ソドムの市(1975)
劇場公開日:2026年3月13日
解説・あらすじ
「奇跡の丘」「アポロンの地獄」「テオレマ」などで知られるイタリアの奇才ピエル・パオロ・パゾリーニが、マルキ・ド・サドの「ソドム百二十日」をもとに、第2次大戦末期、ファシストたちが少年少女を集めて繰り広げる異常な宴の様子を描いた作品。
1944年、第2次大戦の終焉が迫る北イタリア・サロ。敗戦の影が濃くなる中、侯爵、大司教、判事、大統領の4人の権力者が、町中の美少年や美少女を拉致し、閉ざされた館で独自の支配の儀式を始める。そこでは、人間性が試され、快楽と苦痛、秩序と狂気がねじれ合う異様な日々が続く。少年少女たちに逃げ場はなく、服従と絶望の狭間で心を削られていく。
美と残酷、支配と欲望、そして死の影が交錯し、時代の狂気をフィルムに焼き付けた本作は、ショッキングな内容と描写の数々で物議を醸した。音楽を名匠エンニオ・モリコーネが担当。完成後の1975年に不慮の死を遂げたパゾリーニ監督にとって、本作は遺作となった。
1975年製作/117分/イタリア・フランス合作
原題または英題:Salò o le 120 giornate di Sodoma
劇場公開日:2026年3月13日
その他の公開日:1976年9月25日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 製作
- アルベルト・グリマルディ
- 原作
- マルキ・ド・サド
- 脚本
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- セルジオ・チッティ
- 撮影
- トニーノ・デリ・コリ
- 美術
- ダンテ・フェレッティ
- 衣装
- ダニロ・ドナティ
- 編集
- ウンベルト・アンセルッチ
- 音楽
- エンニオ・モリコーネ


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