ハスラー

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劇場公開日:

ハスラー

解説

ポール・ニューマンが主演を務め、賭けビリヤードの世界に生きる男の転落と再起をモノクロ映像で描いた名作。ウォルター・テビスの同名小説を原作に、「オール・ザ・キングスメン」のロバート・ロッセンが監督を務めた。

賭けビリヤードのプロとして頭角を現した若きハスラーのエディは、負け知らずの大物ハスラー、ミネソタ・ファッツに戦いを挑む。勝負の前半は圧倒的にエディの優勢だったが、油断して酒を飲んだために逆転負けを喫し、一文無しになってしまう。酒びたりの荒んだ生活を送るようになった彼は、足の不自由な女子大生サラと恋に落ち、一緒に暮らし始める。ある日、エディは賭博師バートから、ファッツと再戦するための手助けをすると持ちかけられるが……。

1962年・第34回アカデミー賞で撮影賞と美術賞を受賞。1986年にはマーティン・スコセッシ監督、ニューマン&トム・クルーズ共演による続編「ハスラー2」が製作された。

1961年製作/135分/G/アメリカ
原題または英題:The Hustler
配給:東京テアトル
劇場公開日:2022年10月21日

その他の公開日:1962年6月13日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第19回 ゴールデングローブ賞(1962年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ポール・ニューマン
最優秀助演男優賞 ジャッキー・グリーソン
最優秀助演男優賞 ジョージ・C・スコット
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(C)1961 Twentieth Century Fox Film Corporation.

映画レビュー

3.5単なるビリヤード映画ではなく、主人公の変化を硬派に描いたヒューマンドラマ

2020年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

誰もが一度はそのタイトルを聞いたことがあるはずなのに、なかなか手が出せない。「大人になった時に見よう」と思いながら、すっかり大人になってもまだ見ていない。そんな人も多いはず。確かにとっつき易いとは言い難い。カラー時代にもかかわらずモノクロを突き通し、しかもポール・ニューマンのアクターズスタジオ仕込みの、体の芯から本人になりきった演技に頼るところも多い。 だが、40年代末から始まる赤狩りの影響を受け、50年代は苦難を強いられたロッセン監督のキャリアを思うと、主人公の人生が重なって見えてくる節がある。自分の得意とする分野の腕前でのし上がろうとし、そこで思いがけない躓きがあって、今度は自分を利用しようとする他人の口車に乗せられてさらに精神的などん底を経験する。だがこの一件によって何かが変わる。彼も変わる。本作は単なるビリヤード映画ではない。そうやって変わりゆく姿を実直に捉えた硬派な一作なのだ。

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牛津厚信

4.0思い出とともに振り返る名画

2024年3月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

4.0モノクロを鮮やかに彩る、抗えないスターの輝き

2024年2月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

映像も音楽もクール。そして何より若きポールニューマンの圧倒的スター性。派手なCGやガチャガチャしたカット割りなんて無くても、ストーリーとキャラクターで観る者をグイグイ引きつける。破滅的なヒロインの末路が作品をよりビターにし、ストイックな男のドラマとなってます。 素敵な映画でした。

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吠えない狼

3.0若い時に一度見て途中で挫折した映画でした。 確かに、モノクロでスト...

2023年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若い時に一度見て途中で挫折した映画でした。 確かに、モノクロでストーリーの盛り上がりも感じず、 坦々と話が進んで行く。 改めて見ると、一人の青年の成長の物語で見て良かったと 思える映画でした。

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カネナカ

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