長く熱い夜(1958)

劇場公開日:

解説

ウィリアム・フォークナーの小説「村」を「悶え」のアーヴィング・ラヴェッチとハリエット・フランク・ジュニアが共同脚色、「悶え」のマーティン・リットが監督した文芸映画。撮影はジョセフ・ラシェル、音楽はアレックス・ノースが担当した。出演は「暴行」のポール・ニューマン、「パリが恋するとき」のジョアン・ウッドワード、「審判」のオーソン・ウェルズのほかにアンソニー・フランシオサ、リー・レミック、アンジェラ・ランズベリーなど。製作はジェリー・ウォルド。

1958年製作/アメリカ
原題:The Long, Hot Summer
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1965年6月8日

ストーリー

ミシシッピー州の小さな村に、放火の容疑者として他の村から追放されたベン(ポール・ニューマン)という若者が流れてきた。彼はバーナー(オーソン・ウェルズ)の農場に雇われた。バーナー家には知能の低い長男ジョディとその妻ユーラ、長女クララ(ジョアン・ウッドワード)がいた。ジュディは跡とり息子だが、バーナーは彼を自分の後継者にしようとしなかったので、父と息子の間はうまくいかなかった。バーナーは次第にベンを気にいり、クララの幼なじみアランか彼のどちらかを娘と結婚させ、自分の後継者にしようと考えはじめた。商才にたけたベンは、バーナーからもらった荒地をジョディに売りつけたりしたので、2人の仲は険悪なものとなった。ある日ジョディは父親を納屋にとじ込め、火をつけた。一度は殺そうと思ったものの、結局身の危険をも顧みず父親を救い出す。この一件から父と息子の仲は次第にほぐれていった。納屋放火の犯人としてベンが揃えられた。しかし、ベンを愛するようになったクララに助けられ、バーナは2人を結婚させて事業を継がせることにした。

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