タクシードライバーのレビュー・感想・評価
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たまたまかもしれませんが、
最近似たような映画をよく見る気がする。ジョーカー、ファイトクラブ。主人公は孤独で不満を抱えている。デ・ニーロの演技。あの間がすごい。
アメリカの深い闇
ん十年ぶりに観た。確かな後味の悪い記憶が残っていたので恐る恐る観た。やっぱり今観てもそのインパクトは相当で暗い気持ちに陥ってしまった。狂気に満ちたトラビスを演じるデ・ニーロには今更ながら戦慄してしまう。そして幼さを消し去ったジョディー・フォスター、どんな脇役をやらせても存在感が半端ないハーベイ・カイテルがその緊張感を助長する。
記憶になかったのはハッピーエンドまがいの終わり方。あまりにも後味が悪いので、さすがのマーティン・スコセッシ監督も興行収入を考慮して最後に主人公を英雄化したのかなとも一瞬思ったりもしたが、これって監督のアメリカ政府に対する強烈な皮肉なんですよね?ベトナム戦争が生んだこの殺人鬼をヒーローにまつりあげることをどれほどのアメリカ人が許容できますかって。想像できないほどの深い闇をこの国に落としたベトナム戦争。この作品にも我々日本人にはとうてい理解しきれない部分が多分にあると思います。
神格化
観たのは、もう30年以上前にレンタルビデオで、観ましたが、当時から既に名作という刻印が押されていたので、どんなものかと思ってみた覚えがあります。
んでもって、ストーリーも、有名なシーンも、何年経ってもいまだに、当時観た感覚と共に覚えている。まあ、常にものまねする人もいるからっていうのもあるのかもしれないけど、
やっぱり、名作っていうのは、こういうものなんだなぁって思う。
昔の作品で名作と名高いので、このタイミングで鑑賞。ただ、ボクにはよ...
昔の作品で名作と名高いので、このタイミングで鑑賞。ただ、ボクにはよく分からなかった。映画が終わったあとにネタバレサイトで色々解説みたら、この映画のメッセージが深すぎて自分の理解度の低さを嘆いています。
「病めるアメリカ」を描いた佳作
戦役を終えて(名誉除隊)母国に帰国したものの、戦争後遺症のため不眠に悩むトラヴイス。
何年ほど戦役に就いていたのかは本作では描かれていなかったと思いますが、除隊してもなおその若さなら、退役しても生活できるほどの恩給がついていたとも思えない。
結局、食べるためには戦争後遺症(不眠症)をおしてタクシードライバーとして働かざるを得なかったのでしょう。
その現実。
そして、タクシーの運転席から彼の目に映るアメリカは、街頭にあふれる売春婦、麻薬の売人、そして「お定まり?」のコンビニ強盗(同じ店で今年5回目とか)など、堕落しきったアメリカ社会で、そんな社会のクズを一挙に洗い流してくれる雨も、一向に降りそうにない。
「俺は、こんな国のために、命を危険に曝して、ベトナムで戦役に従事してきたのか」という無念も、トラヴィスの胸中には去来したのではないかとも思います。
評論子は。
加えて、選挙で選ぶべき政治家は、「ベトナム戦争の悲劇」や「社会の腐敗、失業、インフレ」は口にするだけで頼りにならず、おまけに、せっかく良い関係になれそうだったベツイとの関係も、ふだん行きつけのポルノ映画館に誘ってしまうという大失態から、簡単に破局ー。
(たぶん、戦争に行っていて、二十代の若者らしい遊びには疎く、そういうことの発想が乏しかった彼には、「娯楽」といえば、ポルノ映画館ぐらいしか思いつかなかったのだろうとも思います)。
そんな境遇のトラヴイスが自分にもできること、否、自分にはできることとして、銃を買い、筋トレを始めて自分の衰えた肉体を(ベトナム戦争の海兵隊時代並みに)鍛え直して、自ら現代のアメリカ社会の「掃除」に乗り出そうとする姿が、なんとも痛々しい限りです。
