太陽の年
劇場公開日:1988年5月14日
解説
第2次世界大戦終わりのポーランドの街で出会ったアメリカ兵とポーランド女性の愛の行方を描く。製作はミハウ・スチャルビッツとミヒャエル・べーメ、監督・脚本は「コンスタンス」のクシシュトフ・ザヌーシ、撮影はスラヴォミル・イトシアク、音楽はヴォイチェフ・キルアルが担当。出演はマヤ・コモロフスカ、スコット・ウィルソンほか。オリジナル・タイトルはRok Spokojnego Stonca
1984年製作/106分/ポーランド・西ドイツ・アメリカ合作
原題または英題:A year of the Quiet Sun
配給:俳優座シネマテン
劇場公開日:1988年5月14日
ストーリー
46年のポーランド。戦争で夫を亡くし、クッキーを焼いて足の悪い母(ハンナ・スカザンカ)を養っているエミリア(マヤ・コモロフスカ)は、ある日戦争の後遺症に悩むアメリカ兵ノーマン(スコット・ウィルソン)と出会った。次第に2人は好意を抱きあうが、厳しい状況の中では、2人の幸福に暮らしたいという望みすら実現困難である。裁判所による夫の死亡宣告がない限り再婚できないというエミリアに、ノーマンはいつまでも待つと彼女を抱くのだった。娘の幸せを願いつつ母は死に、エミリアは彼女が自分だけを出国させるつもりだったことを知り深いショックをうけ、同時に国を離れない決心をした。そして何も知らないノーマンは、エミリアに誘われるまま別れのダンスを踊るのだった。64年、修道院の老人ホーム。すっかり白髪になったエミリアは、院長からアメリカヘ出発できることを知らされる。しかし荷物を持って部屋を出ようとした時、エミリアはよろめいたまま倒れ込んだ。今彼女の目には、アメリカの荒野からやってきたノーマンと、あの日踊ったダンスの光景が浮かびあがるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- クシシュトフ・ザヌーシ
- 脚本
- クシシュトフ・ザヌーシ
- 製作
- ミハエル・ベーメ
- ミハウ・スチャルビッツ
- 撮影
- スワボミール・イジャック
- 音楽
- ボイチェフ・キラール
- 編集
- Marek Denys
- 字幕
- 岡枝慎二
受賞歴
第43回 ゴールデングローブ賞(1986年)
ノミネート
最優秀外国語映画賞 |
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第41回 ベネチア国際映画祭(1984年)
受賞
金獅子賞 | クシシュトフ・ザヌーシ |
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