バジル
劇場公開日:1999年2月27日
解説
ヴィクトリア朝を舞台に、ある青年貴族がたどる数奇な運命を描くミステリーロマン。『月長石』で知られる作家ウィを、「フラッド」のクリスチャン・スレーター(本作では準主演)が、監督・脚本に「クローゼット・ランド」のラダ・バラドワジを迎え、共同プロデュースにより映画化。撮影は「オセロ」(96)のデイヴィッド・ジョンソン。音楽はリチャード・G・ミッシェル。美術は「サロメ」のジェームズ・メリフィールド。編集はクレイグ・ニスカー。衣裳はデアドレ・クランシー。出演は「キルトに綴る愛」の新鋭ジャレッド・レト、「ジョー・ブラックによろしく」のクレア・フォーラニ、「ハムレット」のテレク・ジャコビほか。
1998年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Basil
配給:K2エンタテインメント配給(FCC=K2提供)
劇場公開日:1999年2月27日
ストーリー
19世紀、ヴィクトリア朝下の英国、ウィンダミア地方。青年貴族バジル(ジャレッド・レト)は、厳格な父フレドリック(デレク・ジャコビ)の下育てられた。彼が5歳の時、11歳年上の兄ラルフは村の教師エマと恋に落ちて彼女を妊娠させる事件を起こし、それがもとで父によって追放されていた。さて、オックスフォード大学に入学したバジルは、生地問屋で働く商人マニヨン(クリスチャン・スレーター)と知り合い、彼に新たな世界を教えられる。そんなある日、彼はマニヨンの雇い主の娘ジュリア(クレア・フォーラニ)を知るや恋に落ち、父親の許しも得ずひそかに結婚した。ところが実はマニヨンとジュリアは愛人関係だったことが発覚。逆上してマニヨンを傷つけてしまうバジル。マニヨンは姿を消し、ジュリアはバジルにマニヨンからバジルと結婚するように頼まれたと告白。ところがフレドリックはかつて兄にしたようにバジルも勘当、彼は日銭を稼ぐ生活に落ちぶれた。失意のなか、兄ラルフと再会したバジルは恐るべき真実を知る。マニヨンはエマの実弟で、彼は復讐のためにバジルに近づいたのだ。かくしてバジルはマニヨンの姿を求め、故郷へと足を向けるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラダ・バラドワジ
- 脚本
- ラダ・バラドワジ
- 原作
- ウィルキー・コリンズ
- エグゼクティブプロデューサー
- ピーター・ロック
- ドナルド・クーシュナー
- フイモリ・ハヤシダ
- ローレンス・モートフ
- 製作
- ラダ・バラドワジ
- クリスチャン・スレイター
- 撮影
- デビッド・ジョンソン
- 美術
- ジェームズ・メリフィールド
- 音楽
- リチャード・ミッチェル
- 編集
- クレイグ・ニスカー
- 衣装デザイン
- ディードル・クランシー