受賞

作品賞  
監督賞 エリア・カザン
男優賞 マーロン・ブランド
助演女優賞 エバ・マリー・セイント
脚本賞 バッド・シュールバーグ
撮影賞(白黒) ボリス・カウフマン
編集賞 ジーン・ミルフォード
美術賞(白黒)  

ノミネート

助演男優賞 リー・J・コッブ
助演男優賞 カール・マルデン
助演男優賞 ロッド・スタイガー
作曲賞(ドラマ/コメディ) レナード・バーンスタイン

第12回 ゴールデングローブ賞(1955年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) マーロン・ブランド
最優秀監督賞 エリア・カザン
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映画レビュー

4.0 国全体が“波止場”のようにならないことを祈るばかりだが…

2026年1月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

多分、TV放映での2度目の鑑賞。
ラストシーンでの現場監督や港湾労働者の
改心が少し急激過ぎるきらいを感じたが、
邪悪な勢力へ、どう対峙していけば良いのか
を考えさせる内容だった。

それにしても、間違った組織、間違った社会
で正義を貫くことの難しさを
突き付けられた。
現在の日本の成熟社会から見たら、
本来であれば、こうなる前に是正したい
ところではあったのだろうが、
かつては、このような難しいことを
限りなく繰り返して、ようやくたどり着いた
現代の社会風景なのかも知れない。

しかし昨今、ロシアや中国、
そして米国社会さえも、
この作品の“波止場”のように、
まともに声を上げられなくなってきて、
日本も徐々に、国民主体主義よりも、
より国家主義的にシフト化が急がれている
ように感じる。
国全体がこの作品での“波止場”のように
ならないことを祈るばかりだ。

でも、こんな危機的な社会情勢の中でも、
この映画の主人公のように、
疑問を抱く良識を持つ人間は
それなりに多く居るだろう。
彼らが、そして我々が声を上げやすいような
社会環境をどう醸成していくか、
改めて考えさせられたような気がした。

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KENZO一級建築士事務所

3.5 アカデミー主演男優賞

2025年10月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

勇気あるボクサー崩れのチンピラを演じるゴッドファーザー。内容はともかく、マーロンブランドの芝居を楽しめた。タクシーの中の兄とのやりとりとか好きです。

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四葩

3.0 周囲の心を掴んだ方の勝利

2025年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 劣悪な児童養護施設を抜け出して、反社のボスであるジョニーの元で育ってきたテリーは、ジョニーに対して少なからず恩義を感じていたと思う。だから親友殺害の件に関しても、憤りを感じつつも、やむを得ないという思いがあったはずだ。だが、ジョニーは所詮反社の人間。他人を自分の道具としか思っていない。それがテリーの兄の件で垣間見えて、完全にジョニーを見限ることにしたのだろう。テリーの怒りは大衆に伝播し形勢逆転した。数で勝る大衆に一致団結されては、ジョニーも手が出せない。

 人間は感情の生き物で、周囲の心を掴んだ方が勝ちだと思わされる映画だった。

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根岸 圭一

2.5 ゴッドファーザーという映画でそのギャングの親方役をした、そのギャン...

2024年12月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

単純

ゴッドファーザーという映画でそのギャングの親方役をした、そのギャングの家族の父親役をしたそのマーロンブランドが当映画で主役ですが、一般に労使間闘争というのが労働者や労働組合側とその使用者、その会社の経営側との争いですが、また単にその荷役という職が、単純な腕力でその資財の運搬をする仕事ですが、その荷役の職が、今の単発の派遣労働や日雇い人夫という職と変わらないと思いますが、そのマーロンブランドがその荷役の仕事を干されたり、その荷役の連中に暴行をされたりしますが、結末がその重症を負ったそのマーロンブランドにその荷役の連中が呼応し、それの不正の問い質しをしようとし、その荷役のグループのカイゼンがされる話でしたが

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