彼が当初の目的としていたであろうことには間一髪で失敗はしてしまったものの、娼館での派手な銃撃戦の末に、唯一、まだ13歳にもならない「ひょっ子の売春婦」のアイリスを両親の元に帰すことのできたことが、唯一のトラヴイスの成功(功績)だったのでしょうか。
作中の彼のそういう姿が、何とも胸に痛々しい一本でもありました。評論子には。
(マシューが知らなかったということは、アイリスは、おそらくは彼女の本名。そして身近だったマシューにすら教えていなかった本名を、アイリスはトラヴイスには教えたのだと思いました。)
「病めるアメリカ」を描いた、いわゆるアメリカン・ニューシネマの一本として、佳作であったと思います。
評論子は。
男なら一度は通りそうな恥がリアルに描かれる
ベトナム戦争後という時代背景はあまりこの映画の主軸としては関係なく、孤独で不満を抱えた男というのはいつの時代も哀しく滑稽である。
主人公の虚勢や不満や嫉妬、そしてフラストレーションが向かう矛先と行動……実際にあそこまで爆発することは稀だが、男として誰もが通ってきた『わかる』が主人公に詰まっているなぁ……という点がこの映画の特筆すべきリアリティーだと感じた。
孤独がひとを壊す
孤独が絶望感につながり、テロリストを生み出すのか、命の使い道を失い、行き当たりばったりに事件をおこす。映画では人助けとして結末している。ここまでのことでなくても、人は気持ちの持ちようで生きていけるということなのか!いろいろ投げかける映画であった。若きジョディとロバートデニーロがよかった。
忘れない為にレビュー
結局彼は何か自分の人生に対し目的を探していたのかな?🤔
彼女は出来ない、毎日機械的で退屈な仕事の繰り返し、そんな生活を送っていたら孤独や虚無感、人生の意義みたいな事も考えたくなる。そして毎晩彼の目に映るのは腐った街。
ここで彼は「やる」人間だと思いましたね。普通の人は目の前で間違った事が行われていても見て見ぬふりをする。何故なら自分に被害が被るから面倒は避ける。
だか今作の主人公はどんな方法を使ってでも間違いを正そうとする姿勢が見られた。
政治が変えれないなら俺がする、周りがしないなら俺がするみたいな極端で悪いですが😅
そして彼の悶々とした日々が晴れる出来事、確定ではないが人生の目的や意義を見つけ、見出した。ある意味恣意的な模索。
長くなりましたが最後に、結局の所殺人は殺人であるしダークヒーローみたいな綺麗な言い方はしたくない。これを肯定してしまうと世も末。認めたくはない。
ジョディ・フォスターこんな役やってたんだ。
終始、気持ち悪いし怖い男役を見事に演じ切ってるロバート・デ・ニーロさすが。独りよがり感が半端無い。
最後の銃撃シーンにはビビった。
相手が犯罪者で正当防衛が成り立てば、3人も殺しても英雄になるアメリカの銃社会こわっ。
正義の味方⁉️
若きロバート・デニーロ、超イケメン‼️
を観れるだけでも必見の価値あり。
タクシードライバー、トラビス。
黄色のタクシー。NY名物。
いろんな人が乗って来る。
大統領候補を乗せた。口ばかり上手い。
あの映画気持ち悪い。
ベッツイーに振られるの当たり前。
妻を殺すと言う変わった客も。
銃を4丁買う。
鍛錬して練習。胸毛気持ち悪い。
コンビニ?NY怖いなぁ。
強盗を撃ってしまった。
感謝の店主味方してくれた。
女の子を買う?
以前タクシーに乗って逃げようとした
アイリスを探してやっと会えた。
こんな仕事していちゃいけない、
逃がしてあげる、と声をかけるトラビス。
アイリス、逃げても‥と。
モヒカン頭で候補を狙うがバレて逃げる。
モヒカン頭だよ❗️
トラビスがわからなくなった。
アイリスを食い潰すギャング共を撃ち殺す。
殺人犯、と思っていたら新聞で英雄❣️になった。🇺🇸の法律わからないけれど💦
ベッツィーが乗って来て、新聞見たわ、と。
だから現実。
今日もおれが助けないといけないのは
いないかと物色するのだった。
良い人を殺してはいない。
悪い人を殺している。アイリスを助けている。日本の法律なら殺人犯。
アメリカの法律なら免れられるのか⁉️
違うだろう。じゃなぜ?
