独裁者

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劇場公開日:

独裁者

解説

チャーリー・チャップリン初のトーキー作品で最高傑作とも言われる風刺コメディ。

第1次大戦末期、トメニア国の兵士として戦線に出ていたユダヤ人の床屋チャーリーは、戦傷によりすべての記憶を失ってしまう。戦後、トメニアは独裁者ヒンケルが支配する国となりユダヤ人迫害を開始。そんな中、激変した状況を知らない床屋のチャーリーが退院し、ゲットーに帰ってくる。

チャップリンが、製作・監督・脚本・主演(2役)を務め、痛烈にヒトラーの独裁政治を批判した。邦題は「チャップリンの独裁者」でも知られる。

1940年製作/125分/G/アメリカ
原題または英題:The Great Dictator
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2022年11月3日

その他の公開日:1960年(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)Roy Export SAS

映画レビュー

4.0A history lesson

2020年7月27日
PCから投稿

知的

Chaplin's first talky picture is naturally awkward. Watching it today with the perspective that it was made before the US entered the war against Germany, one could imagine that many viewers hadn't known who the Nazis' Hitler was until they saw him parodied in this comedy. Much of the film feels familiar due to later films. Even as it feels inferior, you can't forget that this was the first.

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Dan Knighton

4.0この先への漠然とした不安

2024年9月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

熱い演説でスパっと終わるところが潔い。胸アツになるべきなんだけど、自分がマイナス思考だからか、結局捕まってひどい目にあうんじゃないかと、心配になってしまった。床屋のおかげでみんな目が覚めて、より良い社会に変わるんだと、前向きになるべきだよなー。しかし、2度あることは3度ある。独裁者はまた現れる。いつも目を光らせていなければならない。 BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

4.5チャップリンからの平和のメッセージ‼️

2024年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

この作品でチャップリンがモデルとしているのは、明らかにナチスを率いるアドルフ・ヒトラー‼️映画内でそのヒトラーを批判、笑い飛ばすにあたり、サイレントでは限界だと感じたのか、この作品はチャップリン初のトーキー作品となっております‼️サイレントで自分の芸術を表現する‼️これはチャップリンの映画製作の上でのこだわりであったはず‼️そのこだわりを世界平和のために捨てたチャップリン‼️その姿勢は、映画人として尊敬に値します‼️仮想国トメニアの理髪師チャーリーと、彼に瓜二つの独裁者ヒンケル。ふとしたことがきっかけで、それぞれの立場が入れ替わってしまう・・・‼️独裁者が理髪師、そして理髪師が独裁者へ‼️その立場が逆転するという展開が生み出すおかしさ‼️チャップリンのトレードマークである山高帽とステッキ姿の最後の作品であるという寂しさ‼️ヒンケルが地球の姿形をした巨大風船で遊ぶシーンの恐ろしさ‼️こういう独裁者の狂気をも笑いに変えて魅せてくれるチャップリンってホントにスゴいですね‼️「モダン・タイムス」に続く相手役ポーレット・ゴダートもホントに魅力的‼️そしてこの作品の白眉は、やはりラストのヒンケル(チャーリー)の演説シーン‼️ヒンケルに成りすましたチャーリーの4分半に及ぶ平和へのメッセージ‼️初見から30年以上経ちますが、いつ観ても素晴らしすぎて涙が止まりません‼️現代の世界情勢を考えた場合、今こそ多くの人々に見てもらいたい名作ですね‼️

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活動写真愛好家

5.0【ヒトラーが第二次世界大戦を引き起こした直後にチャップリンが激しい怒りを笑いに変えて独裁者を揶揄した名作喜劇。ラスト6分近いチャップリンの自由と友愛を説く人間性肯定の演説は何度聞いても素晴らしい。】

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

■何度観ても、クスクス笑えるシーン多数。  それがラストのチャップリンの真摯な演説を引き立てているのである。   1.ヒンケルの演説シーンのドイツ語っぽいが、何を言っているのか分からない所。良くあの言語を考えたものである。   2.独裁者・ヒンケルとうり二つのユダヤ人の床屋が、ハンガリー舞曲に合わせ、客のシェイビングから始まり散髪を行うシーン。   3.彼の有名な、ウットリした表情で風船地球儀をポーン、ポーンと身体の各所を使って宙に上げ、最後は地球儀が破裂して項垂れるシーン。   4.ナバロニ(モチロン、ムッソリーニを揶揄した名前である。今作ではヒンケルを始め、カービッチ(ゲッベルス)など、多数の面白い名前が登場する。)と、相手の目線を上げさせるために、争う椅子をドンドン上げるシーン。etc. ◆久方振りに鑑賞し、今作は矢張り名作喜劇であり、且つ自由と平和と友愛を説く、人間性肯定を基本としたチャップリンの根本思想が炸裂したラスト6分近い名演説を聞くために、私は毎回見ているのだなと思った作品である。

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NOBU