スライディング・ドア

劇場公開日:

解説

電車のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合という、ふたつの運命による恋の行方を並行して綴っていくユニークなラヴ・ストーリー。監督・脚本は、「父の祈りを」などの俳優として知られるピーター・ホーウィット。これが劇映画の長編デビュー作となる。製作は、「トッツィー」「愛と哀しみの果て」などの監督として知られるシドニー・ポラックとフィリッパ・ブレイスウェイト、ウィリアム・ホルバーグの共同。撮影はレミ・エイドファラシン。音楽はデイヴィッド・ハーシュフェルダー。美術はマリア・ジャーコヴィック。編集は「リービング・ラスベガス」のジョン・スミス。衣裳デザインはジル・テイラー。出演は「セブン」「大いなる遺産」のグウィネス・パルトロウ、「フォー・ウエディング」のジョン・ハンナ、「モル・フランダース」のジョン・リンチ、「ウォーターワールド」のジーン・トリプルホーンほか。97年サンダンス映画祭オープニング作品。

1997年製作/100分/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Sliding Doors
配給:KUZUIエンタープライズ
劇場公開日:1998年9月12日

ストーリー

ヘレン(グウィネス・パルトロウ)は広告代理店の管理職。作家志望のジェリー(ジョン・リンチ)と同棲している。今日も彼をベッドに残してあわてて出勤するが、遅刻してミーティングに出た途端、クビを言い渡される。最悪の気分で駅に向かった彼女は電車に乗ろうとするが、乗り込む寸前にドアが閉まってしまう。だが、もしこの電車に間に合っていたら? この時からヘレンの人生は、2つの運命に分かれて展開されていく。電車に乗っていた場合……ヘレンは隣に座った男性ジェームズ(ジョン・ハンナ)に話しかけられる。ユーモアたっぷりに励ます彼に慰められたものの、家に帰りついてみればジェリーは昔の恋人リディア(ジーン・トリプルホーン)とベッド・インの最中。ヘレンはショックで家を飛び出し、友人の家に転がり込んだ。そして偶然とあるバーでジェームズと再会し、彼の助言でヘレンは小さな事務所を構えて成功する。こうして2人は仲を深めていくが、実はジェームズには妻がいた。それにショックを受けるヘレンだが、妻とは離婚の手続き中だというジェームズを信じ、彼のもとへ走り出す。が、その時、車が彼女を跳ね飛ばす。病院に運ばれたヘレンは命を失ってしまった。一方、電車に乗れなかった場合……ヘレンが不機嫌そうに帰宅すると、ジェリーはあわてて浮気の跡を隠していた。ジェリーの浮気を知らないヘレンは、ウェイトレスとして働き始めるが、冴えない日々。やがてジェリーの浮気に気づき、ショックで階段から転げ落ち、病院に運ばれる。無事ケガは回復するが、ジェリーとは別れを決意する。そしてヘレンは退院し、病院のエレベーターに乗り込んだ。そこにいたのは電車に乗っていた場合のヘレンを失って意気消沈している、あのジェームズであった。

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0マイナーだけど色んな人に観てほしい映画。

2024年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

面白かった!!! 始まって一回もダレることなく 最後まで食い入るように観た。 話の展開の仕方も斬新で面白いけど 何より人間模様の描き方が面白かった。 クズ男にとにかく腹立つ。 でも好きだと許してしまったり 分かってはいるけど言わなかったり、、、 かと思えばめっちゃ責めたり、、、 なんか分かるなとも思った。 主演の女優さんが綺麗。 ブラピの元奥さんらしい。セブンにも出ててそれがきっかけで結婚したらしい。 ストーリーも面白いし 音楽がすごく良かった。 主題歌のAQUAが個人的に好きなのでDVDの後ろに ミュージックビデオが入ってるのが嬉しかった。 観たDVDが何故か4:3だった。 16:9のもあるのかな…

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みー

3.0これは運命?

2022年1月2日
PCから投稿

会社の帰り道、電車に乗りそびれた私と、ギリギリ乗り込めた私の物語が同時進行で描かれる。 電車一本の違いでこんなにも人生は変わってくるのだけれど、起こるべき事は起こるし、出会うべき人とは出会う。良くも悪くも人生は偶然と必然の積み重ね。

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セロファン

4.0観やすくてわかりやすくて好きな作品

2018年1月8日
iPhoneアプリから投稿

タイトルにもあるスライディング・ドア。 ある日、乗りたい地下鉄の列車のドアが閉まろうとしてる。 それをスライディング(駆け込んで)で乗れた場合と乗れなかった場合の2つのストーリーが同時進行で描かれていく。 主人公のヘレンの人生が、乗れなかったAと乗れたBに分かれる上に同時進行で観せるので一見混乱しそうな設定なわけだが、ヘレンの頭にできた傷や髪の毛の長さを変えることでAなのかBなのか観やすくなっているので混乱しなくて観やすくなってたのが上手い観せ方だなって思った。 傷のできかたは唐突感もあったけど、浮気をバレさせないための時間差を作るカラクリにもなっているので面白い脚本だと思って観れました。 結末もスライディング(駆け込み)した人生としなかった人生で大きく変わるわけですが、恋愛もスライディングするしないの教訓のようなものになっていて面白いですね。 なんて無い会話やジョークも面白いですし、登場人物もキャラが出ていて良かったです。 ひとつ言わせてもらうと主人公ヘレンだけ物語上の魅力がイマイチ分からなかったですね。なぜ男たちがヘレンに夢中になるのかイマイチのれなかったです。

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かに

4.5秀逸

2016年8月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

泣ける

楽しい

ラブストーリーとして最高の作品。 言うことなく、楽しめました。

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モリ