パートナーズ(1982)

解説

殺人捜査のためゲイ・カップルに成りすますことになった刑事コンビの奮闘を、「ある愛の詩」のライアン・オニール&「エレファント・マン」のジョン・ハート共演で描いたアクションコメディ。ゲイを狙った連続殺人事件が発生。潜入捜査に乗り出した敏腕刑事ベンソンは、本物のゲイである内勤のカーウィンとカップルを装って同棲することになり……。脚本を手がけるのは「Mr.レディMr.マダム」などで知られるフランシス・ベベール。

1982年製作/92分/アメリカ
原題または英題:Partners

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映画レビュー

5.0ゲイ演技?の最高峰

2021年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 今まで観たコメディ映画の中でも、特に好きな作品のひとつ。

 笑いあり、涙あり、人情とペーソスに溢れた…とういと吉本新喜劇の宣伝コピーだが、まさにその通り。 ユーモアに溢れた上質な喜劇である。 若い頃観た時も、最近観た時も、最初から最後まで存分に楽しめた。 演出が素晴らしく、作品としての完成度は非常に高い。

 特筆すべきは、ジョン・ハートの演技。 言わずと知れたイギリスの天才カメレオン俳優である。

 この作品では、その図抜けたゲイ達者?ぶりが堪能できる。 実生活では何度も女性と結婚していたようだし、この作品を観る限り演技だと思うのだが、それにしてもスゴイのである。 その一挙手一投足が! そうじゃない人が、 芝居でここまでそれっぽく振舞えるものだろうか…と唸ってしまうほど。

 人にもよるだろうが、女性とは明らかに違うゲイの人特有?の仕草だけでなく、 女性的なやさしさと愛情の深さまでを見事に表現しているところが、さらに素晴らしい。 観ているうちに、ジョン・ハートが演じるカーウィンの人間性に引き込まれている自分に気づく。 人物に感情移入をすることで物語にもどっぷりとハマり、喜怒哀楽を徹底的にくすぐられてしまうのである。

 カーウィンに惚れられるベンソン刑事役のイケメン俳優ライアン・オニールも、なかなかいい味出してます。
特に、オチが爆笑。

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Garu