Dr.ジャガバンドー

解説

「陽のあたる教室」のリチャード・ドレイファス主演によるコメディドラマ。大学で人類学を教える男性クリッペンドーフは、愛する妻に先立たれてから3人の子どもの世話や生活に追われ、仕事への情熱をすっかり失っていた。そんな中、研究の成果がないまま講演会をすることになった彼は、とっさに架空の部族をでっちあげ、新部族を発見したとウソをついてしまう。後に引けなくなったクリッペンドーフは、自分の子どもたちや大学、マスコミまでも巻き込んでウソを貫こうとするが……。

1997年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Krippendorf's Tribe

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映画レビュー

4.0なぜ日本公開されない?!

2019年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

 人類学のクリッペンドーフ教授。講演当日になってもまだ原稿が書けてない。というか、いきなり舞い込んだ講演の仕事。ニューギニアに新部族を探しにいったオープニング映像もあるが、未開の部族は知らないとあっさり言われてたのだ。10万ドルの研究費を無駄遣いし、妻も死に落ち込んでいた教授。しかも使い込みで逮捕されたという同僚の話も聞いて、講演せざるを得なくなった。

 講演で「新部族は一人親だ」と驚異の発見を発表する。しかも男親・・生殖はどうするんだ?と疑うスキもなく、嘘はどんどん広がる。シェルミッケドムー族。ついに捏造しなければならなくなった教授。息子や娘も面白がって手伝うことになったのだ。家族みんなで原住民に扮装してインチキ撮影をはじめる。実際の原住民とのフィルムを編集して見事に割礼の儀式まで作ってしまうのだ。

 大学時代からクリッペンドーフに憧れていたミチェリ教授(エルフマン)が彼にアタック。原住民のセックスシーンをテレビで放映したいと提案した直後に、2人も急接近し、そのままベッドイン・・・それを利用したクリッペンドーフ。原住民ごっこのままビデオ撮影してそれをオンエア。嘘もここまで大きくなると手がつけられないが、一時的にも彼女が仕返しをするものの一緒に追い詰められてしまうことに。資金を得るためのパーティでの二人のドタバタ変装劇が笑えるし、意外と親子愛も感じられる。

 ルース(リリー・トムリン)はなんとか彼の嘘を見破ろうとニューギニアに探索に行くのだが、一旦は嘘を見破り、パーティ会場でも一大詐欺師の誕生か!と思われた直後、娘シェリー(リオン)の機転により・・・

 なぜこれが日本で公開されないんだ・・・と思えるくらいに大爆笑必至の映画。何度も鑑賞に堪えられるくらいに面白い。テレビ中継での「You are bicth」が最高だった。

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kossy