続・殺しのテクニック 人間標的

劇場公開日:

解説

「二匹の流れ星」のエルミニオ・ポンティローリ(別名ミノ・ロイ)の脚本を、初登場のハル・ブラディが監督したアクション。撮影は「殺しのテクニック」のエリコ・メンツェル、音楽も同作品のロビー・ポワットヴィンが担当した。出演は「帰って来たガンマン」のヘンリー・シルヴァ、「続さすらいの一匹狼」のイヴリン・スチュワート、フレッド・バーほか。テクニカラー、テクニスコープ。

1967年製作/イタリア
原題または英題:Assassination
配給:松竹映配
劇場公開日:1967年8月26日

ストーリー

秘密諜報員ジョン・チャンドラー(H・シルヴァ)は、無実の罪で死刑の宣告を受けた。だが情報部では何か特別の理由をつけて、彼を電気椅子から救った。そのことはジョンの妻バーバラ(E・スチュアート)には秘密のうちに行われた。そして彼の遺産はジョンの弟フィリップが相続することになった。やがてジョンは情報部の計画に従って、フィリップになりすまし極右の犯罪組織に加わることに成功した。その足で妻のバーバラを訪ねたジョンは、彼女がボブ(F・ベイア)という男と結婚したことを知った。二人のハネムーン先ハンブルグへ飛んだジョンは、ひとりの上院議員の行動を追っているボブを見つけた。そしてその上院議員の命を犯罪組織の一味が狙っていることも知った。ジョンは初めボブもまた諜報員であると思っていたが、たまたま彼が一味の首領ラングと一緒にいる現場をとらえ、犯罪組織の一員であることをつきとめた。そしてボブを殺した。バーバラもフィリップがジョンその人であることに気づいて自殺した。ラングはフィリップに上院議員殺害を命じ、腹心の部下にはジョンの命を狙わせた。だが上院議員を殺したフィリップは逆に、彼を狙う部下を襲いラングの居場所を吐かせた。ラングは世界平和会議が開催されるベルリンへ飛ぶところだった。彼はジョンを利用するだけ利用して、罪を自分に着せ、国連の司法機関に突き出す魂胆だった。それを悟ったジョンはラングを倒し、自分の無実を証明する証拠をそろえて、情報部に渡した。

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