ディープ・ブルー(1999)

劇場公開日:

解説

海上のハイテク研究所を舞台に、高度な知能を持ったサメとその研究所に閉じ込められた人々の死闘を描いたアクション・サスペンス。監督は「ロング・キス・グッドナイト」のレニー・ハーリン。脚本は『ZERO Gravity』のダンカン・ケネディ、ドナ・パワーズとウェイン・パワーズ。製作は「プラクティカル・マジック」(脚本)のアキヴァ・ゴールズマン、「マウス・ハント」のアラン・リーシュとトニー・ラドウィグ。製作総指揮は「アウトブレイク」のダンカン・ヘンダーソンと「マトリックス」のブルース・バーマン。撮影は「沈黙の陰謀」のスティーヴン・ウィンドン。音楽は「グリマーマン」のトレヴァー・ラビン。美術は「スモール・ソルジャーズ」のウィリアム・サンデル。編集は「リーサル・ウェポン4」のフランク・J・ユーリオステと「沈黙の陰謀」のデレク・G・ブリードキン。衣裳はマーク・ブリッジス。視覚効果監修は「ロング・キス・グッドナイト」のジェフリー・A・オークン、サメ動作監修は「フリッパー」のウォルト・コンティ、特殊効果監修は「スターシップ・トゥルーパーズ」のジョン・リチャードソン、水中撮影は「タイタニック」のピート・ロマーノ。出演は「シン・レッド・ライン」のトーマス・ジェーン、「恋はワンダフル!?」のサフロン・バローズ、人気ラッパーである「トイズ」のLLクールJ、「交渉人」のサミュエル・L・ジャクソン、「コップランド」のマイケル・ラパポート、「エンジェル・ベイビー」のジャクリーン・マッケンジー、「RONIN」のステラン・スカルスゲールドほか。

1999年製作/105分/アメリカ
原題:Deep Blue Sea
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年10月9日

ストーリー

太平洋上に建造された海洋医学研究施設アクアティカ。スーザン・マカリスター博士(サフロン・バローズ)は、サメ専門家のカーター(トーマス・ジェーン)、学者のジャニス(ジャクリーン・マッケンジー)とジム(ステラン・スカルスゲールド)、設備エンジニアのトム(マイケル・ラパポート)らを助手に、マコシャーク(=アオザメ)の脳組織を利用して、人間の老化を防ぐ新薬開発の研究に邁進していた。その研究に危惧の念を抱いた投資家グループの代表として著名人でもあるラッセル(サミュエル・L・ジャクソン)がアクアティカにやってきた。彼の見守る前で研究は成功したかにみえたが、折なんとサメたちに異変が。スーザンが法律違反を承知で行っていたDNA操作のため高度な知能を持つに至った彼らは、折あしく襲来したハリケーンに乗じて、研究所から抜け出そうと研究員たちに襲いかかったのだ。ジムの腕が食いちぎられたのを手始めに彼の救助にやってきたヘリコプターがサメのために墜落、研究所は破壊され、閉じ込められた彼らは必死で脱出を図る。堅牢なはずのアクアティカは徐々に浸水し、彼らは次々にそこへ入り込んで来たサメの餌食となり、スーザン、カーター、そしてコックのプリーチャー(LLクールJ)だけが海上に到達した。だが、海へ逃れようとするサメを殺そうとしてスーザンは犠牲となり、死闘の末にサメを倒したカーターとプリーチャーだけが生き残るのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5素晴らしい世界を目指した鮫と人

2024年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

舞台は海洋医学研究施設アクアティカ...撮影場所はメキシコのロサリト南3マイルに位置する広大なフォックス・バハ・スタジオ。
DNA操作で大きく成長し、より高度な頭脳と知力を持ったサメ...アニマトロニクスとCGと本物のアオザメ(マコシャーク)を上手く混ぜた映像。

登場人物
 若くて優秀な科学者のスーザン博士(サフロン・バローズ)
 製薬会社の社長ラッセル・フランクリン(サミュエル・L・ジャクソン)
 弱気だが数学が強い設備エンジニアのスコッグズ(マイケル・ラパポート)
 快活な海洋生物学者のジャン(ジャクリーン・マッケンジー)
 研究医のジム・ウィットロック(ステラン・スカースガード)
 キッチン・スタッフのプリーチャー(LL・クール・J)
 熟練ダイバーのカーター(トーマス・ジェーン)

『エイリアン』(1979年公開)のように、誰が生き残るのか予想しながら視聴してほしい。

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Don-chan(Daisuke.Y)

4.5【硬派なサメ映画の急先鋒】 初鑑賞は劇場で。震え上がって観ました。...

2024年2月4日
PCから投稿

【硬派なサメ映画の急先鋒】
初鑑賞は劇場で。震え上がって観ました。懐かしぃ。
今見ると、CGに時代を感じて少し切ない。それでも結構怖いです(^^)。

【vs.レジェンドの気概】
ジョーズオマージュを織り込みながら、ジョーズには無いエッセンスを盛り込んで、新しいサメ映画を作ろうという意気込みが漲ってる。良いッ。
アオザメの美しいフォルムと俊敏さが醸し出す恐ろしさは、あの頃けっこう新鮮だった。
観客の痛覚に訴える「噛みちぎり描写」もアオザメならでは。
ギンッ!ガンッ!ギンッ!ガンッ!っていうBGMも相まってとにかくイタそう。コイツらに噛まれたくないッ!っていう心理で惹きつけられ、人物たちへの共感(助かってほしい!)が強くなってゆく。

ジョン=ウィリアムズは機械音をイメージしてジョーズのテーマを作曲したそうだけど、本作の音楽はそれの換骨奪胎めいた印象。

...今見ると設定はいろいろイイカゲン。
知能が発達したという触れ込みのサメが編み出した頭脳戦も無駄が多く、説得力は薄い。
それでも、意外性や非情性で目を惹きまくる展開、サメを使った新たな恐怖表現を提示した製作者側の気概は、初見の方々にも感じて頂きたいなと強く思わせる一作。

MEGを見に行く予定はございませんので、前哨戦のつもりでもございませんw。

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雨丘もびり

4.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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プライア

3.5割と正統派なサメ映画

2023年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

サメ映画というかパニックホラーのセオリーに忠実な感じはある。犠牲になる順番とか以前の行動がフラグになるところとか。普通ならちょっと難アリくらいの性格や行動が、この手の話だと致命的になるわけである。まあ、二人ほどそうじゃない人物もいるけど。

ヒロインで主人公格の女性がとても美人さんでスタイルもいい。あまり表情を変えないキャラだけど、それでちゃんと見栄えがするのはすごいかもしれない。終盤近いところで下着姿になるサービスシーン(?)もあるし。もう一人の若い女性研究者もかわいい系で抜かりがない。

肝心のサメは自然の脅威というよりは人の手によって作り出されたモンスターという側面が強いので規格外の強さはないが、海上の研究施設という閉ざされた環境では十分恐ろしい。狡猾さが一番の武器。

必要以上にグロい描写がなく、急にびっくりさせるシーンもあまりないので割と見やすい。怖さの演出としては、サメが近くにいるけど見えないという使い方が上手い。ずっと画面にいないほうがサメは怖いってことかも。

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Tenjin
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