自分の中で解消できない人生の不満が、社会に対する攻撃として表れている
トラビスはベトナム戦争の帰還兵で、心を許せる家族も友人も誰一人いない孤独な男。学歴や知識、技術も無いので良い仕事には就けず、生きるために仕方なく働く毎日。さらに仕事柄、ニューヨークの人々の堕落ぶりが目につきやすいので、余計に負の感情が溜まる。性格も独り善がりなので、女性に対して相手を考えないアプローチをして嫌われる。そのような自分の中で解消できない人生の不満が、社会に対する攻撃として表れている。孤独で闇を抱えた男の描写が面白い映画。
アイリスを助けようと殺人にまで手を染めるところも、独り善がりの極みだと思う。ただ、ラストシーンで通常通り働いている姿を見ると、映画後半からの彼女を助けようとする行動は全て妄想なのかと思った。それでは最後のタクシーでのベッツィーの「新聞を見た」という発言は何だったのか。この辺の解釈は観客の判断に委ねられているのかもしれない。『キング・オブ・コメディ』のマーティン・スコセッシ監督の作品なので、それも有り得ると思った。
格差社会の現在、この映画にはまだまだ商品価値が…
もう何度目の鑑賞が分からない位だが、
けだるい街の雰囲気とそれを浄化したい
主人公の想いを映像と音楽で描いた
見事なタイトルバックが懐かしい
キネマ旬報ベストテン第1位選出
(但し、アカデミー賞は「ロッキー」
「大統領の陰謀」「ネットワーク」「オーメン」に
さらわれ、
作品賞・主演男優賞・助演女優賞・作曲賞の
ノミネートのみで無冠)
の、マーティン・スコセッシ監督作品を
TV放映を機に再鑑賞。
今回の鑑賞で印象的だったのは、
そもそもがこの物語の登場人物については
全員がその不器用性が強調されており、
その結果、それぞれ正義と不義の
境目ギリギリの生き様を
見せていたことだった。
主人公の主人公は勿論、
売春少女や彼女のヒモの男性も、
少し社会状況が変わっていたら
別の生き様があったのではと
思わせるような人物描写だった。
日本でも同じような状況の人物による
同じような事件を多く目にする。
彼らが
もう少し優しい社会に触れていたなら、
売春少女が再生したように、
この作品の登場人物にも別の人生が
あったのではとの想像も。
中でも、この作品の主人公は
現状社会への苛立ちを
暴力で解消しようとした。
しかし、
少し前に観た、同じスコセッシ監督の
「エイジ・オブ・イノセンス」の主人公は、
愛する人への想いを阻害する
現状社会への苛立ちを
解消しないままにその人生を送った。
どちらがより良い選択だったか。
マーティン・スコセッシ監督は、
その両極端の事例を
我々に示したのだろうか。
また、監督は男女二人のこの先の関係を
どう想像させようとしているのだろうかと
改めてラストシーンを注目もしてみた。
しかし、彼女は立ち去る主人公のタクシーに
再度視線を送ることもなく、
さっさと自宅の階段を上がっていった。
事件を切っ掛けにお互いの理解が進んだかに
見えた二人ではあったが、
それを阻害する格差社会が眼前とあることを
監督は示したのだろうか。
そうだとしたら、
格差社会が何かと問題になる現在、
この映画にはまだまだ商品価値が
あるような気もした。
否定と肯定の手のひら返し
久しぶりに鑑賞。
初見当時は内容がよく分からず、モヒカン頭で演説会場を襲おうとする危ない奴の映画ということしか覚えてなかった。だが、歳を重ねたせいか、感想も変わってきた。
この映画は、ある意味「戦争」を描いたものとも言える。
行為を起こす者にとっては、相手の不義を正すという大義のもとに行われる「正義」だが、別の立場から見ると、圧倒的に認められない。しかも、その評価は、ちょっと見方が変わるだけで、肯定にも否定にも手のひら返しのように変わる。
主人公の「少女を救う」という大義は、世界の至る所で代理戦争を戦うアメリカそのものの大義のメタファーであり、戦争によって精神的に傷つき、自分の考える正義を歪に肥大化させた主人公そのものもまた、アメリカ自身のメタファーなのだろう。
主人公に「政治には詳しくない」と語らせつつ、大統領選挙をストーリーに絡ませるあたりも、挑発的だと思った。
銃の持つ重み、弾き飛ばされる指、描かれる血の生臭さがリアル。
