血のバレンタイン

劇場公開日:

解説

小さな鉱山町を舞台にバレンタイン・デーにまつわる不可解な殺人事件を描くホラー映画。製作はジョン・ダニング、アンドレ・リンクとスティーブン・ミラー、監督は“Pinball Summer”のジョージ・ミハルカ、脚本はジョン・ビアード、撮影はロドニー・ギボンズ、音楽はポール・ザザが各々担当。出演はポール・ケルマン、ロリ・ハリヤー、ニール・アフレック、キース・ナイト、アルフ・ハンフリーズ、シンシア・デール、ドン・フランクス、ラリー・レイノルズ、ピーター・カウパーなど。

1981年製作/カナダ
原題または英題:My Bloody Valentine
配給:パラマウント=CIC
劇場公開日:1981年9月12日

ストーリー

米国、東岸に面した小さな鉱山町ハニガー。この静かで平和な町に、実は、20年前、恐しい事件がおきていた。2月14日バレンタイン・デーで町の人々がパーティを開き祝っている頃、二人の鉱夫が仕事を早くきり上げてパーティに加わろうと鉱山から去っていったが、不注意にも鉱内のメタン・ガス量を調査するのを忘れ、それが原因でガス爆発が勃発。中にいた鉱夫が生き埋めになった。6週間に及ぶ発掘作業の結果、一人だけが救出されるが、その鉱夫ハリ(ピーター・カウパー)は、生きのびるため同僚の肉を食べるという異常な体験をしており、救出された時には、完全に気が狂っていた。一年後、精神病院から脱走したハリーは、2月14の晩、鉱山服に身を包み、爆発の原因をつくった二人の鉱夫を殺し、その心臓をハート型のキャンデー箱に入れ、“二度とバレンタイン・デーを祝うな”という警告を残した。この恐しい事件のために、ハニガーの町でバレンタイン・デーを祝わなくなって20年、人々からこの事件の記憶も消えた今、再びバレンタイン・デーのパーティが復活した。娘たちの中でも最も美しい金髪のサラ(ロリ・ハリヤー)は、アクセル(ニール・アフレック)と恋人同士だったが、以前は町長の息子T・J(ポール・ケルマン)の恋人だった。T・Jは故郷と彼女を捨て都会に行ったのだが、夢破れて戻って来て、サラとアクセルの仲を知り嫉妬に燃えていた。パーティの当日、悪夢は徐徐にはじまった。まず、ハニガー町長(ラリー・レイノルズ)に贈られたハート型キャンデー箱には血に染まった心臓がつめられ、一人の老嬢が殺され、コイン・ライドリーの乾燥機の中にほうりこまれた。ハニガーは警察署長ニュービィ(ドン・フランクス)に調査を依頼するが、すべては極秘で進められた。パーティは中止され、その理由が明かされない町の若者たちは不満を持ち、遂に彼らだけのパーティを、町はずれの鉱山に場所を変えて開くことを決定する。警告を無視したこの若者たちは、迷路のように複雑な鉱内で一人、また一人と惨殺されてゆくのだった。犯人は実はアクセルで、彼は20年前ハリーに殺された男の子供だったのた。生き残った二人、サラとT・Jはアクセルに襲われるがその時鉱山がくずれ落ちた。下敷になったアクセルは、そのために片腕を自ら切断し、血のしたたる切り口をおさえながらいずこヘとなく消えるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0ポスターがいいね

2024年10月29日
iPhoneアプリから投稿

ガスマスクしてアイスピックで殺すとか ビジュアルはかなり良いのとラストのあのオチは続編狙ってたのかな?
 普通に楽しく観れたし今でもブルーレイとかで発売されててジャケットがカッコ良くで買いそうになるし💿

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