スリープ・ウィズ・ミー

劇場公開日:

解説

友情と恋愛感情がこじれてとまどう親友同士の男女三人組の姿を描くロマンチック・コメディ。監督は「3人のゴースト」「アビス」などのカメラ助手を経て、本作で監督デビューしたロリー・ケリー。製作は「恋愛の法則」の監督マイケル・スタインバーグとロジャー・ヘッデン、そして本作には企画の初期から関わった、主演のエリック・ストルツ。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョエル・カステルバーグ。脚本はケリー、ステインバーグとヘッデン、デュエイン・デル・アミーコ、ニール・ヒメネズ、ジョー・キーナンの共同。撮影は「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」「フォー・ルームス」の3作でクエンティン・タランティーノと組んで知られるアンジェイ・セクラ。音楽はデイヴィッド・ローレンス。美術はランディ・エリクソン、衣裳はイシス・ムセンデン、編集はデイヴィッド・モリッツがそれぞれ担当。主演は「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」のエリック・ストルツ、「リバー・ランズ・スルー・イット」のクレイグ・シェーファー、テレビのミニ・シリーズ『堕ちた天使たち』(V)のメグ・ティリー。共演には「ヒート」のスーザン・トレイラー、「パーティー・ガール」のパーカー・ポージー、「ラジオ・デイズ」のトッド・フィールド、「バルセロナの恋人たち」のトーマス・ギブソン、「トラスト・ミー」のエイドリアン・シェリー。「パルプ・フィクション」の監督クエンティン・タランティーノがノー・クレジットで、パーティの客の映画マニア役でゲスト出演。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Sleep With Me
配給:セテラ(セテラ=イメージファクトリー・アイエム提供)
劇場公開日:1996年10月26日

ストーリー

ニューメキシコを車で旅行するジョゼフ(エリック・ストルツ)と恋人のサラ(メグ・ティリー)、それにフランク(クレイグ・シェーファー)は学生時代からの親友同士。道中、ジョゼフはサラに正式に求婚する。結婚式の前日、サラはフランクに、最初ジョゼフと一時的に別れたとき彼に心が傾いたことを話す。そして彼にキスして、ほら、このまま友達でしょと言う。ところがフランクの方はそうはいかない。仲間うちのポーカーの会で、彼はジョゼフに際どい勝負をふっかけて怒らせてしまう。パーティーでなぜ結婚しないのかと尋ねられたフランクは、サラみたいな女性に出会わないからだと言って、突然彼女の唇を奪う。友人ナイジェル(トーマス・ギブソン)の義母が英国からやって来て、皆をお茶に招く。男たちは彼女の英国風のスノビズムにうんざりする。そこえフランクが女友達を連れて顔を出し、またもや緊張が漂う。頭に来たジョゼフはアテナ(パーカー・ポージー)を車に乗せて行ってしまう。怒ったサラはやけになってフランクの車で去り、彼と寝てしまう。六日後、ドゥエイン(トッド・フィールド)の書いた脚本がハリウッドの映画会社に売れたお祝いのパーティーがある。パーティーでは映画学校のマニアックな学生シド(クェンティン・タランティーノ)が「トップガン」の隠されたゲイ的テーマについて論じている。フランクはドゥエインの妻デボラ(スーザン・トレイラー)に出席を断られ、裏の窓から家に進入して、サラを捕まえて二人でバスルームの中で口論する。そこにジョゼフがやって来るが、彼女は危機一髪でフランクを追い返す。彼が車に戻ると、助手席にはジョゼフが座っていた。彼はサラを呼び出し、皆の前で「彼を選んだのか」と問い詰める。サラはあなたこそアテナという女と寝たはずだと言うが、彼は自分は寝なかったと明かす。混乱したサラは一人車で去るが、すぐ先の角で車を止めた。ジョゼフがその彼女に追いつき、二人はお互いを許し会う。一部始終を見ていたドゥエインが「科学の進歩で我々は長生きできるようになった。だが悲劇的なことに、世代を経れば経るほど我々は愚かになっている」と呟く。フランクは一人去っていく。

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