繰り返されるテーマ曲のメロディは美しくセンチメンタルで、古臭さを感じないのに、後半につけられている効果音には、50年という時を感じてしまうのはなぜなのかが、自分としてはおもしろかった。
訳わからん・・・
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タクシードライバーになったデニーロ。
別にどん底ってわけじゃないけど、人生が楽しくないようで、
常に孤独を感じ世の中に不満を持って生きてた。
ある日見かけた品のある女性を口説き、仲が良くなるが、
ふとしたことで怒らせてしまい音信不通になる。
次は悪い男に売春させられてる12歳の少女を救おうとする。
でも少女は決してその男を嫌ってはなく、失敗。
そしてついにデニーロは銃を購入し男を殺す。
隠れてた元締めみたいなヤツに撃たれるが、これも殺す。
で意識不明になり、突入して来た警察に捕まった。
2人も殺したら簡単に刑務所から出られないと思うが、
何故かラストシーンはまた運転手に戻ってた。
そして過去にフラれた女性を乗せる。
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うーん・・・よう分からんかったなあ。
人生に満足してへんから、何かを為したかったのだろう。
できれば他人を救って自己満足したかったんやと思う。
他人の役に立つことでしか自分に価値を感じない人はいる。
デニーロはそれだろう。とにかく自己肯定感が低い。
おれも基本的にはそのタイプの人間ではあるが、
だからこそ自分を満たすことに時間と労力を割いてる。
デニーロの自分を満たす行動は、方向性が誤ってると思う。
なーんて生真面目に善悪を語ってもしゃーないけどな。
映画にして面白いのは、いうまでもなくデニーロ型やから。
品のある女性や、その人が支持する政治家が頻繁に出るが、
一体何の意味があったんかよう分からんかったわ。
てか何で釈放されてんの?
これ以上のニューヨークはない
言わずと知れた名作。相当久しぶりに鑑賞したが、やはり素晴らしい映画だった。
若き日のデ・ニーロの演技力、そして年若き娼婦を演じるのはジョディ・フォスターで当時驚きの13歳だそうだ。
物語的にはベトナム戦争を経験し荒廃する都会と青年の焦燥感とやるせなさ。観る側を何とも言えない気持ちにさせる。
そしてスコセッシの撮るフィルム時代のニューヨーク、これ以上の描写は今後絶対にないだろうと思う。
個人的にはアメリカンニューシネマとして文句のつけようがない作品。
2012年11月第三回午前十時の映画祭にて
中々まとまらない。
皮肉なエンディングやジョディ・フォスターの妖しさはわかるけど、デニーロをただのおかしな人と言ってしまうのも違うし、かといって彼に肩入れする気にもなれないし、うまく咀嚼できないけどうま味はする。
さて、どうしたものかわからない。
約50年前の作品
1976年。若き日のロバートデニーロ主演
不眠症のトラビスはなんとか眠る方法を試す
色々試すが、常軌を逸してる。
13歳の売春婦役はジョディフォスター。
大物俳優も最初は新人で苦労があったのだろう
物語のラストはめちゃくちゃで、死んだと思ったら生きててしかも英雄になっていた。果たしてこんな奴を英雄にしてもよかったのか?
オールタイムベスト10で絶対的に今だに上位の作品
小さい頃に正月の深夜にテレビでたまたまやってて見たのですが変わり者の主人公が変な事して最後は少女を助けたくらいの思い出だったのが ある程度歳をとってから鑑賞したらデニーロがカッコ良過ぎて痺れましたね。
この頃って映画の影響でランボーが流行ったからランボーナイフを買うとかバックトゥーザフューチャーを見てアメカジ的な格好を真似するとか作品を見る事による影響って相当ありましてタクシードライバーは今だにタンカースジャケットのトラヴィス 仕様のやつを持っててM-65に空挺のワッペン付けてキングコングカンパニーのワッペン付けて着たりしてますし今だに定期的に鑑賞するくらいイカした映画だと思ってます。
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